As I like it

気の向くままに。。。 ダンス・バレエの関連トピックが一番多いかも。 by nao@momojrt020327

吉田都さんの日本での次回公演

2005年11月30日 | Ballet
e+からのお知らせが着て、来年の3月に吉田都さんが牧阿佐美バレヱ団による『新作バレエ「ア ビアント」だから、さよならはいわないよ』にゲスト出演されるそうです。

演目は新作バレエだから皆目検討がつかないなぁ。。。「時空を超えた幻想的な愛の物語…。はかなく美しい記憶とともに綴られ、すべての人々の心に刻まれる壮大なバレエ・ファンタジー」らしい。。。むーん、どんな感じなのでしょう??

実は牧阿佐美バレヱ団って見たことないし。。観てみたいんだけど、この辺はバレエ公演がかたまってます。。。すでに「マラーホフの贈り物」、Kバレエの「眠り」、東京バレエの「ユカリーシャ」。。。うーん、どうしよー(悩)

「天才バレエダンサー 熊川哲也の決意 」

2005年11月27日 | Ballet
TBSの「報道特集」という番組で「天才バレエダンサー 熊川哲也の決意」という特集がありました。

テーマとしては、日本のバレエは国や企業などの助成がしっかりしていないので、日本人のバレエダンサーが育ちにくい、または育っても海外のバレエ団に在籍したまま戻ってこないなどの現状に疑問を投げかけたもの。それに対して挑戦する人物として熊川氏が登場したわけです。その「仕事」によって生活に必要なお金が稼げる「バレエ・ダンサー」という職業を日本の社会の中で確立させたい。そのために従来のバレエ団に帰属するのではなく、自分のバレエ団を作ったのだ。。。と。

Kバレエの観客動員数はかなり高水準だそう。ビジネスとしては成功してるらしいです。その責任感からか、ご自分でもおっしゃってましたが。。。彼はなんだかとても大人になったというか、これまで私が持っていたイメージとちょっと印象が変わりました。

Kバレエの「くるみ」は特に舞台装置にとてもお金をかけたらしく、かなりゴージャスだったらしいです。。。放送で一部が流れましたが、クリスマスシーズンにぴったり。もともと旅行で行けないとチケットを取ってなかったのですが、旅行はキャンセルしたので、行けば良かったな~と後悔しました☆

シルヴィ・ギエム最後の「ボレロ」

2005年11月18日 | Ballet
2005年11月18日(金) 18:30開演 東京文化会館
シルヴィ・ギエム最後の「ボレロ」Aプロ

あぁ、もうなんと言うか。。。何も言えません。。。ギエムのボレロ。とにかく素晴らしかった。。言葉を失って、我を忘れてのめりこんで観てしまいました。鳥肌立ちまくりの最後には感涙。 

「ギリシャの踊り」東京バレエ団
余計な装飾のないシンプルな舞台と衣装。ベジャールの作品は最近のものしか見たことがなかったのですが、当初はこんなにシンプルにでも情熱的に音楽と肉体を奏でるような作品だったのですね~

「小さな死」ギエム、ムッル
あれ?ギエム?ムッル?と思うぐらい二人とも印象が違う!ギエムは体的に間違いないんだけど、何かが違う。。。おぉ!髪が赤い! ギエムは黒髪なイメージを持っていたのだけど。。そして、ムッル君はほんとにムッル君だったのだろうか。。と思うほど別人! 衣装を脱ぐとこんなにマッチョだったのね~。 前の演目のギリシャの踊りも男性は上半身裸だったので、その体の違いが余計に印象に強く残ってしまいました。。

さて、「小さな死」は初めて見ます。世界バレエフェスのルグリとデュポンを遅刻して見逃すというという大失態だったのでした。。。印象は。。二人の筋肉のぶつかり合い。。すごくシャープな感じがしました。リフトとかではかなり官能的なものもあったのですが、時に挑戦し合うような激しさ。。。どうして「小さな死」なの?? お勉強が足りませんわ。

「ドン・ジョヴァンニ」東京バレエ団
最初の台詞が日本語にわざわざ訳してあったので、ちょっと興ざめ。。。したかな。「小さな死」の余韻に浸っていたので、印象に薄いです。。

