日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

春まだ浅い北陸へ Returns

2014-03-01 21:47:48 | 居酒屋
宿に戻って一息入れて二軒目に移ります。立ち寄るのは福井の真打ち「紋や」です。
先月訪ねた金沢の「浜長」と同様、この店も真打ちというからにはあえて後回しにしたい店です。というのも、早い時間は予約客で混み合うと聞いており、カウンターで酒を呑むなら遅い時間の方が好適だからです。
この店を再訪するにあたっては、珍しく予約をとりました。というのも、飛び込みで訪ねたとき、カウンターに予約席の札が立っていたのを、温情措置で何とか入れてもらったという経験が二回ほどあったからです。ところが今回訪ねてみると、カウンターは五分の入りで予約席の札もありません。結局名前を告げることもなくあっさり着席。一人で呑むのに予約をするというだけでも気後れするのに、そもそも予約など全く必要なかったわけで、何とも小恥ずかしい結果となりました。もっとも、この店で呑むことが福井へ足を運んだ目的の少なからぬ部分を占める以上、首尾よく入店できたのはよいことです。

紋や
福井市中央3-4-6
0776-23-0040
1700PM-2400PM(日曜定休・祝日の場合は翌日休業)

梵・常山・早瀬浦二合
突き出し(胡麻豆腐)
地鶏四種焼き
竹田のあげ焼き
うるいぬた
カキの味噌鍋
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2014-03-01 20:11:58 | 居酒屋
宿の至近で赤提灯を掲げた呑み屋に少々心惹かれながらも、事前に当たりをつけた店にやってきました。もちろん教祖のおすすめではなく、自分で探り当てた店でもありません。それでは何故知ったかといえば、知人二人による情報からです。しかも両人同士は知人でも何でもなく、当然ながら別々に訪ねています。知り合いの中でも筋金入りの居酒屋好きである両人が、揃いも揃って絶賛する店なら、素通りするわけにはいかないでしょう。その「かっぱ」を本日の一軒目とします。

かっぱ
福井市順化2-19-16
0776-23-4556
1730PM-2400PM(日祝日定休)

早瀬浦・一本義
突き出し(めかぶ)
かじき昆布〆
いか沖漬
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2014-03-01 19:29:39 | 北陸
一通りの乗車と申し訳程度の撮影を済ませて昼の部は終了です。どんより曇った小雨交じりの天候は最後まで変わらず。ある程度承知していたとはいえ、天候に関しては見事なまでの空振りでした。しかし、早々に切り上げるつもりが結局この時間まで活動に費やしたのですから、それなりに充実していたということにはなるのでしょう。嘘か真か、明日は終日晴天と予想されています。今日にもまして忙しくなりそうです。
この後はもちろん酒場で一献傾けます。福井といえば、福島、前橋、千葉、岐阜、徳島、山口とともに、教祖おすすめの居酒屋が一軒もない、数少ない県庁所在地の一つです。だからといって、福井が居酒屋空白地帯というわけではありません。不動の行きつけである「紋や」を始めとして、自ら歩いた経験と、活動仲間の情報などから、当たりをつけている店がいくつかあります。今回は新規で一軒開拓してから、真打ちの「紋や」に河岸を替えようかと思っています。
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2014-03-01 18:48:34 | 酒屋
クロスシートの新造車FUKURAMに揺られて福井に戻りました。戻ったはよいのですが、ただならぬ気配を放つ酒屋を車窓越しに発見したため、再び電車に乗って引き返してきました。立ち寄るのは木田四ツ辻の「いしかわ」です。
福井の地酒に久保田、八海山と有名どころを揃え、酒とワインを二枚看板にした品揃えば、ウォークインのワインセラーがあるところを含めて松本の「山崎精一商店」に似ています。車窓越しに感じ取った気配に比べれば、感嘆するほどの名店というほどではないものの、福井で酒を買うなら、この店を押さえておけば間違いはないでしょう。
桜色のラベルにつられて白岳仙を選択。酒も次第に春らしくなってきました。

