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ブエノスアイレスに話を戻します。
無精ひげを蓄え、もはや毛むくじゃらで何がなんだか判らないムステインですが、毛むくじゃらの金髪と無精ひげの隙間から時折のぞかせるその表情はいつになく穏やかであり、またしても何か悟りを開いたかの様。
セットリストからは想像もつかないくらい穏やかな表情です。
カレッジのキャンパス風の場所で若者と輪になって楽しげに唄う姿も。
ああIn My Darkest Hourもあんなに楽しそうに。
そんなムステインは見たくありません。
やさぐれたあの頃に戻ってください。
それにしてもブエノスアイレス人はよく唄います。
Blind Guardianを前にした日本のオーディエンスぐらいよく唄います。
しかも、歌よりもギターのリフやソロを唄います。
Hanger 18で言うと
”オォォオー、オォォオー、オォォオー、オォォオー”です。
Return to Hangerで言うと
”オー、オー、オー、オーォ、オオオ”です。
そう、その箇所です。
非常に新しい。
もちろんギターリフに言葉を充てるバリエーションもあります。
Symphony of Destructionで言うと、この曲のメインのリフは
"ME, GA, DEATH! ME, GA, DEATH! I want it, ME, GA, DEATH!"
です。
そう、その箇所です。
"I want it"はそう聴こえるだけで本当は違う事を言っているのかも知れませんが、だとすれば吉川晃司のごとく"A HO HO"と言っている様にしか聴こえないので、前後から類推すれば当たらずとも遠からずでしょう。
これまた新しい。
新しいというか、相当に危険な集団です。
物騒な事この上ありません。
会場まるごと公安に確保されても文句は言えません。