昔の洋楽が好きなので♪

サイケな曲が好き♪
2021年投稿分から「サブスクで聴けないor探しにくいサイケ」をテーマにしてます☆

ナッズ 「ナッズ(1st)」

2007-10-27 16:08:49 | 60sジャケ絵日記

今日のジャケ画は、Nazzの1stを。

ポップの奇才と呼ばれているトッド・ラングレン率いる
60年代のサイケバンド「ナッズ」。
この作品はナッズの1stとなる68年発表作品。
タイトルはバンド名と同じの「Nazz」。

今聴いても唸ってしまうくらいのキラーチューン、
「オープン・マイ・アイズ」がしょっぱなに収録。
あのフーの某曲のイントロにあえてソックリに作られた曲です♪
これでもか!というくらいのポップサイケに陶酔・・・!


ワタシ、このアルバムを聴くまでは、
このアルバムはそんな「オープン・マイ・アイズ」みたいな
ポップサイケな曲ばかりなのかと思ってました。
でも聴いてみたらぜんぜん違う・・・!

このアイドルっぽいジャケからは想像できないくらいの
ひねくれポップとサイケな曲が満載なのでした・・・!

また、想像してたよりもハードめな演奏の曲もあったりして
一筋縄ではいかないという感じの印象。
聴けば聴くほど面白さを発見できるような1枚です!

レーベル側はビートルズに対抗できる、
アイドル的要素とアーティスト志向を併せ持つバンドとして
彼らをデヴューさせたようですが
そんなレーベル側の思惑通りにはならず、
アーティスト性の高い(要は脱アイドルっぽい)曲ばかりが
収録されるデビューアルバムになったようです。
ホント、これがデヴューアルバムだなんて
信じられないくらいのクオリティの高さです・・・!

ちなみにトッドがソロになってから発表した曲で
ヒット曲の「ハロー・イッツ・ミー」も、
このナッズ時代からやってた曲のようで
この1stにバッチリ収録されてます。

新人離れしたアーティスティックなサウンドが堪能できる1枚です。

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海外某所から「オープン・マイ・アイズ



レフト・バンク 「いとしのルネ」

2007-10-20 10:21:21 | 60sジャケ絵日記

今日のジャケ画は、
The Left Banke 「Walk Away Renee」

67年発表作品、邦題「いとしのルネ」。

これは96年のCD再販モノなんですが
このときのタイトルは上記の通りになってました。
67年当時のアルバム名はシンプルに
バンド名だけの「The Left Banke」だったそうです。

このジャケもおそらく96年再販時に作った、、、
というか過去の編集盤などから見つけてきたジャケなんでしょうかね。
アルバムタイトルが2曲分「Walk Away Renee」と
「Pretty Ballerina」って書いてありますし…(^^ゞ

とまぁ、再販商品に関して説明不足な感もありますが
ライナーはジャパニーズ・ネオ・モッズバンド「コレクターズ」の
加藤ひさし氏がライナーを書いてます♪
コレクターズもレフトバンクの「いとしのルネ」をカヴァーしてますしね♪

さて、そんな本作ですが、
曲を主に書いているのはキーボードのマイケル・ブラウン。
プロデュースは、ジャズシンガーであるマイケルの実父によるもの。

どことなくオシャレな感じのソフトロック路線で
60年代的なサイケな雰囲気が漂いつつも
クラシカルなハープシコードとストリングスの美しい音色がとても印象的。
その2つを印象的に使っているところからなんでしょうか、
彼らのサウンドは「バロックポップ」と呼ばれているそうですね。

憂いのあるメロディと演奏がとても可憐で素敵です☆彡

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海外某所から「いとしのルネ
(映像の劣化のワリには音質がなにげに新しめ(^^ゞ
というか、冒頭部分のアナウンサーの声と歌部分の
音質が全く違うのでビックリです!笑
たぶん歌部分だけ上にかぶせた?笑)

