久しぶりにディナーにお出かけ。食いしん坊な同僚Aさんと雑誌で見かけた
BENOITへ行ってきました♪ かの、アラン・デュカス氏がプロデュースするお店の一つ。パリの同店は「古き良き正統派の『ビストロ・パリジャン』」と評されているとのこと。
レストラン付近に到着すると、かなりモダンな白いビル。この10階にあるのだけど、雑居(失礼)ビルにフレンチのビストロってなんかイメージに合わないなぁ・・・と思いました。10階に到着してフロアに足を踏み入れると・・・ ん?何かやけにカジュアルなカフェ??ウェイティング・バー?? 「フレンチ・スタイルのバー」だそうです。 その奥にある階段を登った上の階がレストランです。と案内されてなぜかほっとする。
階段を上がっていくと・・・ なんとも不思議な空間。内装の雰囲気は以前行ったパリの郊外の一軒家レストランっぽいのだけど、そこに置いてあるテーブルと椅子はイタリア・モダンっぽい・・・。それぞれはとてもおしゃれなんだけど、どうも組み合わせがミスマッチな感じ。まだオープンしたてとあって、お客さんも少なかったから良かったけど、テーブルとテーブルの間隔もかなり狭い。なんかちょっとなぁ。メニューはカフェのメニューのようなモダンな感じ・・・説明のお兄さんの口調もあまりうやうやしくは無い・・・
さて、お食事はコースをオーダー。ワインはHAUT-BRIONのセカンドを合わせました。2002年だったかな?ちょっとスパイシーで若い感じ。もう少し熟成した方が好きかな。
アミューズ・ブッシュ
鴨肉とフォアグラのアンサンブル 無花果のマーマレード添え (フォアグラと無花果はなかなか良いマッチ♪)
地鶏卵のココット 旬のキノコとトリュフ風味(ル・クールゼの小さなお鍋のまま出てきたのにちょっとびっくりしたけど、その中身はとてもおいしかった! とろりとした卵の黄身と黒トリュフがからまると、なんとも濃厚なソースに。
舌平目のディエポワーズ (舌平目ってこんなに白身で肉厚だったっけ??と新鮮な驚き。しっとりとした蒸し加減もとてもグッド!)
オリーブをピケした子牛背肉 アンディーブのロティと田舎風ポレンタ(お肉が柔らかくてジューシーで、ブラックオリーブの塩味が合う!! edives roties et plenta cremeuseは付け合せのことだと思うけど、日本語でもフランス語でも意味不明!)
と、お料理には至って満足~!! 最後のデザートは「カリッとした柑橘風味のフォンダン、メープルシロップ(どうも日本語の訳は今ひとつな気がするのですが・・・・ Crousti-fondant aux agrumes, sirop d'erableです(アクサン無視))」をチョイス。なんでも、日本人の女性パティシエTたなかまりが2006年フランスデザートチャンピオン賞というのを受賞したそのデザートをご本人が作っていらっしゃるという。冷たいフォンダンってアイスクリームと違うのかしら?? とてもまろやか。
ということで、特別な日に・・・とかだと、雰囲気に気分がちょっと盛り下がってしまうかもしれません。カジュアルに利用するには高いし・・・ちょっと中途半端な印象でした!