ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

守護神

2007-02-22 | 映画 さ行
若いファンには今売り出し中のアシュトン・カッチャー。ちょっと上の世代には、渋さも増したケヴィン・コスナー。そんなダブル主演で、華のあるアクション映画だ。荒れ狂う暗い海、波にもまれる船の映像はリアルなCG。見事な泳ぎを見せる肉体美も見所だ。

2006年 アメリカ アクション、アドベンチャー、ヒューマンドラマ
2007年2月21日 ワーナーマイカルシネマス新百合ヶ丘
監督 アンドリュー・デイヴィス
出演 ケヴィン・コスナー(コーリング、ボディガード、JFK、ダンス・ウィズ・ウルブス、アンタッチャブルなど)、アシュトン・カッチャー(バタフライ・エフェクト)、()、()
(出演作品などは、私が観た物にかぎる)

高校でスイマーとして優秀な成績を残したジェイク(アシュトン・カッチャー)は、Aスクールに入った。ここは救命士を3月でエリートの救命士を教育するところだ。そこへ教官として来たのがベン・ランドール(ケヴィン・コスナー)だった。彼は200人もの人を救ったと言われている伝説の人物だ。彼は任務中に親しい同僚を失い、心に傷を負っていた。その上、仕事中心の生活から妻との関係も危機に陥っていた。ベンの行う訓練は今までの実践とギャップのあるものではなく、過酷なものだった。泳ぎに自信があって、訓練中も記録を作るジェイクとベンの間には摩擦がある。しかし、ベンはジェイクの心にも深い傷がある事を知り・・・
自信満々の若者はどこにでもいるだろう。しかし、アシュトン・カッチャーが演じると、鼻に付かない。小さな田舎町で居場所を失った元高校生水泳チャンピオンは、自分を価値ある者として認めてもう場所が欲しかったのか?自信満々に見えて、彼は実は過去の事件から立ち直る事ができていなかったのだ。スイマーの肉体を作り上げ、過酷な訓練や実践をリアルに演じた彼は、繊細な側面も無理なく演じた。
妻に愛想を着かされるほど救命士の任務に打ち込んだベンは、年齢を重ね、陰の部分も抱えている。ケヴィン・コスナーファンには、たまらない役だっただろう。
冷たい北の海は低体温症を引き起こし、荒れ狂う波は船を引き裂く。船は大きく傾き、浸水する。大波にもまれ、あるときは甲板に叩きつけられ、あるときは船から放り出される。燃料に火がついて爆発することもあるし、救助に向かったヘリが二次災害にあう危険もいっぱいだ。観客も救い続ける救命士たちと共に、冷たい海にいた。臨場感あふれる現場の演出がみごと。ストーリー展開としては、最期は蛇足な感じもしたが、そこまで語ってこそこの映画のタイトルに相応しいと言うことか。いずれにしても、見ごたえのある一遍である。


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2 コメント

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二人とも (ふぴこママ)
2007-02-27 23:18:22
久々のケビン・コスナーも
アシュトン・カッチャーも素敵でしたね。
荒れた海の迫力がすごくて、
遭難しそうな気分でした。
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しょっぱなから (ももママ)
2007-03-04 09:06:08
おぼれそうでした。あっぷ、あっぷしてしまいました。CGも、演出も良かったです。
主演二人がファンを増やす映画ですね。
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