As I like it

気の向くままに。。。 ダンス・バレエの関連トピックが一番多いかも。 by nao@momojrt020327

葉加瀬太郎コンサート

2005年12月21日 | Concerts
21 December 2005, 葉加瀬太郎@NHKホール
柏木広樹(vc)/榊原大(p)

いつも楽しく素敵なステージをみせてくれる葉加瀬太郎さんのコンサート。今回は最新アルバム「VIOLINISM with Love」に収録されている曲を中心に構成。

CDと同じく最初は本格派クラシックナンバー。
ピアノ三重奏曲イ短調::第一楽章 深き愛
第二楽章 青の洞窟
第三楽章 古典的な主題による楽しい変奏曲
第四楽章 見果てぬ夢
約30分ほどの壮大な曲。。。しかし、ついうつらうつらしてしまいました(苦笑)。デビュー15周年ということで、原点に帰る。。という意味で制作し、演奏した作品とのこと。。。

後半はいつもの感じに変わって、葉加瀬さんの軽妙なトークとゆったりしたり、激しかったりとした曲が次々と。あんまり覚えてないのですが、「太陽の子供たち」、「チャールダッシュ」、「Once Upon a Time」、「情熱大陸のメインテーマ」などなど。。。CGグラフィックによる美しい映像がバックに流れる中、葉加瀬ワールドにどっぷり。おもしろかったのは、アイリッシュ・フィドルというヴァイオリンで演奏するアイリッシュ音楽。リバーダンスなどの音楽で耳にしたことがあるような曲です。ゲストとしてアイリッシュ・フィドル奏者、功刀丈弘 (くぬぎたけひろ)さんが登場。実は葉加瀬さんと高校の同級生であるということで、二人の息はぴったり。振り付きで演奏したり、熱くセッションしたり。。。なぜか救急車のサイレンの真似をしたり。。。(走り去る感じが良く出てました(笑))と盛りだくさんで、客席もかなり盛り上がりました。

葉加瀬さんのトークはほんとに面白くて楽しいです。が、今回は随分宣伝トークが多かったなぁ。CDはともかく随分スポンサーにアピールしてました。大変なのかしら??

今年のステージ観賞はこれで終了。来年もまたいろいろ楽しめるといいな!

熊本マリ ピアノコンチェルト

2005年12月13日 | Concerts
熊本マリ ピアノコンチェルト
12月13日 19時開演@サントリーホール

スメタナ:連作交響詩『わが祖国』より「モルダウ」(日本フィル)
リスト:ハンガリー幻想曲(熊本マリ&日本フィル)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11(熊本マリ&日本フィル)

友人の頂き物の頂き物で、「熊本マリ」さんについてまったく知識がないまま行きました。でも、とぉーっても堪能できました。

日本フィルの演奏はとても良かったと思います。1曲目はフルートが中心となって曲全体を引っ張っていくようなところがあるのですが、ブレたりヨレたりすることなく、しっかりと力強い音色でした。 2曲目で熊本マリさんが登場。黒いシルクタフタ(?)のロングドレス。背が高い方ですね?? このリストはちょっと?と思うところもありました。。。休憩を挟んで最後の3曲目にはマリさんは赤のベロアのAラインのドレス。登場した瞬間会場がぱぁっと明るくなり、聴衆のショパンは素晴らしかったです。大好きな曲。。ということでしたし、オケともばっちり合っていたと思います。感動しました。この曲目はこれだけで30分強のもの。その間ピアノを引き続けるなんて、かなり体力が必要だろうな~

演奏終了後にトークタイムがありました。最新アルバム「マジョルカ島の
恋」のタイトルの由来について。このアルバムはショパンのノクターン集です。。スペインのマジョルカ島と一体どんな関係が。。。? それは、幼少期をスペインで過ごしたマリさんが、マジョルカ島でショパンが恋人とともに滞在していた修道院を訪れた時のことが背景となっているそうです。指揮者の小林さんもマジョルカ島に行かれたことがあるということで、マリさんが「マエストロ~」とお声をかけたら、舞台袖から着替えのジャケットに片袖を通しながら小林さん登場(笑) 思い出を語るにはピアノを弾きながらでなければならないらしく、「マリちゃんの前でピアノを弾くなんて、ごめんね」と言いつつ、ピアノを演奏。ショパンについて語りが入りました。 で、そのつながりで最後にマリさんに「ノクターン第20番嬰ハ短調(遺作)」をリクエスト。戦場のピアニストで有名ですね。これもまた素敵な演奏でした。

良いホールで聴く生の演奏って良いですね~。今日はお仕事で色々滅入っていましたが、すっかり心洗われました。

TV放送予定 ”モンテカルロ・バレエ「ラ・ベル」”

2005年12月10日 | Ballet
ーメモですー

12月10日 午前0:30-
クラシック・ロイヤルシート

モンテカルロ・バレエ「ラ・ベル」
「バレエ音楽“眠りの森の美女” 作品66から」
「幻想序曲“ロメオとジュリエット”から」
 チャイコフスキー作曲
 ベルニス・コピエテルス
 ニコラス・カーン
 カロル・パストレル
 ほか
 モンテカルロ・バレエ団
 ~モナコ・モンテカルロ グリマルディ・フォーラムで録画~

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バレエを見始めたころにマイヨーの「シンデレラ」を見て、かなり度肝を抜かれました。。。話題になったこの作品は去年の来日公演に行けず、見そびれていたました。マイヨーの斬新な「眠り」。。や如何に?? 

