廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

旧足尾町 神子内小学校

2015年01月21日 19時50分31秒 | 栃木の廃校
こちらの物件も蔵出し。
訪れたのは一昨年の夏。
日足トンネルを抜けて旧足尾町に入った国道120号沿い。
左手に神子内川を眺めながら進むこと数キロ。
国道沿いにあるので探すのは苦労しないでしょう。

1875年に足尾小学校神子内分校として開校され、1900年に神子内小学校として独立。
1902年に神子内川の大洪水で校舎が流出。
何度か移転した後1958年に現在地に校舎が建築されたようです。

最盛期には児童数76名を数えたようですが、
1984年に児童数4名で休校となったようです。

地元の人達が設立に大きく関与したせいもあってか
しばらくは休校扱いだったようです。
行政的には今は廃校になっていますが、
地元に愛されているのか訪れた日にも下草がきれいに刈られていました。

学校近くのバス停の名前も「小学校前」。
子供達がいなくなって31年、
今だに小学校と呼ばれているのは、長く地元に愛されてきた証でしょう。

校門の音符は校歌をなのでしょうか?
閉校時の子供達は覚えているでしょうか、
ちょっとセンチな気持ちになってしまいますね。










最新の画像もっと見る

コメントを投稿