日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅 今年の展望(2)

2014-03-18 22:53:02 | 旅日記
この一両日、都内の暖かさが特に際立ってきました。手袋が要らないのはもちろんのこと、帰り道でも薄手のシャツ一枚で自転車に乗れるのですから、毛糸の帽子をかぶっていた数日前とは別世界です。そんな中、高知でソメイヨシノが開花したという情報が飛び込んできました。
去年ほど早くはないにしても、例年に比べて特に遅いわけではなく、都内の開花も今のところ26日という平年並みの予想になっています。近所の桜の蕾はまだ色づいた様子もなく、本当に来週咲くのかは半信半疑ながら、この暖かさが続けばあながちあり得ない話ともいえません。一昨日まで雪の会津を旅していただけに、もうそんな季節かというのが第一印象ではありますが、早春の旅はこれにて名実ともに終わりを告げ、いよいよ花見の旅が始まるかと思うと感慨深いものがあります。
順当ならば、今月の最終週に高知の桜が満開から散り際にかけての絶妙な時期を迎えるため、これが今季の開幕戦となりそうです。もっとも、都内が26日の開花ということは、29日の土曜はその三日後となり、この先の天候次第では、早くもそこで見頃に近付くということも考えられます。そうだとすれば、日頃から慣れ親しんだ地元の桜で十分という考えもあり、四国へ足を運ぶかどうかは五分五分といったところです。
結局のところ、直前にならなければ決めようがないというのに、今のうちから皮算用を繰り返すのですから、毎度のことながら浅はかな人間ではあります。しかし、天候と開花状況一日単位で先読みしつつ動くのが、花見の旅ならではの楽しみでもあり、これを覚えてしまうとなかなかやめられないものなのです。少なくとも大型連休が終わるまでは、日ごとに天気予報と開花予想を眺めては一喜一憂することになるでしょう。
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