廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

さくら市 穗積小学校

2018年09月06日 17時57分03秒 | 栃木の廃校
最近はやりの廃校を利用した地域活性プロジェクト。
現在は 「喜連川丘陵の里 杉インテリア木工館」として自然あふれる工房&SHOPになっています。

杉材を使った木製品の製作が学べる「木工塾」はなかなか面白そうです。
時間的な自由度があるので自分にあったスタイルで学べるのがいいですね。
訪れた時も代表者の方が色々と説明をしてくださり、
木工への興味がぐぐっと湧いてきました。

販売もしているのでその場で買うこともできるようです。
値段的にもだいぶリーズナブルに感じました。

ここ穂積小学校の校舎が建ったのは1991年とまだまだ新しく、
校舎も綺麗な上、廊下が広くとられていて図書室と兼ねた作りになっていて、
小さいながらも工夫された校舎になっています。
現在は壁にアーティストのイラストが描かれ、
いかにも廃校利用のアーティストのたまり場的雰囲気もあります。

穂積小学校沿革 (閉校記念碑より)
明治15年 那須郡第61番小学校区 勧善学校と称し創立
明治19年 那須郡第27番小学校区 鹿子畑小学校分校と改称
明治21年 下河戸尋常小学校分教室と改称
明治25年 上江川第二尋常小学校分校と改称
明治33年 上江川第三尋常小学校と改称独立
昭和7年 現在地に移転
昭和16年 上江川村第三国民学校と改称
昭和22年 上江川村穂積小学校と改称
昭和30年 喜連川町穂積小学校と改称
昭和56年 創立百周年記念事業実施

閉校は2010年
鷲宿小学校、河戸小学校、金鹿小学校と共に喜連川小学校に統合されています。
校舎が新築されて僅か19年での廃校は行政として先を見る目のなさを感じずにはいられません。
特に統合された、穂積小学校、鷲宿小学校、河戸小学校、金鹿小学校の4校とも校舎は新しく非常に綺麗です。

まぁ、綺麗なおかげで、鷲宿小学校は民間の工場になっていますし、金鹿小学校も10月から干し芋工場として利用されるようです。





















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