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もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

ドローイング Ⅰ

2008-10-18 20:43:25 | コトバ
(「奈良美智と旅の記録」を観た夕べに」)

奈良さんの言葉に耳をそばだてて、
刻むこと。
ちゃんと心に落としていくコト。

間違いは沢山あっても
やらなければよかったことなんていっこもない。

食べてみてヤバかったら、吐き出してしまえ。
それだけのことだ。

今!
今が明日を決めます。
書くことで確認していく沢山のこと。
キモチ・できごと・やりたいこと・やること
手放していいもの。

決められないときの決め手は何だ?
迷うこと の
ポイントを見極める。

大切なものは磨く。
みがく。
私にしかぴかぴかに見えないものでも磨くこと。
曇った鏡に映っている自分なんて
所詮それだけの人間でありましょう。



途切れるもの
繋がるもの
見極める?選ぶ?
溢れこぼれる手前の
水際のラインを見落とさないこと。
あっという間に
首まで水につかるから。

うかうかとぬけぬけと
笑いながら逃げる技術をみがく。
本能の警告の音を聞き落とさないように。

生きてなんぼ なことに
いい加減気がつかないとね。

誰かがくれる何かは
私の欲しいものじゃなかったりすることが多々。

いつでも身を翻して逃げられる体制で。
水辺で水を飲む草食動物のように。



というわけで
ガツガツと書き飛ばして見えたことは
「逃げる」と「みがく」と「水際」

私の中になにが起こっているのやら。
2008秋
おもしれぇ。

秋の酒飲み猫

2008-10-15 22:24:14 | コトバ
枯葉をがさがさと踏んで歩く・笑う
心の中で きゅう と音がする
子供のフリした大人なんかじゃあなく
ホントに子供が棲んでいるらしい
ワタシの心の中

成長できないままの子供の頃のワタシ

甘え られず
守られた 記憶も 薄く
抱きしめも されず
だからといって
泣きもせず

(多分 
泣いたらかまってもらえる なんてことも
知らずにいたのだろう)

上目遣いで大人を観察している
5歳くらいの女の子
気が強いので
両手をぎゅうっと握り締め
唇は結んだまま

一人で遊ぶのが好きで
淋しくても まぜてもらい方がわからずに
走り転げまわる子供たちの群を
じっと観察している女の子

「ひとりでできるもん」は
守られているコが口に出来る言葉で
一人でやらなければ生きていけなかったコには
不思議な言葉だ

今でも

甘え方がよく解らず
他人の悪意には敏感で
でも、傷ついてないフリが上手くて
気がつくと口を固く結んでしまう

そんなワタシを
大人のワタシは時折もてあまして
酒でも飲んでないとやってらんなくなるのかな?

月がキレイで泣きたくなるなんてヤツで
表現者になれずに
気持ちにグラグラと揺さぶられるだけで
心の中で きゅう と 鳴る音を聴いている人
ツラクはないですか?
ワタシは最近大変ツライよ

言葉を信じているふりをする人達

2008-09-28 10:59:30 | コトバ
残暑なんてありましたっけ?
みたいな顔をしてどこもかしこも秋。
昨日は中島公園を散歩。

自動販売機はまだ夏仕様ばかりなので、
手が出ない。
10月1日からとか決まってんだろうな。
犬の散歩の人達もまばら。

実はあそこには文学館があるんで、
文芸誌しっかり読みたい時は密かなポイント。
展示も面白そうだったけど、時間がなかった。
閲覧室というのに初めて入って
道内の様々な文芸誌や同人誌を読んでみたのだが・・・・。

小説も詩も句集なども、
言葉が固い・古い・解りづらい・閉じている
そういうものばかり。
書いてる人達も若くはないんでしょうが、
こりゃあ読む人は内輪だけだよな。
だって、
自分の内面を表現することしか考えてないんだもん。
伝えよう、届けようとする努力をしないで、
文学が解らない人が多くて嫌ね(バカばっかなんだから)
そういうのだけは伝わってくる。

同人誌というものがそうなのは仕方ないとして、
一応審査があって、入賞者だけが掲載されているものも、
老人が選んでいるに違いない、的な。
もしくは、若くても超保守派な人が。
そういう魅力のない文章ばかり。
「その傾向を狙って書きました。えへへ。」
という策略がありそうな文章もなかった気がする。