サンクトペテルブルク建都300年ガラ

2005年12月04日 | Ballet
NHK BShi ハイビジョンクラシック館
11月27日(日)「サンクトペテルブルク建都300年ガラ 」

マリインスキー劇場で行われたオペラとバレエのミックス・プログラムです。

マリインスキー劇場バレエ団と言うとなかなか耳慣れないのですが、旧キーロフですね。ソ連解体後に改称されたのですね。

とりあえずバレエのみの感想ですが。。

「ラ・バヤデール」 第3幕から
ディアナ・ヴィシニョーワ&レオニード・サラファーノフ

ヴィシニョーワのニキヤ。。う~ん、なんというか。。あんまり好みじゃないかな? 去年白鳥を見たときは透明感があってとても良かったのに。ふむ。ソロルのサラファーノフ君がとってもノーブル。。。最初のピルエット(?)は安定感ばっちりでピタッと決まっていてGOODでした。ヴィシニョーワとのコンビネーションはどうなんでしょ??というほど淡白な印象を受けました。。ちょっと物足りず。

物足りないといえば、以前キーロフの「影の王国(縮小版)」を観た時、そのコール・ドの美しさに痛く感動いたしました。。が。。精霊たちの登場シーンがなくて、せっかくの美しいコール・ドが堪能出来なかった。。グラン・パ・ド・ドゥがメインなのでしょうがないのでしょうが。。。残念。

「瀕死の白鳥」
ウリアナ・ロパトゥキナ

本当に白鳥を思わせる腕や足の動き。。短い演目ですが、かなり大変な役だと思います。  ロパトゥキナさんに合っていたのではないのでしょうか??


「海賊」 から “グラン・パ・ド・ドゥ”
  スヴェトラーナ・ザハロワ&イーゴリ・ゼレンスキー
ザハロワはすっかりおなじみな感じで安心して(?)観られました。んでも、グラン・フェッテは普通の1回転しかなく、ガラ用としてはちょっとつまらない感じ。 ゼレンスキーも随分控えめだったような。

余談ですが、そう言えば、以前ザハロワが客演することに決まっていた新国立かレニングラードだったかの公演で、「プーチン大統領の命によりサミットの催し(?)に出演することが急遽決定」し、キャンセルしてロシアに戻った。。なんてことがありましたが。。客席に各国首脳の顔が見えたし、これだったのかーと感慨もひとしお(?) 

それにしても、テレビで観るって、なんか冷静になりすぎちゃってだめですねー

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指 揮 : ワレリー・ゲルギエフ
1. 歌劇「ホヴァンシチナ」 第3幕 から ( ムソルグスキー作曲 )
2. 歌劇「悪魔」プロローグ から ( アントン・ルビンシテイン作曲 )
  ウラディーミル・ポノマリョフ
3. 歌劇「スペードの女王」第2幕 第1場 から ( チャイコフスキー作曲 )
4. 歌劇「エフゲニー・オネーギン」 第1幕 から
   手紙の場面 “わたしは死んでしまいそうだ” ( チャイコフスキー作曲 )
5. バレエ「ラ・バヤデール」 第3幕 から ( ミンクス作曲 )
  ディアナ・ヴィシニョーワ&レオニード・サラファーノフ
6. 歌劇「ボリス・ゴドノフ」 第3幕 第2場 から ( ムソルグスキー作曲 )
7. 歌劇「イーゴリ公」 から “ダッタン人の踊りと合唱” ( ボロディン作曲 )
8. 「声と管弦楽のための協奏曲」 から 第1楽章 ( グリエール作曲 )
9. バレエ「瀕死の白鳥」 ( サン・サーンス作曲 )
ウリアナ・ロパトゥキナ
10. 歌劇「スペードの女王」第3幕 第3場 から ( チャイコフスキー作曲 )
11. バレエ「海賊」 から “グラン・パ・ド・ドゥ” ( アダン作曲 )
  スヴェトラーナ・ザハロワ&イーゴリ・ゼレンスキー
12. 歌劇「イオランタ」 から “フィナーレ” ( チャイコフスキー作曲 )

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ソプラノ : タチヤーナ・パヴロフスカヤ (3曲目)
  〃 : ルネ・フレミング (4曲目)
  〃 : アンア・ネトレプコ (8曲目)
メゾ・ソプラノ : オリガ・ボロディナ (6曲目)
テノール : ウラディーミル・ガルージン (6, 10曲目)
バリトン : ドミートリ・ホロストフスキー (3, 10曲目)
バス : セルゲイ・アレクサーシキン (1曲目)


[ 収録: 2003年5月30日, マリインスキー劇場 (サンクトペテルブルク) ]