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爺の遠吠え

思いつくままに
 遠吠えできたらいいなぁ~

那須の与一

2007-08-05 | Weblog

更年期障害真っ只中の妻
手放せないものがある
その名は扇

扇のイメージは風流優雅
彼女にそれを求めては酷
計ったことはないが
多分秒速何メートルの世界
手首だけ捉えれば
ビリーブートキャンプなんか
目じゃない
もしそれを競う競技があれば
上位入賞は間違いなし
人間ヘリコプターも夢じゃない

平安貴族の絵を見ると
女性が必ず手に持ってるもの
それも扇

彼女たちも更年期障害なのか?
ふとそんな疑問が...

調べてみると
信じられないことに
扇は顔を隠す道具とか

身分の高い女性は
それで隠して
男性には顔を見せなかったらしい

とすると...
平安時代でなくよかった
妻に顔を隠されるのはいいが
仕方なく本当に見たとき
慣れてない分ショックだろう

当時の殿方の寿命が短いのが
わかったような気がする

世間知らず2

2007-08-05 | Weblog


歩いて3分の三菱UFJ銀行
バイクで5分のメインバンク
ちょっと迷ったが
ドラキュラー爺としては
台風一過の陽射しきびしく
今回は余り縁のない都銀へ
自然と足が向いた

数十年ぶりの営業時間内
銀行入り口左側のATM
昼時とあって数台とも長蛇の列

「今日の爺には関係な~い」
足取り軽やかに奥の本丸へ
意外なことに客は数人
「こりゃ簡単に終わるぞ」

案内係と思しき女性数人
客の数より多い
全員どう見てもベテラン
その中の一人と目が合いました
一言で言っちゃうと「女史」
口喧嘩だけはしたくない

「何をされたいのでしょうか?」
丁寧なご挨拶
だが目は笑ってない

「あなたをゲットしに」
そんなジョークは許されず
か細い声で
「振込みをば...」

「10万円以上ですか?」
ATMだけじゃなくお前もか

本人を証明するものが必要
振込用紙以外にこちらに書いて
などなど...なんたらかんたら
今思えばそれからの爺は
「はい」しか言ってない

彼女のロボットとなった爺
この貧相なおっさん
ワテの言うたとおり書いてるんかな
そう言わんばかりに
微妙な距離で見守る彼女

意外と早い出来上がりに
このおっちゃん飲み込み早いぞ
そう思ったかどうかはわからない

いざ彼女の指差す窓口へ

そこは昔の思い出どおり
うら若き女性が
「いらっしゃいませ」
微笑む彼女にほっとする

だが本人確認の尋問の嵐
何も悪いことしてないのに

偶然持ってた免許証
もし持ってなかったら...

合併したら結構人が余るのね
責任回避で銀行も大変ね

そんな思いを残しつつ
無事振り込み劇は完了

もし妻に行ってもらってたら
あの女史との対決は
まさにコブラとマングース
爺が行ってよかった
心からそう思う一日でした