今っぽい言葉を使う、という簡単な話ではなくて、
子供にも解るように、でもなくて
う~ん・・・。

とにかく、
こりゃあ「お好きにやってて下さい」だよな。
昔コミケが本当にマニアの集いだったころの同人誌のように
閉じた場所でだ。
今や”やおい”でさえ陽の当たるとこにいて、
それはそれで「どうなの?」なんだけど。

もしかして文学をマイナーにしてしまったのは、
ああいう
『昔、文学青年(少女)だった人』たちなのかも。

だって、
私、ブログでも考えて書いてるよ。
映画の感想とかめちゃ推敲するもん。
伝えたいから。
解る人だけでいいや、とは思っているけれど
それは私が、沢山の人向けに書けないからで、
(技術と性格)
解らないほうがダメじゃん。なんて思ってないもん。
なので来てくれる人も少ないけど、
その人達には伝えたいもん。

そういうことで文体も変えていたりするのだが、
成功しているかどうかはわかりません、ふふ。

私は文学少女というステキなものではなく、
ただの活字中毒で、
読まずには生きてゆけなく、
衝動的になにかを書き付けた切れ端が沢山あって、
時々それを見つけて
『この時はこんな心情だったのかぁ』と思う、
文字(言葉)が空気みたいな生活をしています。
言葉の力を信じてます。

ワタシOLとかやってんの

2008-09-18 23:11:08 | コトバ
淋しい と 悲しい を
たすきがけにして
疲れた を小脇に抱え
重ったい身体をひきずって
朝の地下鉄に乗る

ワタシは完全に閉じているし
車内の人たちも
見えない繭にくるまれているような距離感と静けさ

けらけら と笑うのは
ほこりっぽい制服に身を包んだジョシコウセイ
たすきがけにしているのは
なにものかでパンパンにふくれたカバン
邪魔くさいってーの!

実際は悪態も浮かびやしないのだが
感情もフタされてるから 朝は

信号待ちで空を見上げたタイミングで
ヘッドホンから
「マイナスを脱ぎ捨てる」なんざあ聴こえた日にゃあ
ぴかぴかの日差しを受けているのに
泣きたくなるよ

働くことは嫌いじゃないし
行けばサクサク仕事しちゃうし
『月給取りは大変よのう』なんてことは承知なのだが
だが
ツライわ
色々なことがぐるんぐるんになってさ

~その気になれば何をやっても
 生きていけるさってありゃあ嘘だな
 ちょっと笑って煙草を消して
 仕事に戻ってくあいつがいい~

SIONの「Happy」聴いた時に
本当のこと過ぎて笑っちまった

そんなワタシに
『あなたはまだ恵まれてるよ』
とご意見くれた彼女は
ご実家に帰ると
グランドピアノを弾いてあげる そうだ
普段触る人がいないので だって

グレてもいいじゃんか~!
彼女たちが大学に行ってる頃から
ワタシはワタシを養っているのだから
その時の長さに
ちょっと疲れたんだと思うよ
いや
ずいぶんとクタビレたかな

しかし
縮こまっていてはダメなのだ!
多分
バカボンのパパもそう云うぞ

それぐらい考えられるくらいには
浮かんできたらしい
明日行ったらお休みです


土曜日は病院か

人生は谷あり谷ありっす

淋しい夜は月がきれいに見えるんだよな

2008-09-12 00:07:24 | コトバ
ニュースは
エンドロールの決まった映画みたいな、
お坊ちゃんが投げ出したあとのストーリーを紡ぐふりばっかだ。

体感する揺れの地震があっても、
会社の人たちはおののきもしないし
野生のイキモノのアタシだけがおたおた。

そして、
今日は、
9.11

ショックで泣きながらTVを見続けた出来事すら、
わが身に降りかかったことではないから忘れてしまう。

昨日の晩
低くてビルの隙間からしか見えない月を眺めて
コーヒー牛乳を飲んでたんだ。
酒じゃ逆に恥ずかしくてさ
でも、
外で月が見たくてね 無性に

TV塔に登って夜景を見る楽しそうな人たちと
アタシは何が違うんだろうな
なんてぼんやりしてて

そうかアタシってば淋しいんじゃん!

