日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

迷ったら出ろ

2014-03-28 22:04:13 | 旅日記
高知へ遠征するかどうかで葛藤し続けた五日間でしたが、結論としては強行することになりました。
決め手になったのは、都内の開花が思ったほど進まなかったということです。今日で開花から五日目を迎え、しかもその間連日暖かかったにもかかわらず、今のところ早咲きの木がようやく三分、遅咲きの木はいまだにほぼ蕾のままという状況で、先週末の鹿児島と比べても大差がないのです。その点高知は満開から散り際にかけての時期に重なり、開花状況に関しては申し分ありません。
唯一にして最大の問題点は天候です。土曜の昼過ぎから雨が降り出し、少なくとも翌日の午前中まで続くというのが現時点の予報となっています。場合によっては、実質的に全行程が雨という事態も考えられるところではあるのです。高知では一昨年に満開かつ快晴の条件下で花見をしているだけに、それを超えられないのが明らかな状況で、わざわざ金と時間をかける必然性はないともいえます。しかし、たとえ雨でも酒場で呑むには一切関係がなく、ましてや居酒屋天国の高知なら、それだけでも一泊二日を費やす価値は十分にあります。天候の回復が早まれば、日曜に短時間とはいえ晴れる可能性もあるため、「迷ったら出ろ」の経験則に従いました。

始発の新幹線で西へ下り、岡山に短時間滞在した後、列車を乗り継ぎ高知へ移動するのが初日の予定です。天候に関しては全く期待できないため、高知では早々に投宿して酒場めぐりに注力するのが唯一の目的となるでしょう。花見は天候が多少なりとも回復しそうな翌日に回します。
その日のうちに帰るなら、五時過ぎには高知を出る必要があります。しかし、昨秋決行した、岡山に泊まって月曜の始発の新幹線に飛び乗るという強行軍を再現すれば、高知でもう一度呑むことができるため、これはこれで悪くありません。また、天候がまるで話にならないようなら、あえて高知を早めに切り上げ、岡山で一献傾けてからその日のうちに帰るという選択もあり得るでしょう。帰りの列車は押さえていないため、どれをとるかは「迷ったら出ろ」の経験則に従い判断するつもりです。
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