新国立劇場「シンデレラ」
2008年12月23日 14:00- 新国立劇場
【振 付】フレデリック・アシュトン
【作 曲】セルゲイ・プロコフィエフ
【監修・演出】ウエンディ・エリス・サムス
【指 揮】デヴィッド・ガルフォース
【シンデレラ】さいとう美帆
【王子】マイレン・トレウバエフ
【義理の姉たち】保坂アントン慶 高木裕次
【仙女】本島美和
【父親】澤田展生
【春の精】丸尾孝子
【夏の精】湯川麻美子
【秋の精】高橋有里
【冬の精】厚木三杏
【道化】グリゴリー・バリノフ
【ナポレオン】八幡顕光
【ウェリントン】市川 透
【王子の友人】陳 秀介 冨川祐樹 江本 拓 中村 誠
全体的なキャストのバランスとしては今日の公演の方が良かったです。本来は2ndキャストなのでしょうが・・・
さいとうさんは本日もすばらしくがんばって踊ってくれて、なんだか目頭が熱くなりました。3幕の最後のグラン・パ・ド・ドゥではちょっとお疲れな感じもしなくはなかったのですが、3幕の最初に舞踏会の余韻に浸るところでは全力で高速シェネをしていたりして、「そんなにがんばって、今日の夜もあるのに大丈夫なのかしら~」と思ってドキドキ。それにしても、1幕のほうきの踊りは本当にキュート。お姉さんの真似をして後ろ向きにガニマタちっくに踊るところがなんとも可愛らしい。そして、昨日は硬く見えたPDDもリハーサルを重ねたマイレン相手の安心感でしょうか、今日はのびのびとしていて良かったです。さいとうさんはこの演目で2003年に主役デビューしたそうですが、納得の当たり役と言えるでしょう。
そういえば、2幕でシンデレラが舞踏会に登場する時のマント(?)のレースのトレーンはやっぱり短い!長いのはロイヤルの専売特許なのかしら?2006年にコジョカルが新国立でゲストだった時も短いものでした。ロイヤルの方が階段の降り方もポワントが長くて、下を一切見てなくてドキドキものだったような。
ああ、そしてマイレン王子!!マイレンが主役を踊るところを観るのはこれが初めて。いつも脇にいるのにセンターにいるのがちょっと不思議な感じがしてしまったり。それから、衣装が暑いのか?前髪がすぐに乱れて落ち、額に張り付いてしまうのがちょっと気になりました。髪といえば、全員ズラの中で黒髪がちょっと違和感。主役だけズラじゃなくても良いんですねぇ。コボーは金髪だったから気にならなかったのですが。と、文句を書いてしまいましたが、マイレンは十分すぎるほど素敵な王子様でした!踊りは軽やかで優雅で文句なし。もちろん、サポートも上手。2幕ではシンデレラにどんどん惹かれていくのが良く表現されていました。3幕の靴をシンデレラに合わせるところの演技もシンデレラを見つけた喜びが伝わってきて・・・ マイレンをしっかり堪能できて幸せ~ 彼にはもっと主役を踊ってほしいっ!!
本日の四季の精は皆さんしっかり踊っていらして安心して観ることが出来ました。冬の厚木さんが素敵。彼女の白鳥はやはり良いかもと思いました。次回観てみようかな。
道化のグリゴリー・バリノフは道化らしい道化。昨日の八幡君は踊りは上手いけど何かちょっと感じた違和感は、体が細すぎてラインが美しくないことだったんだな・・とバリノフ君を見て思いました。義理の姉の妹の方の高木さんはもうひとつ自分を捨てきれていない感じが。こういうのはなりきってくれないとねっ!