「ボレロ」ギエム、東京バレエ団
静かなイントロから手だけがライトアップされ、そのムーブメントが闇の中を切り裂く。静から動へ。その中ひたすらにしなやかに激しく動く肢体。ギエムならではの踊り。壮絶でした。家に帰ってすぐにジョルジュ・ドンのボレロを見たのですが、まったく別物ですね。ジョルジュ・ドンのボレロは終止パッションがみなぎってる。でも、ギエムのそれはそのパッションをひたすら抑えて最後の一瞬に爆発させ燃え尽きる感じ。。 生で彼女のこの舞台を観ることが出来て、本当に幸運でした。



********<キャスト>*************

ギリシャの踊り
振付:モーリス・ベジャール  音楽:ミキス・テオドラキス

イントロダクション
パ・ド・ドゥ(二人の若者) :大嶋正樹-古川和則
娘たちの踊り
若者たちの踊り
パ・ド・ドゥ:吉岡美佳-平野玲
ハサピコ :井脇幸江-木村和夫
テーマとヴァリエーション
ソロ:中島周
パ・ド・セット:高村順子-門西雅美-小出領子-
 長谷川智佳子-西村真由美-吉川留衣-乾友子
フィナーレ :全員

小さな死
振付:イリ・キリアン  音楽:W.A.モーツァルト

シルヴィ・ギエム  マッシモ・ムッル


ドン・ジョヴァンニ
振付:モーリス・ベジャール  音楽:フレデリック・ショパン (モーツァルトの主題による)

ヴァリエーション 1:門西雅美 西村真由美 佐伯知香
ヴァリエーション 2:小出領子
ヴァリエーション 3:高村順子 井脇幸江 
ヴァリエーション 4:長谷川智佳子
ヴァリエーション 5:大島由賀子
ヴァリエーション 6:吉岡美佳
シルフィード:吉川留衣

ボレロ
振付:モーリス・ベジャール  音楽:モーリス・ラヴェル

シルヴィ・ギエム
木村和夫-平野玲-古川和則-大嶋正樹


上演時間

「ギリシャの踊り」

休憩

「小さな死」「ドン・ジョヴァンニ」

休憩

「ボレロ」  18:30-19:10

 20分

 19:30-20:05

 15分

 20:20-20:40

シュツットガルト・バレエ団「ロミオとジュリエット」

2005年11月14日 | Ballet
11/13 シュツットガルト・バレエ団「ロミオとジュリエット」
振付:ジョン・クランコ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ

本日のマチネはキャスト的に期待感がないのか?結構空席がありました。でも、私的にはかなり大満足でございました。

キャスト
まずはロミオ役のジェイソン・レイリー君かっこいい~!!トロント出身ということでしたが、ちょっと肌が浅黒くてラテン系。。カリブ系な感じ。笑顔の白い歯がまぶしい! しかも、スタイルが良い~♪ 足がきれい! バルコニーのシーンでは胸のはだけた(?)白いシャツにタイツなのですが、それがばっちりと決まっていました。 胸毛もなくてつるりん。。!合格!(何が?) はっ!もちろん、踊りも良かったですよ! 

そしてジュリエット役のエレーナ・テンチコワは先日「オネーギン」でオルガ役観て、がたいの良い人だな~とジュリエット役からはずれたイメージを持っていたのですが、とっても可憐でした! ロミオと出会う前のあどけない少女から、恋によってしっかりとした意志を持った大人の女性として成長したジュリエットをとてもはっきりと演じていたと思います。

残念だったのはマキューシオのエリック・ゴーティエ君。ロミオとベンヴォーリオと一緒に三人で同時にトゥール・ザン・レールを何度も繰り返すシーンがあるのですが、一人で半回転足りず、着地してから向き直るので、毎回ワンテンポ遅れてしまうのです。 マキューシオってテクニックのある人がやる役だと思ってたんですけど。


衣装・舞台装置など
全体を通して、衣装がとても美しく印象的でした。キャピュレット家とモンタギュー家が色分けされていてわかりやすい(笑) キャピュレット家の舞踏会ではキャピュレット家サイドの人々が黒ベースに金の飾りが付いたドレスなどで、コール・ドが並ぶと壮観。やはりチュチュよりもオーガンジーのふわふわとかドレスが好きです。

