ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話。

納品2件

2015年02月25日 | 木工
2月20日、工房の蛙池での今年最初の産卵を確認しました。





翌日にはもう一つ卵塊が増えていました。
2月25日の今日現在、3個の卵塊があります。
ずいぶんケロケロとオスがメスを呼んでいましたが、意外と卵が少ないです。





1週間ほどの間に2件の納品にお伺いしました。





こちらは前回のブログで作っていた猫棚です。
違い棚を登って棚の上に猫が行ってくれるはず!


2つに分かれた棚の大きい方は私の車には載らない大きさのため、
ヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」というサービスで送りました。
その中でも最大の「Gランク」の大きさでした。くわばらくわばら。
業者さんが二人で工房に来て梱包をして積み込み、配達先では梱包を解いて設置までしてくれるのです。
こりゃ楽だわ。
機会があったらまた使わせてもらいましょう。
もっとも、組み立ては私が行ってしなくてはなりません。






苦労したアール付の棚板は横から見るとこんな感じ。





これは天板の猫ハンモック。
3辺をパイプで囲んで網が張ってあります。





何日かして、お客様が写真を送ってくださいました。










この子は相当の恥ずかしがり屋で、お邪魔している間にほとんど隠れて出てきませんでした。
本当の「施主」たる彼が気に入ってくれるといいんですが。







もう一台、TV台を納品に行きました。





基本的なデザインはお客様が描いたものです。
材はクルミ。


とても集中して仕事ができたのか、気が付いたら出来ていた、という感じで、
すっかり途中の工程の写真を撮り忘れてしまいました。










引出にはスライドレールを使いました。
重いものを入れても軽く引き出せます。
あまりクラフト的ではないので進んでは使わないのですが、ご要望があれば付けています。






引出の底板も無垢でできています。







裏板は配線がしやすいように簡単に外せるようになっています。








引出の取っ手が掘り込み式なので、扉の取っ手も掘り込みにしてみました。
こんなのも面白いかも。










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猫棚の制作 その2

2015年02月15日 | 木工
ベッドなどの納品をしました。





組み立て式で、引っ越しの時にはお客様に分解、組み立てをして頂かなくてはなりません。

組み立ての方法を説明しながら、ご理解いただくために私はなるべく手を出さずに、ご家族で組み立てていただきました。

けっこう楽しんで組み立てをして頂けたと思います。





こちらは一緒にご注文いただいた机と本棚。

上と下で奥行が違うこの本棚はお客様のデザインです。
面白い形だなあと思いました。
いろいろお客様に教えていただきます。







さて、猫棚です。





この図面は正面図に棚板の形を書き加えたものです。


木取りも終わり、板を作っている最中に、はたと、とても重要なことに気が付きました。




「この家具は私の車に載らない!」



車はハイエースですが、後ろの開口は130cm×140cmです。
間口が160cmで215cmの高さののものはいかにしても載らないわけです。

食器棚などはよく作りますが、ふつうは上下二段にしたり左右二つにします。


この猫棚は複雑な違い棚で構成されていて、どう検討しても二つに割ることができません。

さんざんお客様とご相談したプランを今さら変更する気にもなりません。


もちろん、平ボディーのトラックならば簡単に載せられますが、あいにく貸してもらえるあてはなし。
僻地なので、レンタカーを借りに行くのも返しに行くのも大変です。



そこで運送屋を頼むことにしました。

ヤマト運輸が運ぶことのできる最大級の大きさでしたが、何とか引き受けてくれることになりました。











部材の加工が終わって、並べてみました。


同じ形のものがありません。

変わった形の板ばかりです。






これが最後に変更のあった棚の仕口です。

側板を切り込んで棚板が嵌るようになっています。







ちょっと変則的な形ですので、すべてを組むまでは強度が出ません。
少しずつ、部品を組み、ちゃんと糊が乾いてから次の組み立てに進みます。
そのため組み立てには時間をかけました。











組み立てだけで三日はかかりました。

糊が乾くのを待つ間は違う仕事をします。







すべての組み立てが終わり、オイルを塗ります。


高さ215cm、間口160cm 奥行は最大で40cmの大きなものです。






この縦長の棚が左側についてL字の棚になります。

これも高さが215cmあって、私では踏み台がなければ上のものが取れません。





私にとっても、この猫棚の全貌が明らかになるのは納品して組み付けがなされてからになります。


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猫棚の制作 その1

2015年02月10日 | 木工
お客様とキャットタワーを作るご相談をしているうちに、猫の登れる本棚を作ろうということになりました。


調べてみると、世の中の人たちは猫のためにいろんな家具を誂えています。


猫本棚




置き場に合わせてのサイズなどはお客様から指定がありました。
部屋の隅にL字に置きます。
猫が登っていって天板で昼寝をするような構造です。

まずは私の方からいくつかのご提案をしました。
平面図も描きましたが、ここでは3D想像図だけ載せます。








左手の棚はふつうにCDなどを置くためのものです。

壁の穴を潜り抜けながら階段状の棚を登っていくもの。

これですと、ほとんど猫の経路にとられて物を置くスペースがありません。






棚板に穴を開けてそこから二階、三階と登っていくもの。






棚板に階段状に出っ張りを作り、その階段をぴょんぴょんと猫に上ってもらうというもの。

出っ張りが人間にはやや危険かも。
収納力はほぼ100%ですな。





これらの提案のあと、「もっと遊び心が欲しい」「中国の飾り棚みたいなものがいい」などの要望があり、また知恵を振り絞りました。








外階段付き!