アシュトン版「シンデレラ」は過去に3回観てますが、はっきり言ってこれまで「すごくおもしろかった!」とは思えなかったんですよね。3幕が物足りないと感じることが多くて。でも、今回は2日ともかなり楽しい!と思えました。さいとうさんのがんばりのおかげかな。
あ!オケの金管系!ホルンかな??良い所ではずしてくれて!こらっ!!昨日より今日の方がましでしたが。目立つだけに痛い。
参考:アシュトン版「シンデレラ」
2006年12月15日 新国立劇場「シンデレラ」(アリーナ・コジョカル&フェデリコ・ボネッリ)
2005年7月12日 英国ロイヤルバレエ「シンデレラ」(吉田都&フェデリコ・ボネッリ)
2005年7月12日 英国ロイヤルバレエ「シンデレラ」(ダーシー・バッセル&デヴィッド・マッカテリ)
2008年12月23日 14:00- 新国立劇場
【振 付】フレデリック・アシュトン
【作 曲】セルゲイ・プロコフィエフ
【監修・演出】ウエンディ・エリス・サムス
【指 揮】デヴィッド・ガルフォース
【シンデレラ】さいとう美帆
【王子】マイレン・トレウバエフ
【義理の姉たち】保坂アントン慶 高木裕次
【仙女】本島美和
【父親】澤田展生
【春の精】丸尾孝子
【夏の精】湯川麻美子
【秋の精】高橋有里
【冬の精】厚木三杏
【道化】グリゴリー・バリノフ
【ナポレオン】八幡顕光
【ウェリントン】市川 透
【王子の友人】陳 秀介 冨川祐樹 江本 拓 中村 誠
全体的なキャストのバランスとしては今日の公演の方が良かったです。本来は2ndキャストなのでしょうが・・・
さいとうさんは本日もすばらしくがんばって踊ってくれて、なんだか目頭が熱くなりました。3幕の最後のグラン・パ・ド・ドゥではちょっとお疲れな感じもしなくはなかったのですが、3幕の最初に舞踏会の余韻に浸るところでは全力で高速シェネをしていたりして、「そんなにがんばって、今日の夜もあるのに大丈夫なのかしら~」と思ってドキドキ。それにしても、1幕のほうきの踊りは本当にキュート。お姉さんの真似をして後ろ向きにガニマタちっくに踊るところがなんとも可愛らしい。そして、昨日は硬く見えたPDDもリハーサルを重ねたマイレン相手の安心感でしょうか、今日はのびのびとしていて良かったです。さいとうさんはこの演目で2003年に主役デビューしたそうですが、納得の当たり役と言えるでしょう。
そういえば、2幕でシンデレラが舞踏会に登場する時のマント(?)のレースのトレーンはやっぱり短い!長いのはロイヤルの専売特許なのかしら?2006年にコジョカルが新国立でゲストだった時も短いものでした。ロイヤルの方が階段の降り方もポワントが長くて、下を一切見てなくてドキドキものだったような。
ああ、そしてマイレン王子!!マイレンが主役を踊るところを観るのはこれが初めて。いつも脇にいるのにセンターにいるのがちょっと不思議な感じがしてしまったり。それから、衣装が暑いのか?前髪がすぐに乱れて落ち、額に張り付いてしまうのがちょっと気になりました。髪といえば、全員ズラの中で黒髪がちょっと違和感。主役だけズラじゃなくても良いんですねぇ。コボーは金髪だったから気にならなかったのですが。と、文句を書いてしまいましたが、マイレンは十分すぎるほど素敵な王子様でした!踊りは軽やかで優雅で文句なし。もちろん、サポートも上手。2幕ではシンデレラにどんどん惹かれていくのが良く表現されていました。3幕の靴をシンデレラに合わせるところの演技もシンデレラを見つけた喜びが伝わってきて・・・ マイレンをしっかり堪能できて幸せ~ 彼にはもっと主役を踊ってほしいっ!!
本日の四季の精は皆さんしっかり踊っていらして安心して観ることが出来ました。冬の厚木さんが素敵。彼女の白鳥はやはり良いかもと思いました。次回観てみようかな。
道化のグリゴリー・バリノフは道化らしい道化。昨日の八幡君は踊りは上手いけど何かちょっと感じた違和感は、体が細すぎてラインが美しくないことだったんだな・・とバリノフ君を見て思いました。義理の姉の妹の方の高木さんはもうひとつ自分を捨てきれていない感じが。こういうのはなりきってくれないとねっ!
アシュトン版「シンデレラ」は過去に3回観てますが、はっきり言ってこれまで「すごくおもしろかった!」とは思えなかったんですよね。3幕が物足りないと感じることが多くて。でも、今回は2日ともかなり楽しい!と思えました。さいとうさんのがんばりのおかげかな。
あ!オケの金管系!ホルンかな??良い所ではずしてくれて!こらっ!!昨日より今日の方がましでしたが。目立つだけに痛い。
参考:アシュトン版「シンデレラ」
2006年12月15日 新国立劇場「シンデレラ」(アリーナ・コジョカル&フェデリコ・ボネッリ)
2005年7月12日 英国ロイヤルバレエ「シンデレラ」(吉田都&フェデリコ・ボネッリ)
2005年7月12日 英国ロイヤルバレエ「シンデレラ」(ダーシー・バッセル&デヴィッド・マッカテリ)