廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

茨城県 日立市 中深荻小学校

2019年05月27日 13時36分00秒 | 茨城の廃校
1967年の閉校から50年を超えた中深萩小学校跡を訪ねてみた。
グーグルアースを見ると学校跡地には集会所らしき建物が確認出来る。
当時の遺構はあまり期待できないが記念碑ぐらいは残っているか。

中深萩小学校の沿革は古く、
明治7年2月 中深萩村の戸長 大部喜明所持地に創設されたのが最初の様だ。
訪れた跡地には立派な記念碑が残され、学校創設からの詳細な内容が刻されていたが、
字が細かな上に、苔の様な地衣類が文字を覆っていて詳しくはわからなかった。

現在は中深萩公民館が立っているが、
道路から学校跡までのアプローチする道沿いには学校時代の卒業記念の様なオブジェがあった。
当時の卒業生だとするともう70歳近いと思われる。

学校敷地傍の天満宮には古い低学年用の鉄棒があったが当時の物かは不明だ。



山間のせいか道路から一段高くなった狭い敷地。
ちょうど桜が咲き始めていた。


学校当時のオブジェらしき製作物 石膏で作られている







現在は中深萩公民館が建っているが、古い航空写真もほぼ同サイズの建物が見て取れるので、
雰囲気はほぼ変わらない様に思われる。




記念碑には沿革や地域の出来事が刻されているが、細かな内容までは確認できなかった。





敷地を接する天満宮には鉄棒が残されていた







学校跡地から眺めた地域の様子
長閑な山村といった感じだ

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