昔の洋楽が好きなので♪

サイケな曲が好き♪
2021年投稿分から「サブスクで聴けないor探しにくいサイケ」をテーマにしてます☆

サジタリアス 「ブルー・マーブル」

2008-06-27 10:37:45 | 60sジャケ絵日記

今日のジャケは、
Sagittarius 「The Blue Marble」

69年作、2ndとなる作品です。

1stではミレニウムと平行して録音した音源を
ゲイリー・アッシャーがSEなどを乗せて仕上げました。
その大半の曲はカート・ベッチャーが作り溜めた、
デモの中からの音源でした。

そして今回はというと、カートの曲はたったの2曲だけ。
あとの大半はゲイリー・アッシャーの曲となり、
ゲイリー自身もかなりの曲数を歌ってます。

そんなこんなで今回はカートのリードボーカル曲が2曲しかないので
カートの歌声が大好きな私としてはなんだか物足りない…(^^ゞ

サウンド的にも1stのほうが幻想的でドリーミーな感じでしたが
今回はどちらの要素も少し薄れ、代わりに穏やかさがプラスされました。

落ち着いた雰囲気のサウンドにモーグシンセサイザーが所々乗っかってます。
ちょっとやりすぎでは?と思ってしまうほどの、
モーグを多用する曲もあるんですが、
このアルバムの地球ジャケットにピッタリくるようなスペイシーな感じがします。



サジタリアス 「プレゼント・テンス」

2008-06-20 10:32:38 | 60sジャケ絵日記

今日のジャケは、
Sagittarius 「Present Tense」

67年発表作品です。

60年代カリフォルニアのプログレッシヴサウンドを築いたと、
近年、評価の高いミレニウム。

このサジタリアスは「もうひとつのミレニウム」と
云ってもいいくらいのグループです。

どういうことかと云いますと、
ミレニウムの中心人物カート・ベッチャーが
作り溜めていた音源デモの中から
ミレニウム用に選曲してアルバム制作している最中に、

ミレニウムのプロデューサーだったゲイリー・アッシャーが
同じ音源デモの中から別の曲を選曲。
そしてたったの1日でストリングスやSEなどを乗っけてアレンジし、
仕上げたモノが本作・サジタリアス名義で発表されたのだそうです。
発売はミレニウムよりも一足早い67年の発売でした。

そんなワケで、関わってるミュージシャンたちも
と同じようなメンツだからなのか、
どちらも似たようなサウンドになってます。
美しく繊細なサウンドに心が洗われるようです。

両方を聞き比べてみての違いはというと、
ミレニウムのほうが、より実験的で
小洒落た雰囲気があると思います。

一方、サジタリアスのほうは
グループ名に「いて座」の名称を使っているだけあって(?)、
なんだか幻想的な雰囲気がしますね。
ため息つくくらい美しいサウンドです。



ボールルーム

2008-06-13 10:36:05 | 60sジャケ絵日記

今日のジャケは、
The Ballroom 「preparing for THE MILLENNIUM」

ミレニウムの前身バンドとなったボールルームの編集盤です。

作詞作曲・プローデュース、そしてボーカルもこなし、
コーラスアレンジャーとしても類い稀なる才能を発揮した
カート・ベッチャーが率いたバンドがミレニウムでしたが、
ボールルームはその前身にあたるバンドでした。

ボールルームは67年に1枚だけシングルを発表。
そしてアルバム用にと用意した曲がアルバム1枚分あったそうです。
本作はそのときアルバム用にと用意された未発表曲を中心に
後のミレニウムへと続く曲のデモテープなどが収録されてます。

ボールルームを聴いての印象は、
ミレニウムの弟分(?)という感じです。

美しいメロディと繊細な歌声&コーラスはそのままに
ミレニウムよりも若干ロックテイストな曲もあったりします。
でもミレニウムに収録されてもおかしくないほどの
美しく柔らかな曲も多いです。


また、ミレニウムで使われた曲の元となるオリジナル曲では
「あぁ、あの曲の原型はこうだったんだ…!」と分かって
興味深く聴けれます。

カート・ベッチャーが作り出す美しいサウンドの原点が分かる
興味深い1枚です。



ウエスト・コースト・ポップ・アート・エクスペリメンタル・バンド 「Vol.1」

2008-06-06 10:03:01 | 60sジャケ絵日記

今日のジャケは
West Coast Pop Art Experimental Band 「Volume One」

マイケル・ロイドがやっていたバンドの66年デビュー作品です。
デビューといっても、メジャーデビューではなく、
インディーズデビューしたときの最初の1枚だそうです。

メジャーデビューしてからの最初の1枚「パート・ワン」は
以前、当ブログでもご紹介しましたが
あちらのほうはまとまりのある、良く練られた音でありながらも
危なげなサイケな感覚もバッチリある作品でした。

で、本作はというと、
パートワンからとは少々違った雰囲気です。
ザラザラした感触のガレージがメインですね。
危険なニオイがプンプンします!
音質があまり良くないところからして
危険なニオイを増幅させてるのかもしれませんがね(^^ゞ

ちなみにキンクスの「ユー・リアリー・ガット・ミー」を
カヴァーしてるんですが、
音程が半音フラット気味に少々ズレているんですが(汗)、
それがまた危険度を増してるような感じでカッコイイです!