M's Den with GB350

流れる雲を追いかけて…SINCE 2004

女心と秋の空、降ったり晴れたり曇ったりみちのくキャンプツーリング Day 2

2014-09-16 20:27:45 | Motorcycle/Touring

【20140914】

夜半に降った雨でフライはびっしょり、頭上の空は時折青空がのぞくが周囲には黒雲も混じっている。トースターでパンを炙り、スープを飲んでから撤収作業。テント、フライ、グランドシートは軽く水分を払ってから洗濯ネットに入れた。今日は200km程の予定、時間はたっぷりある。

昨日携帯へは充電電池パックから充電したので、今日は走行中に電池パックへの充電をする事に。
百均のクッション袋に電池パックを入れ、USBケーブルをシガー充電アダプターと繋ぎ、落下防止の為カラビナをミラーステーに掛けてクッション袋の紐を通し、袋はクラッチワイヤーの辺りに挟み込んでブラブラしないように固定、これなら簡単である。結局紫雲寺に着くまで断続的だが約6時間程通電して容量5000mAの3/4目盛り充電した、充電電流は5V、2Ah。携帯は試していないが3000mAなので半日でほぼ満充電になるかどうかというところ。

   

R112でロックフィルの寒河江ダムを過ぎた辺りから前方には雨雲が見え始めた。ただ対向車を見ていると車体が濡れていないので或いは、という淡い期待も空しく更に高度を上げて湯殿山に近づく頃にパラパラと雨が当たり始め、やがてそれは大粒の雨に変わりまたオマタまで浸水。

トンネルの手前の路肩で合羽を着用しようとしているHDライダーを発見、一瞬私もその前後に止めて合羽を着ようかとも思ったが、既に水没状態だし、往々にしてトンネルを抜けると天気が一変することもあるので止まらずにそのまま走る。

トンネルを2つ程抜けると雨は止み、路面は徐々に乾いてきた。あのライダーはマーフィーの法則?!(合羽を着ると雨が止み、合羽を脱ぐと雨が降る)にはまったか、きっと悔しい思いをしたのでは・・・

ただ鶴岡市内に入っても所々で路面に水溜りはあるから、ここも雨が降ったのは間違いない。昨日は風呂に入っていないので何処かで入浴したいと思いながら走っているとR345で湯田川温泉の案内板を発見。

そういえばここの温泉には入った事がないので丁度よい。安い自販機のあるPエリアにバイクを止め、ネット検索をすると10時頃から入浴できそうな旅館が2軒あった。



湯田川の温泉街に入り、たまたま見かけた人に共同浴場正面湯@200について聞くとシャワーが無いとの事(未踏)、頭を洗いたかったのでそこは止めて当初の計画通り隼人旅館へ@500(ネットでは@400と表示、値上がりしたか)。入浴を頼むと掃除が終わったところでOKとの事。この時間帯は宿泊客がチェックアウトして空いているので割りと狙う事が多い。

  (これは足湯)

貸切り状態の風呂に入り頭を入念に洗う、シャワーが強くて気持ちが良い。お湯自体は良くわからない(成分表も見ていない)がサラサラした感じ。昔ながらのひなびた温泉街で中々風情がある。



宿の主人に本当にバイクで一人旅なのか、マスツーじゃ無いのかと再三聞かれた。北海道でも九州でも皆一人旅ですよ~と言っても中々信じて貰えなかったのは何なのだろうか。マスツーにはマスツーの楽しさもあり来月も予定しているが普段は気ままな一人旅を好む。

風呂から上がるとまた雲ってきた。少し戻り加茂水族館へ向かうが、水族館の手前500m位から駐車場渋滞。折悪しくまた雨が降り始めた。K50は抜け道が無いので我慢、水族館の混雑状況を見て入館する気はとうに失せていた、海月(くらげ)ラーメンもお預け。

海月と言えば、小学校の頃にクラスメートが作った詩を思い出す。うろ覚えだが・・・

私は海月、

波間を漂う海月、

潮に流され、風に吹かれて漂う海月、

鳥に突かれ、魚に押されて漂う海月、

でも楽ではないよ、楽しく無いよ

私はそれでも夜の海を漂い続ける・・・

みたいな詩で、「でも楽ではないよ、楽しく無いよ」という部分に、子供心にこいつの才能は凄えなと思った。まあ私の作った詩が賞をもらったんだけど、そっちは自分で言うのもなんだが、ク〇つまらない詩だったから全く覚えていない。

水族館前のトンネルを抜けると後は殆ど車が居ないK50を由良まで快走。雨が上がり再び青空が広がるがところどころ雨雲が見える。由良からR7、走りながら景色を撮影、DLは背が高いのでガードレールや防波堤を超えて海が撮り易い。

    

いつもの様に勝木からR354笹川流れへ。良いペースで走り、のがたキャンプ場の先のパーキングで休憩していると、バイク乗りさんが話し掛けてきた。今はカワサキの1000(カワサキのバイクのモデル名はよくわからない)に乗っているが、以前はTDM850に乗っていてDLに興味があるが中々オーナーに話を聞けないのでとの事。乗りやすくて良いバイクですよと鈴菌をぶじゃぁぁぁ~、撒いてきた。

