昔の洋楽が好きなので♪

サイケな曲が好き♪
2021年投稿分から「サブスクで聴けないor探しにくいサイケ」をテーマにしてます☆

ジャニス・イアン

2011-05-31 23:54:49 | 70sジャケ絵日記
今日はJanis Ianをご紹介。

私はジャニスは70年代の頃に
FMラジオのエアチェックで知りました。
(ビミョーに歳バレですね!爆)

で、最初に知った曲が「17歳の頃」という曲。
この翳りある内省的な歌と
尚且つオシャレなアレンジの曲に
なんとも心惹かれるものがありました。

そしてその後、私が大人になってから
このアルバムに収録されてるというのを知って入手。


Janis Ian - Between The Lines
75年の作品、邦題「愛の回想録」

訳詩を見てみると私が子供の頃から好きだった
「17歳の頃」の歌詞はビックリな内容でした…!
もっと辛い内容の歌詞なのかと勝手に想像してたんですよ。

でも実際は思春期の女の子によくありがちな
自分のコンプレックスに対しての劣等感ありありな歌詞でした。

この曲を知ったときの自分は
まさに思春期に差し掛かる頃の年齢だったので
歌詞を知っていたとしたらハマってたかもって思います。
あの頃、私も似たようなことを悶々と考えていたから(笑)

この作品は他の曲も内省的なヒッソリとした
アコースティックな曲が多いので
とても心落ち着きます。
私の中でジャニスといえば
この作品というほどお気に入りの1枚です。


そしてお次はこちら。

Janis Ian - Miracle Row
77年作品、邦題「愛の奇跡」

この収録曲の中からは
当時日本のドラマの主題歌になった曲、
Will You Dance? 」が大ヒット。
あの当時FMラジオでも頻繁に流れてたのが思い出されます。
このドラマは水害の問題と家族の崩壊を絡めたドラマ。
なので今回あの大震災でのことを見て、
この曲をチラっと連想してしまいました…
現在はアンジェラアキさんもカバーしているので
これからはそっちのほうの記憶に塗り替えたいと思います(汗)

こちらの作品の曲はどれもオシャレ!
ピアノを多用してフュージョン的なアレンジ。
ジャニスの歌声も「しなやか」という言葉がピッタリ。
その歌声に魅了されます。


そしてお次は初期作品。

Janis Ian - S/T
67年発表の1stです。

こちらはジャニスがまだ16~17歳の頃に発表した作品。
なので歌声もまだあどけなさが残って初々しいです。
サウンドのほうはフォークサイケ的。
サイケ好きの私にはマストなアイテムです。


そしてお次がこちら

Janis Ian - For All The Seasons of Your Mind
上と同じ67年作品ですがこちらは2ndとなります。

そんなわけで歌声もまだまだあどけない。
でも歌うことが少しこなれてきたのか、
その後の「しなやかボーカル」が見え隠れしています。
サウンドのほうはフォークサイケだったり
アートロック的な雰囲気な曲もありますが
ピアノ主体の落ち着いた曲もあって
いろいろと楽しめる内容です。

私のお気に入りの曲「17歳の頃」を♪
劣等感ありありなイジイジした歌詞付きです(爆)
http://www.youtube.com/watch?v=VuejJlqnvwk




ダンカン・ブラウンのソロ作品たち

2011-05-28 01:49:08 | 70sジャケ絵日記
今日はDuncan Browneのソロ作品をご紹介します。

本日、5月28日はダンカンの命日なので…
1993年5月28日に癌で亡くなられたそうです。

正確な時間=日本時間だと
もしかしたら29日かもしれないんですけど
一応、28日として追悼したいと思います。


ダンカンのソロ作品、私はフォークから入りました。
この美しいジャケに魅せられて。


Give Me Take You - 1968
内省的で荘厳なフォーキーサウンド。
ジャケの通り美しい1枚です。
4曲目では音をわざと震わせて
戦前のレコードのような揺らめいた感じになってます。
他にも強風の音などSEも入れた曲もあったりして
全体的にはフォークサイケな味わいです。


そしてこちらが2nd作品。


Duncan Browne - 1972
これもフォーキーサウンドですが
前作よりもアグレッシヴな演奏になったと思います。
そしてダンカンの歌声は前作よりも
伸びやかに安定的になったと思います。
そして演奏面では前作よりも音数が増えて
曲によってはストリングスやピアノが所々に入ったり、
はたまた荘厳なフォークとロックが美味い具合に融合。


