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最近のニュースに雑感コメントを。昔はこういう記事をたくさん書いていたなぁと我ながら懐かしくなりました。
◆プレーオフ
レギュラーシーズンで18.5ゲーム差つけられた西武が空気を読んだともいえる第一ステージ。
さて、プレーオフへの賛否については語られつくしている感がありますが、テレビ中継を見ながら思ったプレーオフの利点をひとつ。
それは「若手の育成がやりやすい」ということ。
「3位までに入れば優勝のチャンスが」ということなら、Aクラス圏内に入った上位球団はシーズン中の早い段階から思い切った選手起用も許されるわけで。
強豪チームであるがゆえにつきまとう「世代交代の難しさ」のハードルを、プレーオフ制度は引き下げる役割もあるかなと思った次第です。
【告知】
第二回きょうろぐチャット大会の舞台はプレーオフ!
題して「80勝対決!歴史的対決を見逃すな!」。
詳しくはこちらで。
みなさまのご参加をお待ちしております!
◆オリ中村新監督、珍目標「2位を狙う」
「中村ノリ」「おかわり中村」に続いて「ぬかよろこび中村」という得がたいキャラクターを誕生させたパシフィックリーグですが。
ウソでももうちょっと威勢良くぶち上げてくれないかなぁ。へたくそ。
冗談とはいえ、プロ野球に夢を求められている時代に毛穴まで見えるクリア画質のハイビジョン発言。
ただでさえオリックスファンはプレーオフと仰木監督と辻内を逃して傷が深いのに。
(そのうえ「四番DH清原」というよくわからないクジまで引こうとしてる。楽天・山崎より活躍できるだろうか?いっときますが、清原は劇薬。副作用をおさえて使いこなすには指導者の器とチームの成熟度が必要不可欠。大丈夫か?)
◆黒田 先発で単独最多勝獲る
現在15勝で阪神・下柳投手と並んで最多勝の広島・黒田投手。
その15勝目は自身初となる「中継ぎ登板」によるもの。
中継ぎ・救援陣が壊滅的なカープで勝ち星を確実に拾おうとすれば、先発完投か、先発が4回までとばした後をうけての中継ぎ登板が確実。
その後者が実際に行われたわけですよ。
「意図どおりによく勝てたな、黒田」という驚きもあります。
しかしこれは金田正一氏やら前近代の野球人が200勝やら400勝を達成させた頃のやり方と同じ。
その試合にそれなりの感動はあったようですが、下柳の登板した甲子園最終戦にも多大なる感動がありました。
阪神ファンとして素直に言えば「そりゃないで、黒田」「そりゃないで、山本監督」ということ。
ただ、別の見方からすれば。
例えばホームランバッターがシーズン本塁打記録やらを狙うために消化試合で1番の打順に入ることがままあります。西武のカブレラなんかもそうでした。
で、それに関してはファンもけっこう許容するんですよね。
「いまファンが最も見たいものをみせるプロ野球」ということで。
実際その1番に入った状況でホームランを打てるバッターは少ない。
カブレラも、やっぱり1番では打てなかったように記憶しています。
それと似た状況で勝てた黒田っちゅーのはたいした男ですよ。
これは当日のスコア。
序盤で楽勝ペースの試合に登板したわけではなく、同点の場面から登板。
この日カープが確実に勝つためには、最多勝うんぬんを差し置いてもこの方法が最適だったといえなくもない。
というわけで、黒田という投手が好きなゆえに別アングルから語ってみましたが、「そりゃないで、黒田」の気持ちはきえない。
◆西武・和田首位打者。終盤は打率維持のためにベンチで控え。
黒田の件に関連して、古い話になるがこれも語っておこう。
こういうことをするなら、改革元年のプロ野球のスローガン「フルスイング!」は白紙撤回してください。
うそつきです。
プロ野球をみていると、こんなこともよくあります。
この間たまたまジャイアンツ戦にチャンネルをあわせていたとき、ヒットで出塁した阿部が序盤で交代。
どうやら打率三割に乗せてシーズンを終了するためだとか。
それに関して解説のたぶん中畑氏が「いや、三割でシーズンを終えるのと、そうでないのとは気分が全然違いますからね」と、使い古した文言で当然のようにバックアップ発言。
それを「当然」としている体質からは、感動は生まれないですよ。
黒田の件といい、首位打者の件といい、打率三割の件といい、「首脳陣の親心」とやらがファンのガッカリを生んでいます。
特に「帳尻あわせで打率三割」と「帳尻あわせで首位打者」はタチが悪い。
なんせその選手が試合に出場しないわけですから。
僕はメジャーに関してプレーオフかワールドシリーズぐらいしか見ない人間ですが、こういうことってメジャーでもよくあるんですかね?