★酒 いしかわ
福井市西木田2-4-12
0776-36-0206
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2014-03-01 17:28:05 | 北陸
終点の越前武生まで乗り通し、そこから北府、家久と二駅に立ち寄って福井へ戻ります。どんより曇って全く撮影にならないのが惜しまれるものの、木造駅舎の健在ぶりを再確認できたのは幸いでした。
今回特筆すべきは、家久の駅舎が改装されていたことです。それも、安っぽい建材を貼り付けるなどという姑息なものではなく、北府の駅舎と同様、瓦を葺き替え、焦茶の下見張板を一新した上で、建物全体が再生されています。一昨年訪ねた時点で、必要な手入れはされながらも、寄る年波には勝てず傾いだ様子がうかがわれただけに、保存を前提に面目を一新したのはまことに喜ばしいことです。古い駅舎を手入れもせずに取り壊すJR東日本には、福鉄の爪の垢でも煎じて飲めと言いたくなります。
北府の木造車庫が改装中だったのも、もしかすると模様替えの最中なのかもしれません。次回福井を訪ねる時は、新装なった車庫に是非とも足を運びたいものです。

★越前武生1635/1635K/1637北府1649/1647レ/1652家久1710/1705K/1747福井駅前
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2014-03-01 16:05:29 | 北陸
続いては福鉄に乗車します。武生まで往復して戻った頃には呑み屋が開くという寸法です。
それにしても、ラッシュでも何でもない時間帯だというのに、全線を半分ほど走ってもまだ立ち客が出ています。毎時三本走る電車がこの混みようとは大したものです。

★福井駅前1535/1524レ/1628越前武生
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2014-03-01 15:10:50 | B級グルメ
先週松本へ着いたときには、何よりもまずカリーが頭に浮かびました。それと同様、福井で昼時にまず思い浮かぶものといえばこれです。毎度おなじみ「ヨーロッパ軒」のカツ丼をいただきます。
未踏の店舗がまだいくつもある中、今回は月並みながら総本店を選択。駅から徒歩圏内の店舗がないわけではないものの、小雨が降る中傘を差して歩くのも面倒です。昼時を過ぎれば、一見客で混み合う可能性も低かろうと考え、四年ぶり二度目の入店と相成りました。
薄切り肉に細かいパン粉をまぶしてからっと揚げた独特の食感もさることながら、単なるウスターソースとは違う、酸味の効いた特製ソースが秀逸で、ご飯にもよくなじんでいます。語弊を恐れず大胆にいうなら、鰻丼のタレとご飯との関係にも似た絶妙な取り合わせです。二、三時間後に呑むという事情があったとしても、やはり福井へ来てカツ丼を素通りするという選択は考えられません。

ヨーロッパ軒 総本店
福井市順化1-7-4
0776-21-4681
1100AM-2000PM(火曜定休)
ミックスカツ丼950円
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2014-03-01 13:50:41 | 北陸
東京駅から延々七時間、四本の列車を乗り継いで、昨秋以来となる福井に着きました。当然ながら雪もなければ身を切るような寒さもなく、公園では八重の紅梅が咲いています。北陸にも日毎に春が近づいているようです。
この後は宿に荷物を置いて電車に乗ります。しかしながら、どんより曇ったあいにくの空模様は一貫して変わらず、とうとう雨も降り出して、これでは活動意欲も今一つ湧きません。日中の活動は早めに切り上げ、夜の酒場めぐりに注力することとなりそうです。
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2014-03-01 12:04:04 | 北陸
二時間の移動を終えて金沢に着きました。しかし今回は素通りして福井へ向かいます。全国屈指の特急街道だけに、10分少々待てば後続の特急がやってはくるものの、100kmに満たないわずかな距離です。今日は先を急ぐ必要もないため、普通列車でのんびりと行きます。周遊券があった当時は特急列車で一気に駆け抜け、近年は車一辺倒だった北陸だけに、貴重な機会となりそうです。
かつての国鉄急行型三両編成を二両編成で置き換えたため、何かと不評を聞くことの多い521系電車ですが、同様の手法を十八番とする東日本と根本的に違うのは、全席転換クロスシートの新車だということです。都会で二十年も使い古したロングシート車を、ほとんどなんの改装もせず地方に転用する厚顔無恥ぶりを思えば、西日本には多少なりとも良心が残っています。

