日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 19:36:17 | 九州
その後天文館の宿に投宿し、只今風呂から上がって一息ついたところです。天文館での第二夜は、八時という絶妙な時間帯の開始となります。
本日は結果的に昼食抜きだったため、時間的にも腹具合としても、無理なく二軒は回れそうです。その後のラーメンを含め、馴染みの深いところで完結させるつもりではありますが、万一意中の店に振られたときは、新規開拓をするにもやぶさかではありません。それでは後ほどお会いしましょう…
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離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 18:28:54 | 九州
鹿児島でもいよいよ日が傾いてきました。わずかな残り時間で、昨日眺めた桜並木を定点観測します。昨日の時点で木によっては早くも五分咲きだった桜が、今は七分から満開へ向かおうとしています。明日の花見が俄然楽しみになってきました。
夕日に染まった桜もさることながら、港を振り返れば二日間世話になったフェリーが明日に備えて休息をとっており、その正面には桜島が鎮座して、裾野から山頂に向かって次第に暗くなりつつあります。風は少々肌寒いものの、上着なしでも十分耐えうる程度なので、今日はここでしばらく夕景を見届けてから宿へ向かいます。
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離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 18:04:25 | 九州
夕日を浴びた桜島を望みつつ鹿児島に入港。余韻に浸る間もなく埠頭へ駆け出し、屋久島発のフェリーの入港を見届けて、只今ようやく一息ついたところです。
昨秋屋久島を旅したとき、最初は渡航手段という以外に何も意識していなかった鹿児島からの船旅が、雨が降る悪条件にもかかわらず非常に面白く、もし晴れていたらと臍を噛んだのが、今回の旅の発端でした。屋久島から戻って鹿児島を後にするときには、次は種子島だと決めていたのです。こうして再挑戦に至った今回の船旅は、往復とも快晴に恵まれ、期待通りの、いやそれ以上の結果に終わったといってよいでしょう。前回の借りを取り返して余りある完全勝利でした。
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離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 17:16:33 | 九州
桜島に続き、いよいよ鹿児島市街が近付いてきました。桜島を右手に置き、正面から市街が迫ってくる様子は、語弊を恐れず言うなら函館に少し似ています。海岸線の美しさにかけては函館に一歩譲るとはいえ、佐多岬、開聞岳に桜島と切れ目なく見せ場が続くところは、陸奥湾と津軽海峡よりも確実に上です。全行程を通じて楽しめるという点で、錦江湾の船旅は青函航路に勝るとも劣りません。
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離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 16:40:47 | 九州
薩摩半島と大隅半島が後方で重なり、外海が見えなくなりました。それとともに、桜島が山肌まで見分けられるようになってきました。現在噴煙が上がっているようです。三時間半の航海もいよいよ終盤となります。
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離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 16:20:33 | 九州
只今指宿市街の沖合を通過中です。開聞岳は既に山頂だけ顔を出すようになっており、眺めとしては中途半端になってきました。こうなると俄然主役になるのが、左前方に鎮座する桜島です。あの桜島がやがて右手に移り、徐々に迫ってくるのを眺めていれば、一時間あまりの残り時間も退屈することはないでしょう。もちろん入港の前後は再び大忙しになると予想されます。
ちなみに、一時は汗ばむ場面もあったものの、出航してからは終始デッキにいることもあり、再び長袖二枚を着込んでいます。しかし屋根もあって吹きさらしではないため、寒いわけではありません。ベンチに腰掛け傾きかけた西日を浴びていれば、南国の日差しが心地よく感じられてきます。
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離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 16:08:58 | 九州
先ほど開聞岳を横切りました。裾野には既に薩摩半島が重なり、山体が半分ほど顔を出しているという状況です。
ただでさえ逆光のところ、さらに遠景が霞んでいることもあり、昨日はっきり見分けられた枕崎へと続く海岸線が、今日は判然としませんでした。しかしその結果、半島に突き出た開聞岳が海に浮いているかのようで、これはこれで秀逸でした。一瞬たりとも目が離せなかった佐多岬の通過を動とするなら、行き交う船を見守るように佇む開聞岳の眺めは、静と形容するのが合っています。
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離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 15:45:35 | 九州
先ほど佐多岬を通過し錦江湾に入りました。岬は既に右の後方へと去り、今度は左の前方から開聞岳が近づいて、はるか後方を屋久島発のフェリーが航行しているという状況です。
