2100形の快特に乗った以上、終点まで乗り通したいという考えはありながらも川崎で下車しました。牛タン焼の名店「八たん」を目当てにしてのことです。
川崎に勤めていた一昔と少し前、なけなしの金をはたいて週に一度は通った店です。しかし、その後職場を移ってからは、年を追うほど縁遠くなり、前回がいつだったのかも思い出せないほどの無沙汰をしてしまいました。時間にも腹具合にも余裕はあり、なおかつ次の機会がいつ巡ってくるか分からない状況を考えたとき、貴重な機会をやり過ごすことはできなかった次第です。
それほどまでに愛用してきたのも、ここの牛タンが他店では決して味わえない唯一無二の逸品だからに他なりません。当店とともに川崎の双璧をなす「杉作」が、元祖である「太助」の味に忠実なのに対して、大口を開けずともいただける牛タンは「一隆」に近い切り方をしています。ただし、より弾力のある歯触りと、胡椒の風味を効かせた味わいは明確に異なっており、その独自性はテールスープについても同様です。久々の味わいには格別のものがありました。
前回訪ねたときは女将が不在で、足繁く通った頃には見かけなかった娘さんが代わりに店を仕切っていました。それがいつだったのかも思い出せないということは、女将とは少なくとも数年単位の無沙汰だったわけです。それほどの年月が流れたこともあって、喜寿を過ぎた女将が年齢以上に歳をとったように感じられます。とはいえ、今も時折炭火の前に立つなど、矍鑠とした様子なのは幸いです。
★八たん
川崎市川崎区本町1-8-28
044-244-9247
1700PM-2130PM(LO)
日祝日定休
川崎に勤めていた一昔と少し前、なけなしの金をはたいて週に一度は通った店です。しかし、その後職場を移ってからは、年を追うほど縁遠くなり、前回がいつだったのかも思い出せないほどの無沙汰をしてしまいました。時間にも腹具合にも余裕はあり、なおかつ次の機会がいつ巡ってくるか分からない状況を考えたとき、貴重な機会をやり過ごすことはできなかった次第です。
それほどまでに愛用してきたのも、ここの牛タンが他店では決して味わえない唯一無二の逸品だからに他なりません。当店とともに川崎の双璧をなす「杉作」が、元祖である「太助」の味に忠実なのに対して、大口を開けずともいただける牛タンは「一隆」に近い切り方をしています。ただし、より弾力のある歯触りと、胡椒の風味を効かせた味わいは明確に異なっており、その独自性はテールスープについても同様です。久々の味わいには格別のものがありました。
前回訪ねたときは女将が不在で、足繁く通った頃には見かけなかった娘さんが代わりに店を仕切っていました。それがいつだったのかも思い出せないということは、女将とは少なくとも数年単位の無沙汰だったわけです。それほどの年月が流れたこともあって、喜寿を過ぎた女将が年齢以上に歳をとったように感じられます。とはいえ、今も時折炭火の前に立つなど、矍鑠とした様子なのは幸いです。
★八たん
川崎市川崎区本町1-8-28
044-244-9247
1700PM-2130PM(LO)
日祝日定休