営業を終わって
郊外から市内へ戻る時
気分はいつもブルー
すっ飛ばし放題の郊外
市内に入るにつれ
徐々に渋滞
まったくイヤになっちまう
爺の若かりし頃
リーマン時代の話である
妻のご機嫌を取るべく
ちっょと笑いを取りながらの
爺のおちょうちんトーク
タクシーは
閑散とした市内から
一路郊外のイオンモールへ
目的地が近いことは
かなり渋滞してきたことで
わかった
これはまさに昔と逆
郊外が混雑して
市内はス~イス~イ
駐車場が見渡す限り
そしてそれが何とほぼ満車
正面玄関らしきところに
タクシーは滑り込む
所要時間約15分
料金は1920円也
人の流れに身を任せ
思えば爺の人生人任せ
そんな事はどうでもいい
中に入ってたまげたよ
明るい
大きい
天井が高い
そして人が多い
こりゃ~迷うぞ
...って思う間がなく
妻が誰かに聞いている
妻はいつも聞くのです
爺は自分で探すタイプ
それが平気な妻
ちょっとうらやましい
目指すユニクロは東の奥
そう教えられた
まさに人ごみをかき分けて進む
かっての商店街で
肩と肩が触れ合いながら...
そんな懐かしい感じ
どのお店もお客が入っていて
忙しそう
そしてそれらのお店
爺でも聞いたことのある名前
つまり有名店
進めど進めど
着かないユニクロ
妻が痺れを切らし
また誰かに聞いてる
そしてようやく
目の前にユニクロが
以前はここにいる人達が
商店街に来てたのだよねぇ
おまけに
ここの数倍で映画館もある
もう一つのイオンオープン
...とくりゃ
市内商店街の週末日曜日
閑古鳥が鳴くのも
当然かもしれない
現実は厳しいのだ