日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

早春の会津を行く 2012二日目

2012-03-11 21:22:40 | 東北
全行程終了です。東北道を走って帰ります。なまじ余裕が出るとその分慢心してしまうのは旅先での常であり、今回も大広間で休憩などをとるうちに結構な時間を消費してしまいました。しかし、まっすぐ走れば三時間ほどの距離ですから、今から出れば日付を少し越える程度の帰着時間になります。なんとなれば宇都宮から一般道で帰ってもよさそうです。いずれにしても破綻しない程度の時間には着くでしょう。
にわか雪は上がったものの、シャーベット状の雪が相棒の前後のガラスと屋根に積もって、雪落としのブラシがまさかの再登場と相成りました。たかだか一時間少々でこれなのですからかなりの降りようです。そう思ったら今度は乾いた細かい雪が降ってきました。旅の終わりを飾るにふさわしい、印象的な一幕です。
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早春の会津を行く 2012二日目

2012-03-11 19:34:00 | 温泉
早春の旅の最後は思いもかけない雪見の湯で締めくくることになりました。去年と同じ「のんびり温泉」を訪ねます。雪はいつしかぼたん雪に変わり、夜空から音もなく落ちてきます。綿のようにゆっくりと舞い降りる冬場の雪ではなく、垂直に落下する大粒の雪です。傘がなければ濡れてしまう無粋さも、春らしい雪と思えば風流に感じられてくるのが不思議です。あとは長距離移動を残すだけ、この時間なら先を急ぐこともありません。名残の春雪を心ゆくまで鑑賞してから帰路につきます。

★のんびり温泉
郡山市三穂田町山口山崎山11-1
024-953-2611
730AM-2200PM
入浴料500円(平日1900PM- 300円、土日祝日700円)
泉質 ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
泉温 49.1度
pH 9.3
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早春の会津を行く 2012二日目

2012-03-11 19:05:17 | 東北
先ほどから降り出した小雨がみぞれ混じりの雪に変わり、ぱらぱらと音を立てて落ちてきました。それも、停めた車にうっすらと積もるほどの降りようです。会津でさえ降らなかった雪が中通りで降るとは意外に思えるものの、麦とろの店主によれば、中通りのにわか雪は春先の風物詩だそうで、この二日はまさに早春らしい天候だったということのようです。一口に春といっても様々な形があるものだと実感させられます。
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早春の会津を行く 2012二日目

2012-03-11 18:40:32 | 酒屋
高速道路無料の恩恵に与り、磐越道を飛ばして郡山に着きました。道中最後の酒屋に立ち寄ります。訪ねるのはもちろん「泉屋」です。
吹き抜けの高い天井を持つ店内を太い柱と梁が貫き、床もフローリングに仕上げられるなど、天然木を贅沢に使った造りが秀逸です。店内の一角にはエドヒガンの生け花が。桜の開花まであと少しです。

★泉屋酒店
郡山市開成2-16-2
024-922-8641
1000AM-2000PM(日祝日 -1900PM)水曜・第三火曜定休
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早春の会津を行く 2012二日目

2012-03-11 17:23:40 | 東北
最後は龍ヶ沢で湧水を汲みます。
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早春の会津を行く 2012二日目

2012-03-11 16:07:13 | 東北
来た道を引き返して猪苗代方面へ向かいます。行きは見事な雪晴れだったはずが、いつの間にか空全体が薄雲に覆われ、彼方の山は雪雲に覆われてきました。それより驚くのは風の冷たさです。気温自体は行きと全く同じだというのに、上着要らずの陽気が一転、手もかじかむような冷たい強風が磐梯山の方から吹き下りてきました。この空からやがては雪が降り出すのでしょうか。今まで知らずにいた早春の雪国の気候を垣間見るようです。
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早春の会津を行く 2012二日目

2012-03-11 15:01:38 | B級グルメ
二軒目は毎度おなじみ「ひさじ屋」です。昼時を外したこともあり先客はなく、貸し切りの店内でゆったりとチャーシュー麺をいただきます。テレビからは震災から一年が経ったことを伝えています。たしかにあの揺れが来たのはこの時間でした。そんなことも思わず忘れてしまうほど、喜多方の町は平和かつのどかです。

ひさじ屋
喜多方市水上6816-6
0241-22-7639
1000AM-1900PM
チャーシューメン750円
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早春の会津を行く 2012二日目

2012-03-11 14:22:56 | B級グルメ
あまりに眺めがよすぎて、同じ場所に一時間以上も滞在してしまいました。すっかり遅くなりましたがようやく喜多方の町に入ります。本日一軒目に訪ねるのは「まこと食堂」です。

まこと食堂
喜多方市字小田付道下7116
0241-22-0232
730AM-1500PM(月曜定休、祝日の場合は火曜休業)
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早春の会津を行く 2012二日目

2012-03-11 13:04:31 | 東北
今回再訪してみて気付いたのは、飯豊山と会津盆地を一望できる位置に交差点があり、そこから一直線の緩い坂が盆地に向かって下りていくことです。一直線の道といえば、まず思い浮かべるのは北海道であり、直線の長さでいうならこれ以上の道はあちらにも無数にあります。しかし、広大な盆地を背にして登ってくる光景には、唯一無二の個性があります。前回の曇り空では気付かなかった、今回再訪したからこその発見です。
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早春の会津を行く 2012二日目

2012-03-11 12:41:47 | 東北
会津盆地を見下ろす県道を北上します。真っ白な雪原の向こうに飯豊連峰が。雲をかぶった稜線がやや惜しまれるものの、それでも十分よい眺めではあります。小鳥がさえずり雪解け水が流れて、まさに春到来といったところでしょうか。雄国パノラマラインの愛称も納得です。
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早春の会津を行く 2012二日目

2012-03-11 12:17:07 | 東北
会津若松を出て最初に訪ねるのは広田駅です。昨日の雪は既に解け、山頂まで晴れわたった磐梯山が見えてきました。残雪の山々に囲まれた構内に、ぽつんと残るセメントサイロがよい味を出しています。
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早春の会津を行く 2012二日目

2012-03-11 11:38:10 | 東北
天候はもちろんのこと若松の町並みも素晴らしく、結局午前一杯滞在してしまいました。昨日会津に早着した貯金もこれで帳消しです。米沢まで足を延ばすにはいささか厳しく、あとはいつも通りの展開といったところでしょうか。
ちなみに現在の気温は5度、しかし温度計の表示が信じ難いほど暖かで、車内に日が差し込むと暑くなってきます。春間近と実感する陽気です。
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早春の会津を行く 2012二日目

2012-03-11 09:49:15 | 東北
朝食をいただいて出発します。終始冴えない空模様だった昨日から一転、目の覚めるような青空が広がりました。今日は何かと忙しくなりそうです。
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早春の会津を行く 2012二日目

2012-03-11 08:18:50 | 東北
活動を再開します。昨夜は宿に戻るやいなや、風呂にも入らずそのまま倒れ込むという結末でした。深酒が常態化しつつある今日この頃ですが、その割に気分がすっきりしているのは幸いです。若松と坂下は昨日のうちに回ったため、今日は磐梯山麓を回って喜多方へ向かい、そこから峠を越えて米沢へ向かおうかと考えています。
それにしても、震災から一年の節目を会津で迎えるというのも感慨深いものがあります。昨夜の若松市街は何事もなかったかのような賑わいでした。一年前の悪夢を思えば、平和な世の中になったものだというのが実感です。
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