そしてメトロ脱退後の作品がこちら。


The Wild Places - 1978
メトロのデカダンな雰囲気を継承したサウンドで
気だるくも美しい1枚。
このジャケ、今までにも店先で何度か見かけたことあったけど
この豹柄を目にしただけで即スルーしてました…(爆)
ちなみに私、ダンカンのソロの中では
この作品が一番自分好みだったりします♪
Samurai(侍)って曲と
Kisarazu(木更津)という曲があるんですが
彼の日本びいきなところが窺えますね。
この木更津という曲、
これがまたとてつもなく美しい曲なんですよ~!
そして最後のPlanet Earth。
これもまた本当に美しい曲なのです…!
その名の通り、壮大で心に染みる素敵な曲。
ダン様(爆)の優しげな歌声とよく合っています。


そして翌年に出したのがこちら。


Streets of Fire - 1979
前作ワイルドプレイシスと同じメンバーで作られた作品。
曲調もグっとロック寄りに。
シンセも使ってニューウェーヴな佇まい。
でもボーカル的には相変わらず
気だるく艶っぽいボーカル!
そしてこの作品でもやってくれてます!
またもや艶っぽく気だるい曲を~♪
やっぱダン様はこうでなくちゃね!
このテの曲ばかりの作品集も作ってほしかった…!
絶対ダン様のボーカルはこういう曲調がピッタリよ~!

とまぁ、ダン様のソロ作品を一挙並べてみましたが
しかしながらセールス的にはなかなか結果が得られず、
その後は作曲など裏方の仕事へ…

そんな時代に作られたのがこちらのサントラ作品。


Travelling Man
こちらはBBCのドラマシリーズで流された
インスト曲のサントラ盤なんだそうです。
ダンカンの持ち味の艶っぽさと
フォーキーな繊細さを持ち合わせたインスト集です。

そしてこのサントラのお仕事が評価され
次々と作曲の仕事が舞い込んできたそうです。

しかし…80年代末、彼は癌になってしまいました。
彼は治療を続けながらもまた表舞台に立つことを決心。
そして93年までの約3年間、
時間と体力が許す限り録音作業をしました。
91年には彼のお気に入りの曲「Wild Places」を再録し
シングル発表、これが欧州のほうで大ヒットしたそうです。
そんな時期に録り溜めた音源集がこちらの作品です。


Songs of Love & War - 1995
こちらは彼の死後に遺作として発表されました。
曲調は80年代末らしい
エレポップな感じの曲が多いです。


↓Wild Placesの演奏動画です!
動くダン様、メッチャ、カッコイイ!
でもジャケのレオタード姉さんが…!(爆)

http://www.youtube.com/watch?v=vQRKvGeb1cU


↓フォーキー時代のお写真です♪



↓メトロ後2作目のときの。
肌、なまめかしいほどに色白~!(笑)


↓作曲家時代

仕事場の奥に奥様のお写真が。
愛妻家だったのですね!
その後の悲劇を考えると悲しいですが
世界中のファンから愛されているのは確かなこと。
彼の音楽は間違いなく聴き継がれていくことでしょう…!

---------------------------------------



メトロ (70s UK)

2011-05-24 23:45:50 | 70sジャケ絵日記
今日のジャケは、Metro - S/T



英国グループ「メトロ」の1stとなる76年作品です。
デカダンな雰囲気とポップセンスが絶妙に絡み合った
気だるくも美しい1枚。

それまでフォークの世界で活動していた
ダンカン・ブラウンを中心に
ピーター・ゴドウィン、
ショーン・ライオンズと結成したのが
このモダンポップなユニットのメトロ。


実は私、このメトロは10代の頃より
頻繁に聴いていたのですが
メンバーの名前を全く知らない状態で
ず~~っと聴いていたのでした(爆)

そしてつい最近、ダンカンのフォーク時代の作品を
中古でなにげにゲット。
その帯には「メトロに続くセンスが…」と書かれてあって、
そういうバンドが別にいるのか~と全く気づかず…(爆)

その直後にダンカンがあのメトロの人だったと分かって
180度違う雰囲気にビックリだったのでした…!

でもフォーク時代の曲を聴いてからメトロを聴くと
所々にフォーク時代の名残みたいな
クラシカルなギターセンスが感じられるんですよね。

そしてなんと云っても自分的に最高なのは
この脱力系ボーカル!
デカダンでフワフワしててロマンティックで!

