As I like it

気の向くままに。。。 ダンス・バレエの関連トピックが一番多いかも。 by nao@momojrt020327

2003年8月:「On your Toes」

2003年08月20日 | Adam Cooper
昨年ロンドン郊外で上演されたミュージカルがロンドンで再演されることに。 これは行かないわけには参りません。

8月16日、19日、21日の3日間行ってきました。いずれもすばらしく、そしてとっても楽しい舞台でした。キャストが一定で、それぞれが安定しているためか、そんなにこの日はこれ!という感想がないので、3日分まとめます。

まず席に着いて驚いたのは、観客の年齢層の高さ。半分以上がかなりご高齢の方でした。古いミュージカルのリバイバルなせいでしょうか?? なんといっても元ロイヤルのプリンシパルのアダム、サラそしてイレク・ムハメドフが出るとあれば、バレエ・ファンも思わず足を運んでしまうのでしょうね。 客席はほぼ埋まっていました。

アダムが登場した時の第一印象は、「痩せた???」 頬がこけているし、細い!! 私が行く前2週間ぐらいはロンドンはとても暑い日が続いたようですので、バテてるのかしら。。?などと余計なことを考えたりして。。

本題に戻りますと、アダムは最初の登場から結構歌ってくれます。アダムの話し声はちょっと高めで鼻声っぽい感じがするのですが、歌声ではもっと透明感が出るような。。高音から低音まで狂うことなく、とても良かったです。

アダムのダンスはもちろん素敵ですが、アダムのコミカルな演技がまたなんともかわいいです。 初めてヴェラに会うシーン、ロシア人のふりをしてインタビュアーに「ダー」、「ダー」と答えるところ、そして極めつけは、劇中劇「ゼノビアの王女」の奴隷役。ヘタクソに踊るアダムはかなり笑えます。最後の「ワン・モア・タァ~イム!」もね!

私は実物サラを観るのは初めてだったのですが、本当に演技が上手でした。ロシア語訛りのセリフ回しが最高! 個人的にはアダムを差し置きサラが一番良かったと思います。ムハメドフにはもっと活躍の場をあげたかった気もしますが、彼も上手に笑いをとっていました。

ペギー役キャサリン・エバンスさんもとってもすばらしかったです。中でも、「You Took Advantage of Me」は聴かせてくれます。

その他のキャスティングの中には、SWAN LAKE日本公演に参加していた人がいました。私が認識できたのは、リチャード・クルト(執事役でした)とORIADA(劇中劇の「蛾の少女」とナポリ王女役でした)の二人です。 二人ともロシア・バレエ団のメンバー役、リチャード・クルトは相変わらずのスキンヘッドで、バレエ団の群舞の中心でした。他にもBourne作品ファンならご存知かもしれませんが、Natcrakerや Play without words他にも多数出ているEwan Wardropなどなど。人脈って大切なんですね。

スタンディング・オベーションをしている人もちらっといましたし、帰り際に人々の会話に聞き耳を立ててたところ、極めて好評のようでした。


2003年8月8日:世界バレエフェスティバル Bプロ

2003年08月08日 | Ballet
2003年8月8日:世界バレエフェスティバル Bプロ@東京文化会館

・バルボラ・コホウトコヴァ&イナキ・ウルレザーガ「海賊」
・オレリー・デュポン&マニュエル・ルグリ「小さな死」
・タマラ・ローホ&ホセ・カレーニョ「白鳥の湖」より”黒鳥のパ・ド・ドゥ”
・マリーヤ・アレクサンドローワ&セルゲイ・フィーリン「ラ・シルフィード」

・グレタ・ホジキンソン&ロベルト・ボッレ「夏」
・フィリップ・バランキエヴィッチ「レ・ブルジョワ」
・ガリーナ・ステパネンコ&アンドレイ・ウヴァーロフ「ライモンダ」
・アニエス・ルテステュ&ジョゼ・マルティネス 東京バレエ団「パキータ」
・アレッサンドラ・フェリ&マルセロ・ゴメス「葉は色あせて」
・シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ「ロメオとジュリエット(ノイマイヤー版)」より”寝室のパ・ド・ドゥ”
・ディアナ・ヴィシニョーワ&ウラジーミル・マラーホフ「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」

・アリシア・アマトリアン&フリーデマン・フォーゲル「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド」
・シルヴィ・ギエム&ニコラ・ル・リッシュ「マノン」より”沼地のパ・ド・ドゥ”
・ジル・ロマン「ヨカナーン(ペジャール)
・アリーナ・コジョカル&アンヘル・コレーラ「ドン・キホーテ」

いやいや、お腹いっぱいなプログラム。。 なんと不覚。遅刻して最初の二つを見逃してしまった。。特にデュポン&ルグリは悔やまれる。。 ノイマイヤーの「ロメオとジュリエット」は全幕観てみたい。「イン・ザ・ミドル・。。。」のアリシア・アマトリアン(シュツットガルト)のスタイルにマッチした演目だったと思います。 初マラーホフは、いまひとつ。。調子が悪かったのかな??