シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン・カンパニー「聖なる怪物たち」
2009年12月18日 19:00~ 東京文化会館
術監督・振付:アクラム・カーン
ダンサー:シルヴィ・ギエム、アクラム・カーン
振付(ギエムのソロ):林懐民
振付(カーンのソロ):ガウリ・シャルマ・トリパティ
音楽:フィリップ・シェパード
およびイヴァ・ビトヴァー、ナンド・アクアヴィヴァ、トニー・カサロンガの歌より
照明:ミッキ・クントゥ
装置:針生康
衣裳:伊藤景
構成:ギィ・クールズ
演奏:アリーズ・スルイター(ヴァイオリン)
ラウラ・アンスティ(チェロ)
コールド・リンケ(パーカッション)
ファヘーム・マザール(ヴォーカル)
ジュリエット・ファン・ペテゲム(ヴォーカル)
技術主任:ファビアナ・ピッチョーリ
舞台技術:サンダー・ルーネン
音響技術:ニコラ・フォール
ツアー・マネージャー: シャロン・ジョン
◆上演時間◆
19:00-20:15
不思議な演目だった。「聖なる」というタイトル的に厳粛なものと勝手に思っていたら、かなりコメディだった・・・台詞があってびっくり(と書いてあったが、テロップで流れるだけとかだと思いこんでいた)。
ギエムはまだまだ高い身体能力を有しているのは素晴らしい。だが、クラシック・バレエのそしてコンテンポラリーダンスの枠をも飛び越えて新たな世界を作り出そうとしているのか。マリファントなどと組んで、新しい演目もすでに創作、初演しているらしいが、この種のものをまた観てみたいかと言われると、熱烈なギエムファンでもない限り、ちょっと苦しいのではないだろうか・・・
アクラム・カーンはインドの古典舞踏の「カタック」をベースとしたコンテンポラリー・ダンサーとのこと。カタックが何か勉強してから観るべきだった・・・
ラッセル・マリファントと見た目で区別がつかない・・・(両者ともきれいなスキンヘッズなので(汗))と思っていたが、アクラムは褐色の肌を持っていて、生で観れば明らかに違う人だった(当たり前だが)
舞台の幕が上がると、舞台奥には白のしわの入った紙の壁、上手から下手にかけて斜めに空間が開いている。
舞台の上には両腕を鎖?でつながれたギエム、カーン、上手端にヴァイオリン、チェロ、ドラム。
カーンが歩くとシャンシャンと鈴の音。幅が広めのパンツの下の足首に鈴をつけているらしい。
カーンのナレーション。ギエムとクラシック・バレエのこと。
ギエムが踊る。最初は両腕に縄をつけたまま苦しそうに、そして縄から解き放たれると、今度は自由闊達に彼女の身体能力を最大限に生かした激しい踊りに。
踊り終わると、カーンのナレーション。今度は自分自身とカタックのこと。
ところが、彼がカタックをやっていく上で問題になったのが、髪が薄くなってしまったということ。ここから話はコミカルになっていく。
カーンが語っている間、ギエムは舞台後方で汗をぬぐい、水を飲み、髪を結わえ・・・・
カーンのソロは迫力。細かく力強いステップとかかとに重心を置いたものすごい旋回。それに伴って鈴の音がシャラシャラ鳴る。
この鈴はインド舞踏の伝統的な装飾品で「グングル」というもので、カタックでは100~200個と一番数が多いらしい。
長い紐に鈴が付けてあって、それをぐりぐり足首に巻きつけるのだ。ギエムが最初に腕につけていた紐もこれだったようだ。
ギエムがイタリア語の話を始める
(続く?)
2009年12月18日 19:00~ 東京文化会館
術監督・振付:アクラム・カーン
ダンサー:シルヴィ・ギエム、アクラム・カーン
振付(ギエムのソロ):林懐民
振付(カーンのソロ):ガウリ・シャルマ・トリパティ
音楽:フィリップ・シェパード
およびイヴァ・ビトヴァー、ナンド・アクアヴィヴァ、トニー・カサロンガの歌より
照明:ミッキ・クントゥ
装置:針生康
衣裳:伊藤景
構成:ギィ・クールズ
演奏:アリーズ・スルイター(ヴァイオリン)
ラウラ・アンスティ(チェロ)
コールド・リンケ(パーカッション)
ファヘーム・マザール(ヴォーカル)
ジュリエット・ファン・ペテゲム(ヴォーカル)
技術主任:ファビアナ・ピッチョーリ
舞台技術:サンダー・ルーネン
音響技術:ニコラ・フォール
ツアー・マネージャー: シャロン・ジョン
◆上演時間◆
19:00-20:15
不思議な演目だった。「聖なる」というタイトル的に厳粛なものと勝手に思っていたら、かなりコメディだった・・・台詞があってびっくり(と書いてあったが、テロップで流れるだけとかだと思いこんでいた)。
ギエムはまだまだ高い身体能力を有しているのは素晴らしい。だが、クラシック・バレエのそしてコンテンポラリーダンスの枠をも飛び越えて新たな世界を作り出そうとしているのか。マリファントなどと組んで、新しい演目もすでに創作、初演しているらしいが、この種のものをまた観てみたいかと言われると、熱烈なギエムファンでもない限り、ちょっと苦しいのではないだろうか・・・
アクラム・カーンはインドの古典舞踏の「カタック」をベースとしたコンテンポラリー・ダンサーとのこと。カタックが何か勉強してから観るべきだった・・・
ラッセル・マリファントと見た目で区別がつかない・・・(両者ともきれいなスキンヘッズなので(汗))と思っていたが、アクラムは褐色の肌を持っていて、生で観れば明らかに違う人だった(当たり前だが)
舞台の幕が上がると、舞台奥には白のしわの入った紙の壁、上手から下手にかけて斜めに空間が開いている。
舞台の上には両腕を鎖?でつながれたギエム、カーン、上手端にヴァイオリン、チェロ、ドラム。
カーンが歩くとシャンシャンと鈴の音。幅が広めのパンツの下の足首に鈴をつけているらしい。
カーンのナレーション。ギエムとクラシック・バレエのこと。
ギエムが踊る。最初は両腕に縄をつけたまま苦しそうに、そして縄から解き放たれると、今度は自由闊達に彼女の身体能力を最大限に生かした激しい踊りに。
踊り終わると、カーンのナレーション。今度は自分自身とカタックのこと。
ところが、彼がカタックをやっていく上で問題になったのが、髪が薄くなってしまったということ。ここから話はコミカルになっていく。
カーンが語っている間、ギエムは舞台後方で汗をぬぐい、水を飲み、髪を結わえ・・・・
カーンのソロは迫力。細かく力強いステップとかかとに重心を置いたものすごい旋回。それに伴って鈴の音がシャラシャラ鳴る。
この鈴はインド舞踏の伝統的な装飾品で「グングル」というもので、カタックでは100~200個と一番数が多いらしい。
長い紐に鈴が付けてあって、それをぐりぐり足首に巻きつけるのだ。ギエムが最初に腕につけていた紐もこれだったようだ。
ギエムがイタリア語の話を始める
(続く?)