鹿児島港に限らず、錦江湾の眺めは刻一刻と変化します。中でも佐多岬の通過はかなり劇的でした。遠目にも一目で分かる岬が次第に近づいてくると、大隅半島の向こうに隠れていた開聞岳の頂が、右から左へ少しずつ移動し、やがては岬と重なって、ついに分かれたその瞬間、錦江湾の入口が見えてきます。そして、佐多岬と開聞岳が離れれば離れるほど、視界に湾が広がってくるという仕掛けです。
そんな起承転結に感嘆する間もなく、今度は佐多岬がいよいよ間近に迫ってきます。半島から切り離された大きな岩と、その上に建つ灯台は、岬へ近づくに従って大隅半島と一旦重なり、背後の山との重なり具合も目まぐるしく変化します。やがて灯台を横切り湾に入ると、再び灯台の建つ岩が半島から離れて浮かび上がり、そのまま後方へと過ぎ去って行きます。そんな移り変わりを眺めようとすれば、それこそ一瞬たりとも目が離せません。開聞岳に桜島など、これに勝るとも劣らない眺めが次々に現れるのですから、錦江湾の船旅がどれほど劇的かがお分かりいただけるのではないでしょうか。
そんなことを語る間に、今度は開聞岳が迫ってきました。再び忙しくなりそうです…
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離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 14:51:59 | 九州
刻々と場面が変化し、一瞬たりとも目が離せない鹿児島港に対し、西之表の出港はあっさりしたものでした。出航から一時間弱が経過し、今は種子島より大隅半島の方がはるかに大きくなっています。あと二、三十分もすれば、佐多岬を通過して錦江湾に入るでしょう。それとほぼ同時に、左手から屋久島発のフェリーが近づいてくるはずです。比較的淡々と進んできたここまでの航海でしたが、これからは昨日と同様忙しくなると予想されます。
ちなみに、同じ快晴ではあっても、雲がいくつも浮かんでいた昨日と違い、今日の空には一点の曇りもありません。しかし、その分眺めは単調に感じられ、遠景も大分霞んでいます。晴れれば晴れるほどよいとは限らないのですから難しいものです。とはいえ、昨日と全く違う眺めになるのは間違いないため、これはこれで十分に楽しめそうです。
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離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 14:23:06 | 九州
約170kmを走り切って西之表に戻り、種子島での全行程が終わりました。
屋久島に比べて何かと地味な種子島でしたが、二日にわたって快晴に恵まれ、夜は降るような星空を眺めて、山桜で一足早い花見もできたのですから、もう何も言うことはありません。昨晩寄った居酒屋が空振り気味ではあったものの、どんなに難癖をつけようとしても、それ以外に何一つ見当たらないというのが実感です。万事がうまく運んだという点では、過去何度か繰り返した離島の旅の中でも、文句なしに最高だったといえる二日間でした。
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離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 14:03:46 | 九州
出航です。またいつの日にか…
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離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 13:44:46 | 九州
名残は尽きないものの、乗船手続を済ませて帰りのフェリーに乗り込みました。復路も迷うことなく最上階のデッキに陣取ります。
屋久島に比べるとささやかながら、岸壁では地元の人達が紙テープを手に見送りの準備をしています。船旅でしか味わえない、旅情に満ちた光景です。
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離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 12:45:09 | 九州
最後の最後は、やはり案内板で知った天女ヶ倉公園で締めくくります。ツーリングマップルRにも載っていないということからすると、ほぼ地元でしか知られていない名所なのでしょう。しかし、太平洋を一望する視界の広さは、先ほど訪ねた県道沿いのお立ち台をもはるかに凌いでいます。トリを飾るにふさわしい大パノラマです。
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離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 12:25:32 | 九州
足掛け二日、正味一日にわたる種子島滞在にも仕舞いの時が近付いてきました。続いては浦田海水浴場にあったの案内板の情報を頼りに、県道沿いの高台から太平洋を一望します。それにしてもさすがは鹿児島、日差しの熱さが半端ではなく、時間が経てば経つほど汗ばむようになってきました。出発時に着込んでいた長袖二枚を脱ぎ、Tシャツ一枚になって動きます。
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離島の旅in九州 三日目

2014-03-22 11:50:10 | 九州
東へ回ると一転して地形が荒々しくなるのは、昨日と同様の現象です。溶岩が隆起してできたと思しき岩場が、太平洋の波に洗われています。
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