★金沢1203/342M/1319福井
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2014-03-01 10:55:23 | 北陸
只今富山を発車。金沢まであと30分少々というところで車掌が代わりました。
国鉄特急型電車で300km以上にわたり日本海縦貫線を行く、今や生きた化石といっても過言ではない北越号ですが、一つだけ残念なのは車掌が細切れで交代することです。かつて長距離列車といえば、同じ車掌が始発駅から終着駅まで乗務するのが当たり前で、新大阪を境に交代する東海道・山陽新幹線などはむしろ例外でした。東京駅と上野駅にも、西日本や九州の車掌が、夜行列車ではるばる乗り入れていたわけです。日本海縦貫線も例外ではなく、新潟行の「雷鳥」に大阪の車掌が乗務している光景などは、そこはかとない旅情を誘ったものでした。それが今では、長距離列車そのものががことごとく分断されてしまったばかりか、乗務員は会社の境界でいちいち交代し、あまつさえ自社線内でも短区間で入れ替わり、それにいささか興ざめするのです。「銀河鉄道999」の車掌が何度も何度も入れ替わるようなものだと思えば、この心情を多少なりとも理解していただけるでしょうか。合理化という大義名分はあるにしても、あと30分なら終点まで乗り通してほしいのですがね…
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2014-03-01 09:57:15 | 甲信越
雪景色を眺めたり、荒波寄せる日本海を眺めたりするうちに、一時間半の移動は一瞬たりとも退屈することなく終了。直江津からはお待ちかねの「北越」で金沢へ向かいます。
上沼垂色の485系だった前回に対し、今回運用につくのは外観も室内も改装された3000番台だけに、旅情の点では一歩譲るものがあります。しかし、いくら体裁だけ取り繕っても、乗り心地は国鉄型特急電車そのものです。常磐線から都落ちしたE653系への置き換えが噂される中、今回も485系で旅ができるのですから、それで十分ということにしておきましょう。

★直江津938/北越2(1052M)/1131金沢
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2014-03-01 08:32:19 | 甲信越
長岡から「北越」に乗り継いで金沢へ、と思わせておきながら、意表を突いて普通列車に乗り込みました。というのも、この列車に直江津まで乗り通すと、すぐさま後続の「北越」がやってくるため、時間配分としてはこの方がちょうどよいのです。待合室で手持ち無沙汰のまま小一時間やり過ごすなら、普通列車に揺られてのんびり行く方が、旅情を楽しむ上では当然ながら上です。新幹線との乗継割引により、特急料金は大した額にならないため、長岡から直江津までを放棄しようが構わないという事情もあります。「北越」だけでなく115系に乗れる機会も今や貴重には違いなく、両方楽しめるという点でもまさに一石二鳥という寸法です。

ちなみに、沿線では雪解けが進み、所々下草が顔を出しており、越後にも春が次第に近付いているのを感じます。しかし、田畑に分厚く積もった雪はさすがです。この雪が解け去るのは、おそらく四月になってからでしょう。

★長岡806/1330M/931直江津
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2014-03-01 06:59:06 | 関東
列車は高崎を出て、上越国境へ向かおうとしています。先々週上越新幹線をも運休に追い込んだ大雪は、今や影も形もありません。先週末は、甲府盆地と松本盆地が雪国も顔負けの深い雪に埋もれているのを見て、これが一週間も前に降った雪かと驚いたものでした。それだけに、あの雪がわずか一週間で跡形もなく消え去ったのを見ると、これまた驚きを禁じ得ません。国境の向こうは今でも深い雪に閉ざされているのでしょうか。
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2014-03-01 06:25:52 | 関東
列車は大宮に向かって走行中です。上野を出た時点で、三人掛けの中央を除く全ての席が埋まりました。この調子なら、大宮からは通路にも立ち客が並ぶでしょう。始発のE2系でこれなのですから、後続のMaxなど凄惨な状況となっていたに違いありません。あまりにも自明のこととはいえ、一本早い列車で出たのは正解だったと改めて思います。
それはさておき、今更ながら気付いたことがあります。空がもう明るくなっていることです。明るいといっても、予報通りにどんより曇った、今にも降り出しそうな空ではあります。しかし、一月前に同じ列車で通ったときは、 東の空が明るくなり始めたばかりでした。日の入りが遅くなったのは年が明けた頃から実感してはいたものの、日の出についてはいつの間にこれほど早くなっていたかと驚きます。春の訪れを実感する場面が日毎に多くなってきました。
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2014-03-01 06:14:13 | 関東
始発の上越新幹線で旅立ちます。小一時間早く出ればMaxを避けられはするものの、相変わらずスキー客でたいそうな混みようですorz
これだけ暖かくなれば、雪の状態も今一つでしょう。しかも、E2系で運転されるこの列車ならともかく、後続列車はことごとくMaxが充当される始末です。そんな列車に詰め込まれてでもスキーがしたいというのですから、まったく物好きな人達です。他人様のことは言えませんが、それはまあそれとして…

ちなみに、都内はこの時間からかなり暖かく、最寄りの駅まで数分歩いただけだけでも軽く汗ばんできました。これなら薄手のシャツ一枚で足り、北陸でもその下に一枚着込めば十分だったかもしれません。次回からは状況に応じて半袖を忍ばせる必要がありそうです。

★東京608/とき301(301C)/749長岡
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