廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

那珂川町 馬頭西小学校

2018年05月17日 10時49分08秒 | 栃木の廃校
今年の3月に廃校になった馬頭西小学校。
平成13年4月に小口小学校小砂小学校が統合し、
那須郡馬頭町立馬頭西小学校となってわずか17年で再び統廃合で閉校してしまいました。

平成になってからの開校なので新しいRC構造の校舎かと思っていましたが、
訪れると木造の校舎が出迎えてくれました。
最近はやりの地元木材を使った温もりある校舎を新たに建てたわけではなさそうです。
昭和の時代を色濃く残す懐かしい作りの校舎です。

どうやら校舎はもともと馬頭中学校の小砂分校として使われていたもののようです。
馬頭中学校のHPの沿革には昭和46年に分教室が設置され48年には廃校となったとの記述がありますが、
わずか2年間の分教室でここまで立派な校舎を建てるのも疑問です。
1975年の航空写真には今と同じ大きさの校舎や付帯施設が写っているので、
もともと小砂中学校として存在して、その後馬頭中学校の分教室(分校)となったのかもしれません。

子供達がいなくなってまだ2ヶ月ということもあり花壇には花が咲き明るい雰囲気です。
閉校記念碑や二宮像は確認撃ませんでした。











最後の卒業生は6名だったようです




体育館というより講堂といった感じ


サクラの木はかなり大きいのでかなりの歴史が感じられます







一般の道路に門柱が建てられているのは珍しいですね






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