ただ、尻が痛いのと膝の曲がりがきついとは伝えた。NC750Xと比較検討しているようなので、外見は似ているかもしれないが中身は全然違うコンセプトだとも伝えておいた。

そろそろ2時、昼は中条の誠寿司(セイズシ)に決め、ナビ任せで到着。時刻が遅かったのかコンベアは廻っていなかったので全部口頭注文。品書きを見ているとニベというのがあり聞くと白身の魚、頼んでみたのがコレ。一寸鯛に似た感じか。あのにべもないの語源となったらしい。

もう一つふなばた(wikiに出てこない)というのがありこれも頼んだ(写真なし)、これはひらめの稚魚の様な魚(って一体ナニ?)だそうだ。これも美味しかった。

R7に出て胎内のマックスバリュで買い物をしようかと思ったが、誠寿司の対面にドラッグストアだが生鮮食品も売っている店があったのでここで買うことに。始めはペペロンチーノに鳥モモを焼いたものをトッピングしようと考えていたが、鳥モモが余り良くないので止めて肉野菜炒めに変更し米を炊くことにした。

紫雲寺ACに着くと管理人のM野さんは外出中で居なかった。実は昨日懲りたのでその後予約の電話を入れたら、紫雲寺のバイクサイトも予約は一杯だが何とかすると言ってくれたので助かった。

基本的にはバイクサイトはE1~E6と6組、私の申込書にはE7と書かれていたのでそれじゃまあ適当にということで。今回は東屋に近い方に設営、ベンチもあるし路面は舗装してあるからここも悪くは無い。設営が終わりベンチで休んでいるとM野さんが様子見に来てくれた。丁度一足違いで戻ってきたのでバイクの後ろ姿だけ見たとの事。30~40分くらい立ち話。その間にもバイクが入ってきたが結局ソロが3台、2台ペアが2組、3台の組が1つだったからそんなに混雑ではなかったが、3台の若者の組が私の直ぐ近くに設営、もっと離れろと言いたかったがまあ仕方が無い。

ちなみにE1に入ったライダーは私が管理人と親しいのを見て、近辺の情報でも得たいのか一寸話したそうだったが、こいつは私が受付をしている時に後ろにいたので会釈をしたが「早く受付を済ませろよ」みたいな顔でスルーしやがったのでこちらも当然無視。
その隣のサイトは貧弱なHD乗り、「我孤高を好む」的なオーラがムンムンだったので無視。3組目はエストレヤとW800(650かもしれないがカワサキバイクは分からん)の中年男女ペア。夫婦かどうかは知らないがテントは1つだった。二人の世界が有るようなので無視、勝手にやってくれ。もう一組は50半ば位のHDとヤマハXT650(ヤマハバイクは分からん)のオッサン二人組み。HDのオッサン、バイクの経験は知らんがテントが建てられずに四苦八苦、どう見てもニワカ。ヤマハ乗りはキャンプ経験者の様だったが別に話す必要もないので無視。小僧3人組は秋田ナンバーの250が3台、キャンプ初体験が一人混じっていたようで何だか興奮していた様だが鬱陶しいので無視。とまあそういう状況だったが夜中まで騒がしいのが居なかっただけでも有り難いし、没交渉だからいざとなったら気兼ねなく文句も言えるというものだ。

  

設営を終え時間があるので雨に濡れたチェーンを掃除し給油していたら、昔バンデッドに乗っていたが、子育てでバイクを降りたというキャンパーがDLに興味を持ったと質問に来た。ここにも鈴菌感染者が・・・症状が重くなるように鈴菌をぶしゃぁぁぁ~

日本海に沈む夕日を見た後焚火と炊事を開始。薪を燃やしてある程度熾きを作ってから焼き鳥を焼くが昨日使った薪の残りが少ないので炎が収まり切れない内から焼き始めてしまい少し焦げてしまった。焼きあがった鳥を食べながら肉野菜炒めも焚火で調理。出来上がったら焚火の横で保温しながらロッキーカップで炊飯。米は盆キャンプの時に用意したものを使用。薪が少なく不安定なので途中からガスに切り替えた。後はのんびり食べるだけ。

  

最近の若い子は何で同じ言葉を3回、4回と喚くように繰り返すんだろうね、非常に聞き苦しいので「うっせ」とボソッと呟いたら以降黙った。キャンプ場で発電機を回したり、便器の縁にウ〇コを盛り上げたまま放置したり、炊事場を占拠して夜中まで酒を飲んでいる大人たちよりよっぽどマシ、将来は常識あるキャンパーに育つことを期待している。

夜中、小用に起きたら半月の周囲に丸く傘のような雲が掛かっているのが見えたので写真を撮ろうとしたが写らなかった。

ポチッと宜しくです、鈴菌ぶしゃぁぁぁ~

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