今年も大名町の街灯の柱に「松本七夕人形」を模した物が取り付けられていました。
大名町を松本城に向かって右側に雌雛、左側に雄雛となっています。
松本に伝わっている七夕人形の起源は江戸中期以前からといわれています。
松本では七夕はひと月遅れの8月7日になります。
私が幼少の頃には、縁側の軒先に紙で出来た七夕人形を吊るしたり、えもんかけに人形の顔がついているものに、私の着ていた着物をかけて吊るしていました。
また、お供えとして、茄子にトウモロコシのヒゲをさし、割り箸で足をつけた馬に見立てたものにそうめんをのせたりしていました。
七夕の日の朝は、餡を練りつけた「ほうとう(巾広のうどん)」を食べるのが伝統でした。
この甘い「ほうとう」を食べるのが私にとってはとても苦痛でした。