As I like it

気の向くままに。。。 ダンス・バレエの関連トピックが一番多いかも。 by nao@momojrt020327

ハンブルク・バレエ「椿姫」2/19

2009年02月19日 | Ballet
ハンブルク・バレエ「椿姫 Die Kameriendame」
2009年2月19日 14:00~ 神奈川県民ホール

(2月18日と別キャストを青で表示)
マルグリット・ゴーチエ: シルヴィア・アッツォーニ
アルマン・デュヴァール: チャゴ・ボアディン

老紳士デュヴァール(アルマンの父):カーステン・ユング
プリュダンス:カトリーヌ・デュモン
ガストン:アミリカー・モレット・ゴンザレス
オリンピア:マリアナ・ザノット
ナニーナ(マルグリッとの侍女): ミヤナ・フラチャリッチ
公爵: ヨロスラフ・イヴァネンコ
N伯爵: ヨハン・ステグリ

マノン・レスコー: カロリーナ・アギュエロ
デ・グリュ: オットー・ブベニチェク
マノンの崇拝者たち: ピーター・ティングル、ステファノ・パルミジアーノ、キラン・ウェスト

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横浜で平日マチネ・・・・どうしても観たかったので、会社はさぼり!

しかしながら、昨日の衝撃がすごすぎて、正直心底は感動できなかったかな。逆の順番で観たかった。

シルヴィア・アッツォーニの演技も踊りも申し分なかった・・・。けど、「人魚姫」のイメージが強烈に頭にこびりついていて、彼女は「高級娼婦」という感じがしないのだ。彼女は小柄でかわいらしい、もしくは中性的な印象なので、幾人もの取り巻きを従える女王には見えなくて・・・最終幕でむりやり頬紅を塗りたくって観劇に出かけていく時はかなり家なき子のようだった・・・^^; 彼女の美しい金髪もちょっと違和感の一因だったかも。映像版のマリシア・ハイデも昨日のジョエル・ブーローニュも黒髪なので、そのイメージがこびりついているのだろう・・・。ただ、アルマンへの気持ち表し始めた第二幕以降の演技は素晴らしく、感情が良く伝わってきて、昨日より胸に迫るものを感じた。

しかも、アルマンのボアディン君がかわいい♪脚が長くてきれい。リアブコほどの激情ぶりではないし、演技に深みがなかったかもしれないけど、十分合格点な感じ。

マノンは昨日のブシュの方がうまかった。でも、今日のデ・グリュのオットー・ブベニチェクは圧倒的な存在感だった。アルマンがかすみそうな勢いで。最後の沼地の場面で息絶えたマノンを抱えて袖に下がっていく姿にマノンへの深い愛が感じられた。

細かいことですが、最初のマルグリットの肖像画がちゃんと金髪で、オペラグラスで見たら、これまたちゃんとアッツォーニのお顔で。こういうところも手を抜かないんだなーって感心しました。3幕でマルグリットが瀕死の状態で無理矢理「マノン・レスコー」を観にって、観客の一人をアルマンと間違えるシーンでも、ちゃんとリアブコとボアディンそれぞれそっくりな髪型にしていたし。こんなに細部にこだわるのにどうして音は違ったのかしらー? 一部生ピアノだったから、多少は良かったとしても。実際観ている時は作品にのめりこんでいたので、さほど気にならなかったと言えばそうですが。

パリ・オペラ座の公演はどんなだったんだろう。観たかったなぁ。3月にテレビ放映があるようなので、楽しみ!

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