内向的性格を生きる

不安と共に生きる
  by mo-ri-tan
(対人緊張・抑うつ感・劣等感を持ちつつ)

朝日新聞の記事

2008-11-03 22:39:46 | 読書感想
 11月2日の朝日新聞朝刊に不安障害についての記事が載っていました。下記のような書き出しで始まっています。
 『精神科の外来患者数は05年に267万5千人に達し、6年前より約100万人増えた。精神科クリニックは患者であふれ、数ヶ月の予約待ちも珍しくない。特に目立つのが、従来あまりなかった新しいタイプの疾患の増加。今回から4回にわたり、心の病を克服しつつある患者の体験や治療法を紹介する。初回は不安障害。』
 この記事のタイトルは、「心の科学① 不安障害 働き盛りに増加」、サブタイトルとして、「薬物・認知行動療法で多くは改善」となっています。森田療法については何も触れていないのは残念だと思います。この記事はあるお医者さんに取材した内容を元に構成されているので、どうしてもそのお医者さんの用いる治療法の話になってしまいますよね。新聞記事であるならば、もう少し多面的な情報を提供したほうがいいのではないかとも思いますが、時間もないからあまり深くは掘り下げることもできないんでしょうか。
 それにしても、精神科の外来患者はものすごく増えているのに、森田療法の自助組織である生活の発見会の会員数が減っているのはどういうことなのでしょう。ちゃんとした受け皿に成り得ていないということなのでしょうか。他に要因があるのかどうかはよくわかりませんが。