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もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

言葉

2006-08-22 20:25:45 | コトバ
投げ捨てられた言葉を
拾い集めて
銀の糸で縫い合わせて
風に揺れるモビールを作る

かららん

風に揺れるたび
愛の言葉や
捨て台詞や
飾り言葉や
遺言や
そんなものが聞こえてくる

言葉に力はあるのだろうか?
一度は捨てられたものでも。

呪いの言葉は
恐ろしいから拾わない。

まやかし

2006-08-22 20:23:15 | コトバ
カードの上で指を鳴らす手品師に
皆が気を取られているうちに
すり取られてしまう大事なものがある

呪うような言葉を使う占い師に
皆が引き寄せられている時に
書き換えられてしまう大事なものがある

テレビジョンは確かに
魔法の箱だ

甘い毒をばらまいている。
あの電波塔から

イタリア優勝おめでとう

2006-07-10 20:52:41 | コトバ
でも、試合はまだ見ていないのだ。
PK戦とは、またまたイタリアってば、なのだが
勝ったのなら良かったでござる。
トラウマは消えることでしょう。
(なかったとは思えない)
ジダンの頭突きは見ましたが、何があったんだろうねぇ。


こころもちで歌のフレーズがヒットしたり、はずれたり。
気持ちはいつもUP&DOWNの繰り返しだ。
同じ言葉で、なでられたり殴られたりする。
けだもの心で、本能だけで乗り切っては行けないものだろうか?
枯れた花で身を飾るような、ぱさぱさとした日々。
メイドインチャイナのTシャツに包んだ心は
日本製のポンコツ。
肉体で表現をする人たちをうらやましく思うのは、
練習のつらさが身に染みてない
ただの外野だからなんだよな。
と、
なにかもが考えすぎの頭に、
旗をたててくるくる回りたい。
夏、だっけか?

散歩の散文

2006-06-17 23:48:18 | コトバ
雨を含んだ曇り空になんだか重たい身体を
(湿度にはめっきり弱い)
風にあてようとお出掛け。
街中まで地下鉄で十分あまり、
地上に上がるとピカッと晴れていた。
市内だというのにこの違い。

お目当てのこじんまりカフェでアイスミルクティー。
ラックにあった片桐はいり「私のマトカ」を読破。
フィンランド滞在紀みたいなものですが、
この人文章書ける。面白い。
「かもめ食堂」をもう一度観たくなる。

海から離れたビル街にカモメの声。
こないだひとつ詩を書いたっけ。

ふらりふらりと古ぼけた商店街の新顔の店を覗き歩いて、
たどり着いた古道具屋。
”骨董品”じゃなくて古道具。
懐かしいストーブ台も売り物か。
彩りタイルを貼ってあるが、あの頃は生活必需品でどの家にも必ずあった物。
こんな風に売り物になる日がくるとは、石炭ストーブを乗せていた時には、
誰も思わないよなぁ。

食器なども生活雑器だけで、
ガラスの小鉢など祖父母の家で煮豆やらを入れていた大量生産品。
あとは、調味料のおまけについていたような皿など、
由緒はなにもないレトロな物たち。
お約束のちゃぶ台や木の本棚やアルミのカップ。
私には懐かしく、
その時代を知らぬ世代にはおしゃれなんだろう。

実は私は古道具好きなので、
PCの文机と小引き出しは古いものだし、
食器の一割ほどは古いものだったりする。
(骨董じゃないのでお手ごろ)
茶だんすとガラス扉付の書棚が欲しいが、
置くところがないのだね。

その物に囲まれて(それしかなくて)暮らしていた時は
もっと違うものにあこがれていたんだろうな。

古いオリーブやファッション雑誌も売っていた。
ああ、買いました読みました。家にもあった。
取っておいたら売れたのね・・・。
暮らしの手帳は友達のお母さんが沢山持っていたけど、
あれが売れるとは知らないだろうなぁ。

結局6丁ほどぶらりと歩いて、
夕飯に山わさびのおにぎりを食べて、
ひとつ用事を済ませて家に辿りついた頃には、
身体が軽くなっていた。

明日はサッカー中心の予定を立てなくては。

闇~ヨコシマ

2005-06-17 19:54:11 | コトバ
ヨコシマなココロに
タテジマ模様のシャツをはおって
あの人に会いにゆく

「欲しいものは奪い取れ」と
TVで誰かが言っていたから
月夜に
割れた鏡をポケットに
あの人に会いにゆく

けれど、
月明かりの道で迷子になって
立ちすくんでしまうのは何故?

闇にのまれるおろかなココロ