花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

春の嵐の「清明」・春の風とは……

2012年04月04日 | 四季の風景

今日は24節季の「清明」。
「春分」を過ぎ、「穀雨」の前の「万事すがすがしい気候」。この時期になると、草木の芽もはっきりし、この草は「○○」と、その名も知れる時期ということです。

それなのに、激しい風雨をもたらしている「低気圧」が、日本列島を縦断しています。
「低気圧」と、いうと「台風」のような激しさを感じない語感がありますが、「台風並み」の、激しい風でした。
仙台の奥座敷といわれる「作並温泉」では、風速42メートルを観測したそうです。
25メートルになると、人が立っているのも困難といわれているのに、42メートルとは……。

桜が咲いている地方は、花散らしの風となったことでしょう。

貝寄せ風、梅風、東風(こち)、光風(こうふう)などという、いかにも春めいた風もありますが、春嵐、春疾風など、やはり季節が春でも、春めかない風も吹くということでしょうか。

今朝の「編集手帳」では、「不通坊(とおせんぼう)」という名の「春の嵐」の呼び名が、紹介されていました。
春一番は、春先に吹く強い風ですが、立春から春分の日までに吹く南寄りの、前日より温かい風をさします。

庭にせっかく咲いた花たち、散らずに残りました。
「フクジュソウ」「クロッカスは」雨の間はしっかり蕾を閉じて身を守り、太陽の光を感じると、花を開きます。
 

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