廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

旧栗山村 日向小学校 旧学校跡

2016年06月19日 16時24分32秒 | 栃木の廃校
旧栗山村の日向小学校は平成17年に栗山小学校と統合し閉校しています。
今回訪れたのは昭和51年にダム建設に伴って移転を余儀なくされた旧日向小学校跡。
ダム建設での移転というと跡地は水没してしまうものかと思いましたが、
水没することもなく道路脇に残っていました。

当時の校舎は残っていませんが、まわりの集落に比べてずいぶんと立派な公民館が建てられていました。
記念碑によるとダム建設に対して「水源地域対策特別措置法」云々でなんと1億3千3百3十3万円が関係機関から拠出されているようです。

正直こんな山の中の公民館なら1千万も出せば充分じゃないかと思いますが…。
地元の方にとってはとにかく金出してもらおう、
でかいの作れば地元の土建屋も儲かるでしょって感じなのでしょうかね。

当時の遺構は校名版も残る立派な石造りの門柱に二宮像。
特筆すべきはデフォルメが過ぎる二宮像でしょうか。
全体のパースがおかしい上に稚拙な作りがインパクト大。

お顔はちょっと意地悪そうなスネ夫タイプ。
台座には昭和14年建立と刻されていました。
二宮像の横にはストーンサークル状の石の囲みがありました。
花壇か築山の一部でしょうか。

共に統合された栗山小学校は上栗山分校、若間分校、川俣分校。野門分校、土呂部分校と5つの分校を持っていたようです。
土呂部分校以外は未確認なのでこちらも早めに確認したいところです。















最後にもう一度二宮くん。手が異常に小さい上作りが雑。
なんでそうなった!

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