Nutshell

PMRCがある限り。

Broken -Lifehouse (2007)-

2007年08月02日 02時43分39秒 | 2007


手下どもが早めの夏休みに入り、今頃実家に届いたお中元のカルピスでも片手に風鈴の音でも聴きながらアンニュイな一日を謳歌しているであろう8月初旬、職場の諸兄の面々とはどう頑張ってみても見ている世界が1ミリも重ならないという理由により勝手に別拠点に長期出張して自分の開発を続行する道を選んだ私としましては、出先の業務日がまだまだ続いている都合上、梅雨が長引こうが雷が間近で鳴ろうが7月は三日しか休んでない事に気づこうが延々と仕事を続けていたりします。

就職活動に勤しむ学生の皆様、"週休2日"っていうのは大抵は嘘ですよ。


LifehouseのWho We Areを買いました。
完全無欠の捨て曲無し、奇跡的名盤の1st:No Name Faceを世に送り出したのは今から7年前。何処もかしこも"とりあえずHanging By A Moment掛けとけ"と言わんばかりの風潮が吹き荒れ、たまたま渡米していた特に音楽好きという訳でもない友人をして"聴き飽きた"とまで言わしめたのが翌2001年。
続く2nd、3rdで、あの1stの出来は一体何だったのだろうか、と世間の首を傾げさせ、すっかり私の視界から姿を消しつつあるこの2007年、4thが出てました。

かつて持っていた"国内盤が待ちきれない程の執着"も無いので、なんとなく視聴してみました。

昔から常々不思議なのです。
視聴している時は、大抵、実際よりも遥かに良く聴こえるんです。
視聴器の前では内心ガッツポーズだったのです。
"これを待っていたんだぜ、今年の俺は!"くらいの勢いだったのです。

家に帰って落ち着いて聴くとそれ程大した事ないのです。
いや、曲は非常に良い出来ですし、爽快で伸びやかで、ここに来て随分垢抜けた感があります。2nd、3rdとは比べようも無い出来です。

日差しの眩しい夏のドライブに最適です。

が、しかし、Lifehouseには声を張って歌い上げて欲しい訳では決してなく、どちらかと言えば裸電球に虫が飛び交うガレージの隅で、何やら内向的な事をブツブツ言ってるくらいの感じが心地よいのです。心に響くのです。

夜風の心地よい夜のドライブに最適な事を希望します。


誰も彼もが陽気な方向へまっしぐら中であり、俗に"80年代風のヴァイブが戻ってきた"とでもいうやつなのでしょう。

それはそれで・・。


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