ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

JUNO

2008-06-29 | 映画 さ行
小さな映画館でやっていた映画がヒットして全米で大評判に。ついにアカデミー賞4部門でノミネートされたというこの作品。やっぱり見るしかないかな・・・と。16歳の妊娠は、アメリカでも騒動を起こすという内容なのですが・・・。

2008年 アメリカ コメディ、青春、ヒューマンドラマ
2008年6月26日 ワーナーマイカル・シネマ・新百合ヶ丘
監督 ジェイソン・ライトマン
脚本 ディアブロ・コディ
出演 エレン・ペイジ(X-MEN:ファイナル・ディジシジョン)、マイケル・セラ、ジェニファー・ガーナー、ジェイソン・ベルトマン、J.K.シモンズ(クローザー)
(出演作品などは私が観たものに限る)

ジュノ(エレン・ペイジ)は16歳のいまどきの高校生。同級生で親友ポーリー(マイケル・セラ)と好奇心で一度だけセックスしたのだけど、みごとに妊娠してしまいます。親友リアに付き添ってもらい、両親に打ち明け中絶するつもりがすでに赤ちゃんにつめが生えていると知って心変わり。生んで養子に出すことにします。そしてリアと養子に出す先を探します。タウン誌で見つけたカップルは最高に思え、父親同伴で訪ねます。そして・・・

英語に詳しくない私は、ジュノがどんなスラングを使っているのか分かりませんが、かなりのものなのでしょう。字幕ではせいぜい「激ヤバじゃん」「まじ?」くらいしか雰囲気を出せないし、日本の現代高校生の言葉を字幕で出されても、私なんかわからないかも・・・?バーガー型の電話機で予約した「親の手紙」なしで中絶できるセンターの受付が、超パンク。顔のあちこちにピアスをつけてゲーム機に興じているんです。ジュノの方がよほどまともに見えてしまうから可笑しい。
さて、現代っ子ジュノは悩みながらも中絶しようと思っていましたが、継母がネイルアーチストだからなのか、赤ちゃんにもう爪が生えていると知って反応してしまいます。そして、生むことに決定。この決断の早さ。しかも、ペット譲りますのコーナーの隣にある「赤ちゃん求む」でマークとバネッサ夫婦と出会うのです。ここまでのくだりが、テンポが速すぎてついていけないのですが、ジュノらしさが出ているということにもなるのでしょう。
決断が早いけれど、決して軽率だってわけではないのがジュノ。大人から見たら非常識なことも(養子先のマークに、アポも取らずに訪ねていくとか)するのですが、この妊娠という大事件を通して成長して行きます。すごい試練でもあるのですが、その中で自分の本当の気持ちに気がついていくのです。そして、ポーリーと付き合い始めることに・・・。普通は付き合い始めてから妊娠するのでしょうが、ジュノの場合は逆。でも、そんなこと気にしない現代っ子なんですね。
妊娠・出産という大きな出来事を、彼女なりに乗り越え、大人になっていくジュノだったのです。


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4 コメント

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こんばんは♪ (ミチ)
2008-07-01 22:50:24
予告ではジュノがとっても軽率に見えて嫌悪感があったのですが、本編では彼女は彼女なりに子供に最善のことをしようとしていて好感が持てました。
母性って芽生えてくるものなんですよね~。
題材は重いですが、音楽や台詞が今風で、映画としてはうまくまとめたな~と感心しました。
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確かに~ (ももママ)
2008-07-02 09:00:02
16歳の妊娠は困ります。しかも、興味本位でセックスしているようでは!
でも、そんなジュノがこの大きな出来事を通して、大人になっていく過程がほほえましいです。継母が検査技師にキレるところも良かったですね。
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Unknown (zooey)
2008-07-05 00:27:36
私はこの作品、好きにはなれませんでした。
ジュノがこのことを通して大きく成長したのは事実でしょうが、逆に言えば、赤ちゃんはその為の道具か!?と思ってしまいます。
重いテーマをさらっと軽く、というのが狙いだったのかもしれませんが、あまりにも軽いタッチでしたよね?
TBさせて頂きますね。
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zooeyさんへ (ももママ)
2008-07-05 08:24:03
生まれた赤ちゃんの扱いが軽すぎ・・・。それは私も感じます。
この映画がヒットして、同じように興味本位で妊娠しちゃう10代が増えなきゃ良いけど~と、心配してしまいます。
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