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アカデミー賞8部門受賞。ゴールデングローブ賞4部門受賞の快挙。有名俳優は、ちっとも出ていませんが、作品自体のレベルが高く、魅力的な一作です。インドの悲惨な現実をクイズに答える少年を通して描き、ピュアなラブストーリーにもなっています。
2009年(公開) イギリス/アメリカ ヒューマンドラマ、コメディ、ラブロマンス
2009年4月20日 ワーナーマイカル・シネマ・新百合ヶ丘
監督 ダニー・ボイル(ザ・ビーチ)
出演 デヴ・パテル、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピント
(出演作品などは私が観たものに限る)
インドの国民みんなが楽しみにしている「クイズ$ミリオネア」。少年ジャマール(デヴ・パテル)は後1問正解をすると番組史上最高額を獲得できるところまで勝ち抜いた。でも、教育もないスラム育ちの彼が、どうしてここまで答えることができたのか?ずるい手を使っていると疑われ、厳しい取調べを受ける彼。しかし、彼がその過酷な人生を語ると、そこにはクイズの答えが随所にあった。彼が生きて来た中で得た知恵で、クイズに勝ち残ってきたのだったが・・・。
いきなりひどい取調べから始まります。最初から、ずるをしていると決め付けられ、「吐け」「本当のことを言うんだ」と攻め立てられるジャマール。でも取調官はふと漏らします。「本当に答えを知っていたら?」そうなんですよね。医者も弁護士もここまで勝ち残ったことのないクイズに、ジャマールが勝ち残ったのは真実だったのです。
現代インドはIT先進国であり、経済成長の著しい注目すべき国です。しかし、多くの問題をかかえています。ジャマールの育ったのは、巨大なスラム街。貧しさの中でもパワフルに生き抜いてきたジャマールと兄のサリームです。激しく対立する宗教問題、売春・幼児拉致誘拐など、次々と彼らを襲う大きな問題にもみくちゃになりながら、たくましく生き抜く二人ですが、それぞれの道は微妙に違ってきてしまいます。
あくまでピュアに生きるジャマール。彼は、初恋のラティカへの愛を貫くのです。
この残酷でユーモラスな運命と人生たちよ!ここには常に愛がちりばめられ、冒険に満ちているから希望があるのですね。
エンドロールのダンスはインド映画らしいテイストでした。(製作はインド映画ではないのですが)このノーテンキな明るさが根底にあり、パワフルに失踪した120分。楽しませてもらいました。単なる社会派じゃないところ、単なるラブロマンスじゃないところが素晴らしい。映画として魅力的な色んな要素をごった煮にしたけど、味ツケで大成功しましたね。
ラティカ役のフリーダ・ピントの美しいこと。インド美人は、女神みたいです。また、デヴ・パテルは、いかにもピュアな少年らしく、良い演技をしていました。キャスティングも良かったですね。
2009年(公開) イギリス/アメリカ ヒューマンドラマ、コメディ、ラブロマンス
2009年4月20日 ワーナーマイカル・シネマ・新百合ヶ丘
監督 ダニー・ボイル(ザ・ビーチ)
出演 デヴ・パテル、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピント
(出演作品などは私が観たものに限る)
インドの国民みんなが楽しみにしている「クイズ$ミリオネア」。少年ジャマール(デヴ・パテル)は後1問正解をすると番組史上最高額を獲得できるところまで勝ち抜いた。でも、教育もないスラム育ちの彼が、どうしてここまで答えることができたのか?ずるい手を使っていると疑われ、厳しい取調べを受ける彼。しかし、彼がその過酷な人生を語ると、そこにはクイズの答えが随所にあった。彼が生きて来た中で得た知恵で、クイズに勝ち残ってきたのだったが・・・。
いきなりひどい取調べから始まります。最初から、ずるをしていると決め付けられ、「吐け」「本当のことを言うんだ」と攻め立てられるジャマール。でも取調官はふと漏らします。「本当に答えを知っていたら?」そうなんですよね。医者も弁護士もここまで勝ち残ったことのないクイズに、ジャマールが勝ち残ったのは真実だったのです。
現代インドはIT先進国であり、経済成長の著しい注目すべき国です。しかし、多くの問題をかかえています。ジャマールの育ったのは、巨大なスラム街。貧しさの中でもパワフルに生き抜いてきたジャマールと兄のサリームです。激しく対立する宗教問題、売春・幼児拉致誘拐など、次々と彼らを襲う大きな問題にもみくちゃになりながら、たくましく生き抜く二人ですが、それぞれの道は微妙に違ってきてしまいます。
あくまでピュアに生きるジャマール。彼は、初恋のラティカへの愛を貫くのです。
この残酷でユーモラスな運命と人生たちよ!ここには常に愛がちりばめられ、冒険に満ちているから希望があるのですね。
エンドロールのダンスはインド映画らしいテイストでした。(製作はインド映画ではないのですが)このノーテンキな明るさが根底にあり、パワフルに失踪した120分。楽しませてもらいました。単なる社会派じゃないところ、単なるラブロマンスじゃないところが素晴らしい。映画として魅力的な色んな要素をごった煮にしたけど、味ツケで大成功しましたね。
ラティカ役のフリーダ・ピントの美しいこと。インド美人は、女神みたいです。また、デヴ・パテルは、いかにもピュアな少年らしく、良い演技をしていました。キャスティングも良かったですね。
ところがこれほど痛快な文句なしに面白い映画だったとは。
なるほど違う意味でオスカー好みかも。
ダニー・ボイル作品では「トレインスポッティング」以来の傑作でした
こんなにユーモアのある作品だとは思いませんでした。まさに、痛快。
悲惨な現実を描きながら、明るいんですよね。エンドロールのダンスが炸裂してました。この明るさが「チェンジ」した新しいアメリカのオスカー好みかも。