物憂げな曲では艶っぽく聴こえるし
ポップな曲では幻想的に聴こえてくるのです。

私が特に好きな曲は「Flame」。
どこか別の世界を遠くから覗いて見ているような、
そんな独特の雰囲気を感じたりします。

これってやっぱりゴドウィンの脱力系ボーカルが
そういう雰囲気をかもし出しているのかなとも思います。
仮にハキハキとチカラいっぱい歌われたとしたら
曲の魅力が損なわれてしまいそうな気がしますね。

この脱力系ボーカルがかなり決め手になっていると思います。
もちろん演奏&アレンジも
センス良いからこそ際立つというものですが。

全体を通して感じるのは、薄モヤがかかったように
どこか遠い世界を眺めているような気分になること。
まるで迷宮へ続くような
ヨーロピアン・デカダンスの退廃美を感じます。

メランコリックで切なくて、
エレガントで、なまめかしい…
…そんな言葉がピッタリくる作品。

その名の通り、メトロに乗って、
別次元の異空間へ連れてってくれそうな
そんなロマンを感じさせてくれます。

↓今回の動画もまたもや自作です。
しかも長い前置きをカットしたという…(爆)

http://www.youtube.com/watch?v=5NR5itLHIFc




アース・アイランド (60s CA)

2011-05-21 21:10:53 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは
Earth Island - We Must Survive



カナダのサイケバンドの69年発表作品です。

このバンドは海外のネットラジオ、
Shout Castでのガレージ/サイケ専門放送局、
Beyond The Beat Generation
たまたま流れたのを聴いて知りました。

この放送局はとても重宝しています。
マニアックな選曲が多いので
いろいろ知ること多いんですよ。
ガイドブック並に重宝しています。

そんなラジオで知ったこのバンド、
サンシャインポップな曲や
ソフトサイケな感じの曲もやってて
なんとなくビーチボーイズやベッチャー関連に
似たような雰囲気も感じられます。

プロデューサーは誰なんだろと確認してみたら
なんとあのキム・フォーリーとのこと!
納得ですね~!
フォリ様はご自身のソロではアヴァンギャルドですが、
お仕事のプロデューサー業ではポップセンス大全開ですから!

なかなかステキなポップサイケ/サンシャインポップの
カナダのバンドでした。
ただひとつ残念なのがまだCD化されてないということ。
私はとある御方のご厚意で音源を聴くことができましたが
こんなステキな音盤なのですから
早いところCD化してもらいたいものだと思います。

そして動画。
動画を検索してみたものの、全く検索できず…
なので私、投稿者デビューしちゃいました!
でもビビリな奴なので
ファイル名は検索避けで記号に…(爆)
おまけに画面はジャケの静止画…
しかも動画作成に疲れてしまったので1曲のみで終了(爆)
曲の参考までに楽しんでくださったら嬉しいです('A`)

Seasons Of Our Lives
http://www.youtube.com/watch?v=Dm0uK_rGdLE



キム・フォーリー、67年~68年初期作品

2011-05-17 23:07:17 | 60sジャケ絵日記
今日はKim Fowleyの初期作品をご紹介。

60年代半ばから多くのアーティスト達を
プロデュースしたり曲提供したりして
活動してきたキム・フォーリー。
70年代半ばにはガールズバンド「ランナウェイズ」を
プロデュースして成功を収めます。

その一方、60年代末から
彼自身のソロ作品もコンスタントに発表、
長きに渡って活動しているアーティストでもあります。

私も彼の魅力にハマって、
今年のマイブームはフォリ様(爆)なんですが
私なりに集めてみた音盤を今日はご紹介します。


Love Is Alive and Well - 1967
まずはフォリ様の1stアルバムです。
若い!カッコイイ!(笑)
曲のほうもポップサイケな曲が多くて聴きやすいです。
これはまだCD化されてないので
早いところCDにしてもらいたいと願ってます。



Born to Be Wild - 1968
こちらはインスト作品です。
モッドな雰囲気も感じられるクールな1枚。
タイトル曲はステッペンウルフのあの曲。
オルガンはフォリ様が弾いてるようでして
そのオルガンがフィーチャーされてます。
また、ステイタス・クォーの
Pictures of Matchstick Menや
クリームのSunshine of Your Loveもカバー!
ファズギターを使わずにして
フォリ様的にアレンジ&演奏!ステキです!


そして2インCDの
Outrageous / Good Clean Funから
まずはこちら


Outrageous - 1968
なんとワイルド&セクシーなんでしょう(笑)
曲のほうもこのジャケの通りでして
アバンギャルド&セクシー大全開!
グルーヴィーな曲に乗せた
フォリ様のうらぶれ系ボーカルが
なんともデカダンな雰囲気!
妖しく危険な音世界になってます。


そしてもう一方の作品がこちら


Good Clean Fun - 1968
こちらのジャケはこの通り、
子供たちと一緒に写りこんでいて
とてもラヴ&ピースな感じ。
サウンドのほうもあの時代性を出していて
フラワーっぽくもあり前衛的な雰囲気。
ポエトリーリーディング的な曲も多いので
とっつきにくい印象かもしれません。

↓フォリ様1stから
http://www.youtube.com/watch?v=H9YmeXGyXSQ


↓Outrageousから
http://www.youtube.com/watch?v=qX9-NZK5n5s