なかったとしたら「さすがメジャー」。
あったとしたら「上を行くチャンス」。
とにかくこういった現象は、日本におけるタイトル偏重主義の弊害ですね。
ファンだけは、同じ数字・同じタイトルでも、そこに含まれている意味まで問うぞ。
「あれは記録だけど、ある意味ドーピングだよ」と。
連続フルイニング出場の阪神・金本選手に感動と畏敬がつきまとう理由を、プロ野球は本気で考えた方がいい。そこに改革のヒントはある。
◆プレーオフ
レギュラーシーズンで18.5ゲーム差つけられた西武が空気を読んだともいえる第一ステージ。
さて、プレーオフへの賛否については語られつくしている感がありますが、テレビ中継を見ながら思ったプレーオフの利点をひとつ。
それは「若手の育成がやりやすい」ということ。
「3位までに入れば優勝のチャンスが」ということなら、Aクラス圏内に入った上位球団はシーズン中の早い段階から思い切った選手起用も許されるわけで。
強豪チームであるがゆえにつきまとう「世代交代の難しさ」のハードルを、プレーオフ制度は引き下げる役割もあるかなと思った次第です。
【告知】
第二回きょうろぐチャット大会の舞台はプレーオフ!
題して「80勝対決!歴史的対決を見逃すな!」。
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◆オリ中村新監督、珍目標「2位を狙う」
「今季の目標はプレーオフ進出でしたから、もうワンランク上ということで2位狙いでどうでしょうか」。新指揮官は恒例の優勝宣言を封印し、現実路線で会場の笑いを誘った。
「中村ノリ」「おかわり中村」に続いて「ぬかよろこび中村」という得がたいキャラクターを誕生させたパシフィックリーグですが。
ウソでももうちょっと威勢良くぶち上げてくれないかなぁ。へたくそ。
冗談とはいえ、プロ野球に夢を求められている時代に毛穴まで見えるクリア画質のハイビジョン発言。
ただでさえオリックスファンはプレーオフと仰木監督と辻内を逃して傷が深いのに。
(そのうえ「四番DH清原」というよくわからないクジまで引こうとしてる。楽天・山崎より活躍できるだろうか?いっときますが、清原は劇薬。副作用をおさえて使いこなすには指導者の器とチームの成熟度が必要不可欠。大丈夫か?)
◆黒田 先発で単独最多勝獲る
現在15勝で阪神・下柳投手と並んで最多勝の広島・黒田投手。
その15勝目は自身初となる「中継ぎ登板」によるもの。
中継ぎ・救援陣が壊滅的なカープで勝ち星を確実に拾おうとすれば、先発完投か、先発が4回までとばした後をうけての中継ぎ登板が確実。
その後者が実際に行われたわけですよ。
「意図どおりによく勝てたな、黒田」という驚きもあります。
しかしこれは金田正一氏やら前近代の野球人が200勝やら400勝を達成させた頃のやり方と同じ。
その試合にそれなりの感動はあったようですが、下柳の登板した甲子園最終戦にも多大なる感動がありました。
阪神ファンとして素直に言えば「そりゃないで、黒田」「そりゃないで、山本監督」ということ。
ただ、別の見方からすれば。
例えばホームランバッターがシーズン本塁打記録やらを狙うために消化試合で1番の打順に入ることがままあります。西武のカブレラなんかもそうでした。
で、それに関してはファンもけっこう許容するんですよね。
「いまファンが最も見たいものをみせるプロ野球」ということで。
実際その1番に入った状況でホームランを打てるバッターは少ない。
カブレラも、やっぱり1番では打てなかったように記憶しています。
それと似た状況で勝てた黒田っちゅーのはたいした男ですよ。
これは当日のスコア。
序盤で楽勝ペースの試合に登板したわけではなく、同点の場面から登板。
この日カープが確実に勝つためには、最多勝うんぬんを差し置いてもこの方法が最適だったといえなくもない。
というわけで、黒田という投手が好きなゆえに別アングルから語ってみましたが、「そりゃないで、黒田」の気持ちはきえない。
◆西武・和田首位打者。終盤は打率維持のためにベンチで控え。
黒田の件に関連して、古い話になるがこれも語っておこう。
こういうことをするなら、改革元年のプロ野球のスローガン「フルスイング!」は白紙撤回してください。
うそつきです。
プロ野球をみていると、こんなこともよくあります。
この間たまたまジャイアンツ戦にチャンネルをあわせていたとき、ヒットで出塁した阿部が序盤で交代。
どうやら打率三割に乗せてシーズンを終了するためだとか。
それに関して解説のたぶん中畑氏が「いや、三割でシーズンを終えるのと、そうでないのとは気分が全然違いますからね」と、使い古した文言で当然のようにバックアップ発言。
それを「当然」としている体質からは、感動は生まれないですよ。
黒田の件といい、首位打者の件といい、打率三割の件といい、「首脳陣の親心」とやらがファンのガッカリを生んでいます。
特に「帳尻あわせで打率三割」と「帳尻あわせで首位打者」はタチが悪い。
なんせその選手が試合に出場しないわけですから。
僕はメジャーに関してプレーオフかワールドシリーズぐらいしか見ない人間ですが、こういうことってメジャーでもよくあるんですかね?
