2009年 3月2日 (月) 00:40~04:00 BS2 クラシック ロイヤル シート
「ストリクトリー・ボリショイ」
気鋭振付家と伝統的バレエ団の葛藤
ストリクトリー・ボリショイ
出演ダンサー
ダーシー・バッセル
ニコライ・ツィスカリーゼ
ドミトリー・グダーノフ、スヴェトラーナ・ルンキナ、ルスラン・スクワルツォフマリーヤ・アレクサンドロワ 、アナスタシア・ヤツェーンコ ほ か
音楽 : アルヴォ・ペルト
振付 : クリストファー・ウィールドン
プロデューサー : マイケル・ナン
〃 : ウィリアム・トレビット
演 出 : オリバー・マンツィ
[ 制作: 2007年, BALLET BOYZ ]
もっとも重要なバレエ・カンパニーのひとつであり、バレエの原点と密接な関係をもつボリショイ・バレエ。 モスクワでの創作的工程の詳細にわたる映像やバレエ界の著名な人物のインタビューをおりまぜながら、 「バレエ・ボーイズ」のマイケル・ナンと ウィリアム・トレビット(かつてのロイヤル・バレエのスター) により制作されたこの映像は、 世界でもっとも名高い芸術の確立のために、 創作における試行錯誤や試練を視聴者に臨場感あふれる模様で伝えている。
2008年国際エミー賞受賞作品
_________________________________
おもしろかった!!
テレビ放送を意識してか、特にバレエに興味がない人でもわかりやすいような構成にしてあったと思います。ダーシー・バッセルの引退公演?の時のバックステージの様子を入れて、あの「ダーシーからも高く評価されている振付家」みたいなシーンを挿入してモスクワへの展開。
ボリショイのダンサーたちとのリハーサル風景やステージ裏、ロシアのバレエ団のカルチャーの違い、「スター」ダンサーの扱いの難しさ・・・ツィスカリーゼ様・・・
創作活動に入るが、なかなかうまくいかないのをウィールドンはカメラの前で正直に素直に告白していました。企画と撮影のバレエ・ボーイズが元ロイヤル・バレエ時代の仲間なおかげで、ウィールドンの素顔が出ていて良かったし、創作のプロセスがバレエダンサーならではの目線で展開されていくので、まさに「臨場感」があった。
最後に出来た作品「Misericordes」はとても素敵なものだった。ストーリーのない抽象的なものだけど、流れが良い。4組の男女とグダーノフのソロで踊りが展開される。女性のダンサーは同じデザインのシンプルなラインですそにドレープのあるロングドレスで、やや暗めのメタリック・カラーのグラデーション。グダーノフは当初のテーマだったハムレットっぽい衣装。ルンキナのコンテンポラリーを見るのは初めてだったけど、しなやかで素晴らしい。昨年来日できなくてとても残念!!
貴重なドキュメンタリーでした。永久保存版!
「ストリクトリー・ボリショイ」
気鋭振付家と伝統的バレエ団の葛藤
ストリクトリー・ボリショイ
出演ダンサー
ダーシー・バッセル
ニコライ・ツィスカリーゼ
ドミトリー・グダーノフ、スヴェトラーナ・ルンキナ、ルスラン・スクワルツォフマリーヤ・アレクサンドロワ 、アナスタシア・ヤツェーンコ ほ か
音楽 : アルヴォ・ペルト
振付 : クリストファー・ウィールドン
プロデューサー : マイケル・ナン
〃 : ウィリアム・トレビット
演 出 : オリバー・マンツィ
[ 制作: 2007年, BALLET BOYZ ]
もっとも重要なバレエ・カンパニーのひとつであり、バレエの原点と密接な関係をもつボリショイ・バレエ。 モスクワでの創作的工程の詳細にわたる映像やバレエ界の著名な人物のインタビューをおりまぜながら、 「バレエ・ボーイズ」のマイケル・ナンと ウィリアム・トレビット(かつてのロイヤル・バレエのスター) により制作されたこの映像は、 世界でもっとも名高い芸術の確立のために、 創作における試行錯誤や試練を視聴者に臨場感あふれる模様で伝えている。
2008年国際エミー賞受賞作品
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おもしろかった!!
テレビ放送を意識してか、特にバレエに興味がない人でもわかりやすいような構成にしてあったと思います。ダーシー・バッセルの引退公演?の時のバックステージの様子を入れて、あの「ダーシーからも高く評価されている振付家」みたいなシーンを挿入してモスクワへの展開。
ボリショイのダンサーたちとのリハーサル風景やステージ裏、ロシアのバレエ団のカルチャーの違い、「スター」ダンサーの扱いの難しさ・・・ツィスカリーゼ様・・・
創作活動に入るが、なかなかうまくいかないのをウィールドンはカメラの前で正直に素直に告白していました。企画と撮影のバレエ・ボーイズが元ロイヤル・バレエ時代の仲間なおかげで、ウィールドンの素顔が出ていて良かったし、創作のプロセスがバレエダンサーならではの目線で展開されていくので、まさに「臨場感」があった。
最後に出来た作品「Misericordes」はとても素敵なものだった。ストーリーのない抽象的なものだけど、流れが良い。4組の男女とグダーノフのソロで踊りが展開される。女性のダンサーは同じデザインのシンプルなラインですそにドレープのあるロングドレスで、やや暗めのメタリック・カラーのグラデーション。グダーノフは当初のテーマだったハムレットっぽい衣装。ルンキナのコンテンポラリーを見るのは初めてだったけど、しなやかで素晴らしい。昨年来日できなくてとても残念!!
貴重なドキュメンタリーでした。永久保存版!