舞台装置がちょっと変わってました。 舞台のやや奥にローマ水道(わかります?)のような高架の廊下?が横切っていて、これが市場、お城(家)、バルコニーに墓場などさまざまなな形で活躍するのです。 一部をせり出させてこれがバルコニーになった時はちょっとびっくり。ABTのガラで観たときはバルコニーが舞台の右側で、袖に隠れてしまって一部見えなかったシーンがあったのですが、今回はバルコニーが正面やや右よりぐらいだったので、視界良好ばっちり! 階段がついてなかったので、ジュリエットはどうやって降りるのかしら?と思っていたら、ロミオがお姫様だっこで降ろしていました。そして別れ際にジュリエットを抱き上げてバルコニーに戻した後、自分はバルコニーにぶら下がって、懸垂しながら別れのキス!す、すばらしい!!!お部屋についてるバルコニーだったら、階段がない方が自然だし、お姫様抱っこも懸垂キスもよりラブラブな感じでとても良い演出だと思いました。

クランコ版とマクミラン版
について語りたいけど、マクミランのビデオを見直してから近日中にアップいたします~


****<主なキャスト>******

キャピュレット家
キャピュレット公: ローランド・ダレシオ
キャピュレット夫人:メリンダ・ウィザム
ジュリエット: エレーナ・テンチコワ
ティボルト: イヴァン・ジル・オルテガ
パリス: ニコライ・ゴドノフ
乳母: ルドミラ・ボガート

モンタギュー家
モンタギュー公: ディミトリー・マジトフ
モンタギュー夫人: クリスティーナ・パザール
ロミオ: ジェイソン・レイリー
マキューシオ: エリック・ゴーティエ
ベンヴォーリオ: マリジン・ラドメイカー




アンジェラ・ゲオルギュー ソロ・リサイタル

2005年11月12日 | Concerts
11月12日(土)14:00  東京芸術劇場大ホール
アンジェラ・ゲオルギュー
ニース交響楽団

私のオペラの苦手意識。。。「見た目が美しくない」を払拭してくれたアンジェラ・ゲオルギューが来日!ということで、コンサートに初チャレンジ。 さすがの私でもほとんどわかるような定番曲ばかりだったので、飽きることなくしーっかりとひたって聴くことが出来ました。

前半はイエローのサテンのドレス。後半は黒にビーズでお花の刺繍がしてあるタイトなドレス。どちらもとてもお似合いでほんとに美しかった~。「私を泣かせてください」 、「私のお父さん」が良かったですね~。 もちろん「ハバネラ」、「ある晴れた日に」 は言わずもがな。 ただ全体に声量が小さめで、オーケストラの音も抑えてあったような気がしますが、低音は声がほとんど聞こえないことも。 アンコールのマイフェアレディなんて、全然聞こえなかった感じ。マイク持って~と思ってしまった。

良い歌を聴くと、部分的にではなく、オペラの中で聴いてみたいという思いが強くなります。 アンジェラの舞台。。見たみたいな~ 「トスカ」のDVDは持っているのですが、常に集中力がもたなくて。。。しかし!好きな歌が入っていれば、きっとオペラも飽きないはず~ 先週日曜にNHKの芸術劇場で「蝶々夫人」をやっていたので、録画してあるのだ。 早く見なくっちゃっ!



モーツァルト: 「コジ・ファン・トゥッテ」(演奏のみ)

ジョルダーニ : 「カロ・ミオ・ベン」
ヘンデル : 歌劇「リナルド」より 「私を泣かせてください」

プッチーニ : 歌劇「マノン・レスコー」より 間奏曲(演奏のみ)

レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」より「大空を晴れやかに」
プッチーニ : 歌劇「つばめ」より 「ドレッタの素晴らしい夢」

ビゼー : 歌劇「カルメン」より 間奏曲 (演奏のみ)

ビゼー : 歌劇「カルメン」より 「恋は野の鳥」「ハバネラ」
プッチーニ : 歌劇「マノン・レスコー」より 「華やかに着飾っても」

マフネ:歌劇「タイース』より「タイースの瞑想曲」(演奏のみ)