なかったとしたら「さすがメジャー」。
あったとしたら「上を行くチャンス」。
とにかくこういった現象は、日本におけるタイトル偏重主義の弊害ですね。
ファンだけは、同じ数字・同じタイトルでも、そこに含まれている意味まで問うぞ。
「あれは記録だけど、ある意味ドーピングだよ」と。
連続フルイニング出場の阪神・金本選手に感動と畏敬がつきまとう理由を、プロ野球は本気で考えた方がいい。そこに改革のヒントはある。
試合出場せずにタイトルを目指すのは悔しいけど、黒田投手みたいにとにかくタイトル目指してがんばる姿は、むしろうれしいかな。
下柳投手だって延長まで投げて意地をみせてたし、あーいう姿に心打たれます。
阪神ファン的には、下さんの最多勝が遠のきそうで悔しいんだけど、がんばった姿はずっと忘れないですから、僕としてはどっちもがんばれと思うわけです。
タイガースファンとはいえ、カープにも明るい話題が欲しい僕としては、微妙な心情。
ま、最多勝は誰であれ、シモさんの力投は僕も一生忘れませんからね。
そういう意味で、暗黒時代のタイガースにて。
最優秀防御率のタイトルをめざした試合であっけなくボカスカ打たれた阪神・竹内投手も忘れません。
http://www.sakigake.jp/Sports/y1999/charange/charange_6.html
下柳投手の投球自体は文句の付け所がない天晴れなものと思っていますが、弱いチーム状況に在りながら、これだけ投げ抜いて頑張っているのだから、単独で最多勝を獲らせてやりたいというカープの気持ちは、古臭いと言われるかもしれませんが、何となく理解出来てしまうんです。
勝ち星や本塁打は、とりあえず結果を上げねばなりませんから出場が前提となります。
野球選手は「試合に出てナンボ」ですから、そのプレーを観客に見せないことのほうが罪が重いような。
でも真剣勝負の前提からいうと、五十歩百歩ですが・・。
この記事を見て「金本の記録」はそういう調整が全く効かないのだなあ、と改めて感心。
(そっくりさんに守らせたりして・・・)
この手の議論は、明確な正解がないわけですから。
それぞれがそれぞれの立場で、自由に語ることの方が大事。かえって反論はありがたいんです。
黒田の件については、僕もすこし迷いながら書いてるんです。
ただ、阪神ファンとしての素直な気持ちをちょっと言っておこうかなと思った次第です。
いや、難しい。
でも打率温存で引っ込むことについては思いっきり書いてます。
「こういうことはヤメロ」という主張は、それこそ選手会がストを決行する頃にも言いましたから。
「ストするなら、打率温存のための休養や、ライバルに敬遠などの悪習慣をやめろと」
「でないと、“ファンのためのスト”などと言えないぞと。都合のいいときだけファンを持ち出してもダメだぞと。」
和田さん、たしか選手会長だったよなぁ…
1番がっかりするのが首位打者です。
最多安打や本塁打や打点では、こういうことは起きません。
>この記事を見て「金本の記録」はそういう調整が全く効かないのだなあ、と改めて感心。
そこなんですよ。
なんだかんだ言ってゴジラ松井がすごかったのは、休まなかったから。
なんだかんだ言って清原やヨシノブや二岡がダメなのは、すぐ故障で休むから。
出場するってのは、それだけすごいことですよ。
わざわざ消化試合に行くようなファンこそが大事にすべきファン。
そんなときにわざと休んでるんですから、なんだかなぁという気持ちになります。
金本選手の姿勢は敬服ものです。
首位打者について前々から思っていたのですが、
「規定打席到達以降の最高打率」で
タイトルを与えれば和田選手みたいな問題は起きないのかな、と思います。
規定打席ぎりぎりの3割5分と、シーズンフル出場の3割5分はもちろん重みは違うと思いますが、現状よりはだいぶマシになるんじゃないでしょうかね?
現場のモラルが向上するのが一番でしょうけど(^^;
自分の欲望をかなえてくれそうなところに一票というのと同じですよ。
だから正義とは少し違うというのは、おっしゃるとおりです。(NPB側の言い分が全て間違っていたのではないのと同じ。あまりにもやり方が稚拙でしたが)
批判すべきところは批判しないといけませんからね。
1票を投じたからこそ、そうなる。