内向的性格を生きる

不安と共に生きる
  by mo-ri-tan
(対人緊張・抑うつ感・劣等感を持ちつつ)

「心に力がわく5つのヒント」 水谷啓二著

2008-11-14 23:59:49 | 水谷啓二先生の本
今日は単身赴任先のワンルームマンションではなくて、自宅に帰ってきました。最近読んでいた水谷先生の本はマンションのほうに置いてきてしまいました。
 以前古本屋に頼んでおいた、水谷先生の「心に力がわく5つのヒント」という本が今日届いていました。こんな文庫版が出ていたなんて知りませんでした。インターネットで偶然知った次第です。この本もなかなか良さそうです。

 「はじめに」のところにこんなことが書いてあります。

 『当時の私は、親の承諾も得ないで勝手に休学届を出したまま、一年間も学校にいかず、何もしないで家でごろごろしていた。休学すればいくらかは症状もよくなるかと思ったのだが、事実は全くその反対で、家にばかりいると、呼吸も止まるような苦悶の発作に、しばしばおそわれるようになった。』
 私も2年近く大学には行かなかったのですが、本当に苦しかった。水谷先生の若い頃の体験というのは私と共通しているところがたくさんあって、共感することが多いのです。

 『近年、良心的な精神医学者、心理学者などのひとしく認めるところであるが、神経症は本来、決して精神病あるいは精神異常と見なすべきものではない。もともと病気ではないが、生活態度やものの考え方、ひいては対人関係のあり方などに、自分では気づかない偏りを生じているので、いくら努力しても運命が開けてこないばかりか、いき詰まりはひどくなるばかりである。
 そういう私たちが真に救われるには、森田博士の示された”あるがままの道”一つしかない。それは、一切を挙げて大自然の法則にゆだねつつ、ただ自分のやるべきことに全力を尽くす生活であり、そこから無限の向上と、感謝と生き甲斐にあふれる生活が生まれるのである。 水谷啓二』

 これから、この本をちょっと読み進めようと思います。