プッチーニ : 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より 「私のお父さん」
プッチーニ : 歌劇「蝶々夫人」より 「ある晴れた日に」

<アンコール>
ミュージカル「マイ・フェア・レディ」より「踊り明かそう」
「ムジカ」
「グラナダ」


シュツットガルト・バレエ団「オネーギン」

2005年11月08日 | Ballet
2005/11/08 シュツットガルト・バレエ団「オネーギン」

振付:ジョン・クランコ
音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
オネーギン: マニュエル・ルグリ
レンスキー: ミハイル・カニスキン
ラーリナ夫人: メリンダ・ウィザム
タチヤーナ: マリア・アイシュヴァルト
オリガ: エレーナ・テンチコワ
乳母: ルドミラ・ボガート
グレーミン公爵: イヴァン・ジル・オルテガ

1年半ほど前にロンドンでロイヤル・バレエの公演を見て以来2度目の演目。 オペラは観たことがなくて、映画を観たことがあります。。。ので、ストーリーはばっちり頭に入っていました。 こんな状態で望むバレエは珍しいかも。 

感想は。。ドラマチック・バレエ。。大好きですー。 ストーリー展開を重視しつつ、リフトを多用した大胆な振り付け。。マクミランはクランコの影響を受けたんですね~と思わず納得な作品。中世の貴族社会が舞台の作品は、衣装はチュチュじゃなくて、ドレスだし、舞台装置も豪華。そういった雰囲気そのものが好きかも。

主役のタチヤーナのマリア・アイシュヴァルトは1,2幕は純真で可憐な少女をとてもかわいらしく、3幕では気品ある公爵夫人を毅然と演じていて、かなり好感。一つ一つのパのポーズもきちっと決めてて、素晴らしかったです。

一方、長年オネーギンを演じるのが夢だったルグリさんは。。。まぁこんなもんですかねぇ。前半はサポート中心だし、見せ場の鏡のPDDはあくまでタチヤーナの空想の中の人物だから、人物像が見え辛く、ルグリ様でなくても。。なんて思ったりして。しかし、最後の3幕のよれよれしたオネーギンはなかなかよろしかったです~♪♪♪ おひげもお似合いでした。

コール・ドは体の大きな人が多いのか?舞台がとても狭く感じられました。 コール・ドも結構リフトが多用された振り付けでしたが、きれいに踊れていたと思います。 「ロミオとジュリエット」が楽しみになってきました!

劇団MAJOLICA第1回公演

2005年11月01日 | Other shows
劇団MAJOLICA第1回公演「Shade of Future」10月28日 7時半~ @中野スタジオあくとれ

犬友達ママさんが主催の劇団の第1回公演を観に行ってきました。 小劇場もののお芝居を見るのは大学生以来。。。。きっと難しくてわかりにくいんだろうなーとものすごく偏見をもってお出かけしました。

「Shade of Future」は「未来の影」。現実と夢(眠っている間に見ている)が交錯するなかで、夢(自分がかなえたいと願う)とは?それをかなえる難しさを問うお話。込み入っていると言えば込み入ったお話ですが、ストーリーがしっかりしていて、それぞれの台詞や行動(演技)がきちんとつながりがあって、早い展開と長台詞でも十分理解出来るものでした。 随所に笑いが盛り込んであって、お客さんがリラックスできる場面も設けてあります。 なので、1時間40分の上演時間の間まったく飽きることなく、すっかり入り込んで観てました。

友人は主役と対峙する悪役。 この日はわん友一同でこぞって観にいったせいか、ちょっと遠慮気味にワル役をやってる感じがしました。 小さな劇場ですぐそこにお客さんがいるからねぇ。緊張しちゃうよね! 個人的には主役のEmiriさんがポスターでのはにかんだような笑顔からは想像できないようなおばさん主婦ぶりがお気に入りでした。

舞台づくりにはいろんな要素があります。脚本、キャスティング、舞台の構成、大道具、照明、ステージ。。 すべてを融合させて一つの作品にするってすごいパワーです。 何事につけ受身な自分には、そんな友人の姿がただただまぶしかったです。 第2回公演が楽しみだわん♪