気がついたところで
何がどうなるわけでもなく
何をするわけじゃなく

シンデレラ気分で
待つ人もいないの急いで帰ってきたんだ
魔法が解けちゃうかも!って。
どんな魔法だかね、
淋しいと月を見上げちゃうってのは

淋しいが50ポイントたまったら
お月さんの色したアイスでももらえないかな。
誰からか解んないけどさ



無題

2008-08-24 23:56:23 | コトバ
きらきら だの
ふわふわ だの
そんなものはいらない、と
長いことおもって生きてきたのだがね

ここんとこ
「猫の首にゃあ鈴をつけろ」だの
「スモモの木の下じゃ冠をなおすな」だの
なんだか面倒が多すぎてさ

きらきら も ふわふわ も
なんならピカピカも
欲しくなってきちゃったよ

それで
ひと時でも息をつけるなら いいのかと

「その場しのぎなんて逃げじゃん」
とか強気で言っていたオンナノコも
クタビレながら生きてゆかねばならんのじゃ

そして、人生は続くし
さらに 人生は続くのだから

海にいるのは

2008-08-02 23:38:07 | コトバ
波ばかり
と詠ったのは中也で
男達
と詠ったのは大島弓子。
(知る人ぞ知る)

アタシってば会社でも少数派(またの名を変わり者)
詩を読むだのたまには書くだの、
美術館チェックをかかさないだの、
LIVE、それも野外フェスまで。
ひとりで行く飲み屋があって、
(男子にまでカッコイイとか言われる・・・)
お気に入りカフェがあったり、
ひとりご飯も平気だし、
公園で本を読んだり、
映画も一人。
群れるのと愛想笑いが苦手で、
会社が大きいだのえらいだのには興味がなく、
その人がどういう人かを考える。

今の会社はワタシの倍くらいもらってそうな人でも
残念君やいまいち君ばっかで呆れるし。

まあ、
あらゆる意味で生まれついてのマイノリティだし、
こういう生き方しかわかんないだけど。

中学の時にノートの表紙に中也の詩とか書いてたのを
ふいに思い出し、
『変わり者であったことよのう』としみじみ。

こないだ中学校の横を通ったら、
どう見てもお子様なコ達が部活やってて
『ああ、ワタシも大人から見ればこんなに子供だったのか』
でも、
本気で恋したり、悩んだり、傷ついたりしてたよ。
死にたいって思っていたし。
みんな忘れちゃうのか、そういうこと。
あの細い腕で誰かを抱きしめたかったことも。
ワタシってば全然大人になれないよ。
今でもリアルに思い出すもん。

曇った北海の空の下
いつ果てるとも知れない呪いを唱えているのは
アタシか。

るうぷ

2008-07-27 21:38:32 | コトバ
加速する。
せめぎあう。
わだかまる。
誰でもなく、あたしなのか。
でも、
泣きゃあしねぇので

よどむし、
にごるし、
息が深く出来なくなる。

光は、どっち?
風は、どこから?

そんな るうぷ つまんねーぞ。
解っては 
いる。

あこがれ

2008-06-10 20:43:52 | コトバ
きらきら光るものには、近づけないんだ。
暗いものばかりを見てきたから、
目がつぶれそうな気がして。
遠くからただ、焦がれることしかできない。
暖かいものにも、近づけないんだ。
寒さから身を守るばかりで生きてきたから、
距離感がつかめずにヤケドしそうな気がして。
やっぱり
遠くからただ、焦がれることしかできない。
結局
自分で選んで
暗い寒い場所にいるのだな、ワタシは。
気が違うくらいに
あちらに焦がれながら。

白夜の続く外つ国では、
シニビトが多いそうだ。

キラキラしたもの

2008-03-24 21:47:43 | コトバ
そーゆーモノが見たい。
疲れているので、
切実に思うよ、月曜だっていうのに。

楽しいことで舞い上がると
ストンと落っこちる。
日常があまりに低空飛行なんだろうが、
いまだ、着地の仕方が解らないらしい。
上がる時より着地の方が難しいのは、
飛行機とおんなじ。

人生は何年やってもアマチュアだな。