見た目にも抑揚ができてよいのでは?






外階段、テラス、ステージ、ハンモック付き。

どう?

ハンモックはそこで寝ている猫を下から見上げてみたいとのことです。





さらに、この時点で、もっと曲線のあるものが欲しい、とのご要望がありましたので、







棚板をほぼすべてアール付きにし、奥行も250mmから最大400mmまであるプランに。

普通ではこんな棚板では前が重くて前に倒れてきてしまいますが、L字に棚が付いているので大丈夫なはず。
壁にも固定します。

ここまで凝った棚を作ったことがないので、どのようにまとまるのかがやや不安です。





ほぼこのプランで決まり、ちゃんとした図面をお送りして確認していただいたところ、
なんと右側に出っ張っているテラスに電燈スイッチが干渉することが判明しました。
このテラスはかなり楽しみでしたので、当惑しましたが、諦めるしかありません。





このような形に変更しました。

この丸い棚は奥行が400mmで、すぐ上の棚は250mm、
この奥行の150mmの差が階段となって猫が上に登る階段となるはずです。



こうして20枚以上の図面を描き、2ヶ月間やり取りを重ねて、プランは完成しました。
こんなに練ったものを作るのは私もとても楽しみですが、不安もあります。




何しろ猫が本当にこの棚を登って、お気に入りの場所となって寝てくださるのであろうか?

見向きもしてくれなかったらどうしよう、、、




この棚が成功した暁には、世の愛猫家から注文が殺到するやに違いないと妄想しています。






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ベッドの制作

2015年02月03日 | 木工
東京でも雪が降ったという1月30日、工房の上の山に猿の群れが来ていました。





10頭くらいはいました。桑の木に登って芽を食べているのでしょうか?





上の写真をトリミングしてみました。





薪ストーブの扉のガラスがなぜか割れてしまいました。


時々割れることがあり、その度に取り換えています。
一万円くらいする高い耐熱ガラスなんですが。

とりあえず使えようにと、ガラスを外してトタン板でも嵌めておこうとネジを外そうとしたらネジが切れてしまいました。







まだ冷めないうちにネジを回したからでしょうか。

もう20年も使っているので、そろそろ寿命でしょうか。





実はストーブの中についている鉄板もグニャグニャになり、割れてもいます。

この板は2年前に替えたばかりなのに!


という話をお客様と話していたら、
「使い始めはとろとろと火を入れないと割れるそうだよ」
なんてことをお聞きしました。




仕方がないので漆を塗る部屋用に買ってあったストーブと交換しました。






確か2万円くらいの中国製の最安もの。


かたやポンコツはノルウェー製のヨツールなんですが。





買い替えるか、修理ができるのか、これから検討します。








さて、ベッドを作っています。


ベッドは何しろ大きいので、組み立て式になります。

今回はほぞをボルトで締めるタイプのノックダウンにしました。

そのために、2m超の部材の木口に穴を開ける必要があります。





長いものの先には機械で穴を開けることはできません。

厚い材に正確な穴を開けて、その材をあてがってドリルを使いなるべく正確な穴を開けます。







2メートルの部材を立て、その上から穴を開けます。
天井に当らなくてよかった!
当たったら外で作業をする羽目になるとこでした。

写真は三脚立てて12秒のセルフでの撮影。
あわてて作業台に飛び乗ってます。






部材の加工が終わって記念撮影。







梯子の付く穴を開けています。

正確に図面を描き、正確に印をすれば正しい穴があけられるはずなのですが、
なぜか位置が合わなかったりすることがあり、すべてが水泡に帰することがあるので、
このような穴あけは現物を合わせて開けることにしています。







ひっくり返した向きで組み立ててみます。

一人での作業なので倒したりしないように気を使います。








足の外からほぞ穴を通りボルトとナットで締める仕組みです。







ひっくり返して梯子を付けてみます。

下の枠がない二段ベッドです。







お客様のご要望で、梯子の板は葉っぱの形に。







頭の上に時計やら本を置く小さな棚が付きます。

すのこを作るのが意外と手間でした。




これをまたばらしてオイルを塗れば完成です。





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