あともうひとつ海外某所から「Goodbye Holly」。
全編にわたってのCGアニメがすごすぎ!
メンバー、似てるのか微妙…(笑)
レフトバンクの映像が海外某所でも少なすぎるから
レフトバンク・ファンでCGアニメを作れる人が作成したのかな?(^^ゞ

というか、海外某所に投稿するレフトバンク・ファンの
涙ぐましい努力みたいなものが伝わってくるようです(^^ゞ


AXE 「music」

2007-10-13 10:55:20 | 60sジャケ絵日記

今日のジャケ画は、AXE 「music」

AXEは英国中部の街ノーサンプトン出身のバンド。
この作品は69年に制作されました。

これはアセテート盤(試作品のようなモノ)として
僅か6枚だけ作られたという幻のアルバムだったそうで、
サイケコレクターの間では
長年入手が難しかったといわれている作品です。

このバンドをワタシ知ったのは去年(06年)、
サイケやプログレ等をこよなく愛するevergreenさんから
教えていただいたのでした!

「幻の作品が遂にCD化」ということでソッコー購入(^^ゞ
早速聴いてみたらモロにワタシ好みの作品なのでした!


いつもコレを聴くときは、以前ワタシが投稿したバンド、
ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ」という
サイケなバンドと共に立て続けに聴くことが多いです♪

どちらのバンドも女性のフワフワしたボーカルが好印象の
浮遊感あるアングラでサイケなサウンドですが
コチラの「AXE」のほうは「ユナイテッド…」よりも
アシッドの色合いが濃いサウンドです。

1曲目のアシッドな短いオープニングから間髪入れずに
2曲のサイケでヘヴィーなナンバーへ。。。
オリエンタルチックなリフのバックに「シュルルルル…!」っていう
飛行機が飛ぶときのような音が流れまくってて何気にスペイシー☆彡

4曲目や7曲目ではインドっぽい雰囲気のギターが
とても妖しげで陶酔モノです♪

8曲目はトラッド的な素朴なメロディの歌い出しを経て、
ヒズミのききまくったギターがヘヴィーに展開します。

なにやら妖しげな世界にひきずりこまれる1枚です。


スティーヴ・ミラー・バンド 「ユア・セイヴィング・グレイス」

2007-10-06 11:31:41 | 60sジャケ絵日記

今日のジャケ画は
Steve Miller Band 「Your Saving Grace」

69年発表の4thです。

この作品のCD化は90年代にCD化されたものの
その後ぜんぜん再販されなかったため、
CD中古市場ではプレミア価格の高い値段がつけられて
なかなか手が出ずにいたんですが
今年(07年)の9月にようやくCD再販してくれたのでした!
今回のCD再販は紙ジャケバージョンで、
1stから5thが再発売とのことです。

紙ジャケ、当時の雰囲気が伝わってくるのは嬉しいですが
CDをジャケの中に仕舞うときに
とても仕舞いづらいのが難点ですよね…(^^ゞ爆

ちなみにこの再販CDの帯には、
「(この作品は当時)全米アルバムチャートで38位を記録…」
と書いてありました。

スティーヴミラーは初期の頃、
売れてなかったというウワサを聞いていたので(涙)、
アルバムチャートで38位も上がったなんて意外ですが
ファンとしては嬉しい事実です!


さて、サウンドのほうはというと、前作の流れを汲みつつ、
ルーツ的なサウンドに、より傾倒・・・といった感じです。
また、サイケっぽい雰囲気も
この時代ではまだチラホラと見え隠れしています。

また、スティーヴミラーの初期のころから参加している
ニッキー・ホプキンスのピアノやオルガンが
とても雰囲気を盛り上げてくれてます。
(彼はこの作品の発表直後に脱退してしまいます)

この作品以前の3作品ほどインパクトは無いかもしれないですが
スティーヴの作る曲はやっぱりどれも良い曲が多いと
しみじみ思わされる1枚なのでした。