M's Den with GB350

流れる雲を追いかけて…SINCE 2004

正月飾りとJA55/JA65比較で思う事

2022-12-28 10:50:26 | Motorcycle/Touring

今日は大安吉日、飾りつけには良い日、明日29日は「二重苦」とか「苦待つ=苦松」で避け、31日も一夜飾りで避ける。

SIENTAはこんな感じ、いつの頃からかフロントグリルは止めて、車内にひっそりと飾っている。マンションの駐車場を見ても、正月飾りを外付けしているクルマはほぼ皆無。三種の神器というか、3Cと言うか、昭和は遠くなりにけり等と、ふと思ったりして。

CT125(JA55)は3回目の正月を迎える。

で、最近新型JA65試乗や仕様の比較情報が出てきているが、JA55乗りとしての感想を少し。

基本的には新型は旧型の改良モデルであり、多くの点でより良くなっている筈なのだがはたしてどうだろうか?

新エンジンはロングストロークになり、オイルフィルターが装着されたのは、もともと金属粉が多目といわれているこの系統のエンジンにとっては朗報というか、もっと早くから装着されていたものもあり、CTは特にツーリングやレジャー使用がメインなので遅きに失したと言うべきかもしれない。

エンジンオイルフィラーの形状が悪戯除けか、コインドライバー等じゃないと回せなくなったのはあまり歓迎できない。エンジンオイル交換量が0.7L⇒0.8Lに変わったのは、頻繁にオイル交換をすると案外効いてくるかもしれない。

ステップの幅が少し広がったらしいが、これも改善点ではあるが、そんなものよりも視認性の悪いメーターの改善とギアポジションの追加、それにオプションでも良いからタコメーターを用意して欲しかった。

右側のハンドルS/WからキルS/Wが省略されたのは残念な変更点。CTの様なノークラバイクはエンジンが止まらないから、立ちごけ等で慌ててエンジンを切ろうとした時にはキルS/Wの存在は有効で、特に初心者には安心感につながると思う。

むしろキルS/Wをそのままにして、ハザードランプを追加装備して欲しかった。最近は道路工事で片側通行待ちの時もハザードを点滅してくださいとあるが、どうすりゃいいんだ、追突が怖い。それとホーンとウインカーS/Wの位置は未だに慣れない。こういうところにもホンダの安全に対する取り組みに首をかしげざるを得ない部分が垣間見える。

JA55の走行動画で結構ウィンカーの消し忘れに見えるシーンがあるが、これはライダーのミスよりも、タッチが最悪で、機能不全のポンコツウィンカーキャンセルS/Wが殆どの場合その原因だと断言できる。

遊びが有って位置が曖昧で使うたびにイライラを掻き立ててくれるハンドルロックも改善希望、スズキ車の様にフルロックで掛るのが一番好ましい。

メンドクサイガソリンタンクへのアクセスも変更無しなのは、前にも書いたがカブに関するチューブレスタイヤやディスクブレーキの日本市場への導入を先延ばししてきたのと同様、ホンダのやる気の無さというか変な拘りの現れだと思っている。電磁ロックでシートが開く位の芸当は今時なら何の苦も無く出来るだろうに。タンク容量が少なく、給油頻度の高いからこそ必要と思う。

サイドスタンドの接地面積が増えたのは、以前からその必要性をブログでも繰り返していた身としては嬉しい改善、ただもっと大きくしてもセンスタには干渉しないのは自分でエクスパンションを装着しているので分かっている。それよりもバランスの悪いサイドスタンドの装着位置を再検討して欲しかったというか、むしろこちら方がより重要だと思うのだが、次期モデルでの再考を希望する。

アンダーカバーパイプに補強が入ったのは脱着性を考えると、左右一緒に外さなくてはならず賛否両論あるかもしれない。

エンジンキックアームが奥に引っ込んでくれたのは良い、JA55では足でバイクをバックさせる時にキックアームにふくらはぎが引っ掛かかり、後退している途中で急に止まる事がある。

リアサスが5段調整になったのも正常進化というか、最初からその位は装備して欲しかった。

最後に変更点では無いが、スポークホイールを残したのは、嬉しくもあり残念でも有りって感じ。

スポークは剛性は低いが、ショック吸収性は良い。パンク修理に関して確かにスポークのwith tubeは面倒っちゃ面倒だが、基本チューブさえ交換すれば多少タイヤにダメージが有っても問題なく走れる。

誤解している向きがあるかもしれないので追記、チューブレスタイヤの一番のメリットはパンク修理じゃなくて、パンクした時に急激なエア抜けがチューブタイヤより起こり難いという点で(急激なエア抜けが起きる場合もある)、半世紀以上バイクに乗り続けてきて、パンクも何度か経験しているので一応触れておくと、チューブレスタイヤの修理ってそう簡単じゃないというか、簡単に出来る時もあるが、刺さり具合や場所、異物の形状等で、修理が非常に難しいとか、最悪は出来ないから新品タイヤに交換というケースもある。修理自体もタイヤを外さず外側からの修理と、タイヤを外して内側からパッチを貼る方法の2種類がある。

タイヤを外して作業をする場合、チューブレスはその特性故にビードが硬いから脱着が面倒なのもある。いずれにせよチューブレスタイヤのパンク修理は、暫定的で基本的にはタイヤ交換が推奨されているから、出費の面でもチューブ交換と比べたら高いものにつく。またタイヤ価格自体も総じてチューブタイヤの方がチューブレスより安いし、選択肢も多い。

この辺を理解した上じゃないと、手放しでチューブレス>チューブという判断は出来ないと思う。

以上個人的な感想を書いたが、詳しい比較は「ナナカンパニー」さん辺りの動画がお勧めかな。