廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

旧馬頭町 大那地小学校

2016年05月10日 19時40分10秒 | 栃木の廃校
旧馬頭町の最深部。
西に鷲子山、東に尺丈山を見る馬頭町の一番山深い場所が大那地。
細い峠道烏帽子掛峠を越えて茨城県の旧美和村に抜けることができるが、
基本馬頭町の最深部と言って良いでしょう。

学校跡はログハウス調の「緑の交流館」が建てられています。
馬頭も林業が盛んなので木材をふんだんに使った贅沢な造りですが、
あまり活用されている感じはしません。

大那地小学校は1982年に大内小学校へ統合されていますが、
統合先の大内小学校も2010年に谷川小学校、大山田小学校と統合し馬頭東小学校になっています。
ちなみに馬頭東小学校のHPを見ると本年度の新入生は16名。
大山田小学校も以前は大山田上郷小学校と大山田下郷小学校が統合してできた学校なので、
もともと5校あった学区で16名しか新入生がいないとは過疎化がすごいですね。

学校跡には閉校記念碑らしきものも無く詳しい沿革は不明。
遺構らしきものは遊具類ぐらいでしょうか。
かなり年期が入っていますが学校時代のものかどうか怪しいかもしれません。

校舎があった場所に国旗掲揚のポールがありましたが、
これが唯一の遺構かもしれません。


跡に建てられた緑の交流館は立派なログハウス調




植栽された木は学校時代のもののようです



国旗掲揚ポールが唯一の遺構か?



遊具類がありますが何となく当時のものでは無いような…?



近くまで山が迫る山あいの学校跡

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