≪手を動かさねばっ!≫

自分 で 織った 木綿 の 布 を、シャツ に 仕立てて います。  リネン の マフラー も 織っています。

奥泉 光 『 ビビビ・ビ・バップ 』

2017-01-28 10:50:17 | 本 (ネタバレ嫌い)


奥泉 光 『ビビビ・ビ・バップ』  ← 出版元にあるこの本のページへリンク

子供に薦められた。
表紙から察するに、まず題名がもろジャズ。絵がSF。
子供よ、わたしのことをよく分かっておる。
分厚いが、受けて立とうじゃないの。

実は最近いよいよ老眼が読書生活に障害を及ぼすようになってきてしまって、
こりゃあかん、観念して老眼鏡を作りに行くか
というタイミングでこの本をドサッと渡されたんである。

けっきょくこの本は老眼鏡ではほとんど読まず(出来上がるまえに読んでしまった)、
裸眼で読んでしまった。

諦めて老眼鏡を作る、という心境の変化だけで読めるのが我ながらおかしい。
小腹が空いたタイミングでスーパーに行ったとき、
食材のついでにちょっとだけお菓子を買うと、
そこでなんだか気持ちが満足してしまうのか
食べるまえに空腹がなんとなくおさまってしまっている、ということと似ている。
脳はせっかちだな。


で、本である。

奥泉氏のは初めて読んだ。
推理小説家なんだそうだが、この本はそういう香りは少なくて、
はっちゃけまくっている。
SFなんだもの、設定は未来なんだが、
そこから懐古趣味を発揮して新宿ピットインなんかが出てきてしまう。

ともかく文章が楽しい。
構成も凝らされて、でもむやみに複雑にして読者を困らせるようなこともなく、
伏線も引っぱってきやすいように親切設計だし、
ジャズのみならず落語まで読者サービスたっぷりで、
つまりバランスよく高得点で、この分厚さを飽きずに読めてしまった。

たいそう気に入りました。
ああでも、J.J.ジョンソンをのせるなら、カーティス・フラーものせて欲しかったな!


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松林図屏風を見に行った。

2017-01-25 15:16:57 | 行った話、思ったこと


ずいぶんと遅ればせながら、明けましてよろしくお願いいたします。

自分のことではないあれやこれやで無駄に気を揉みストレスがたまる。
それで、楽しいことを、意識して逃さないようにしている。


年が明けて、また上京する用があったので、さて何をついでにしようか、という話になった。
見るばっかりも疲れるし、いつぞやの神保町めぐりは楽しかったし、
とか思ったりもしたが、
トーハクであの松林図屏風が常設展価格で見られる、とあったので、
また行っちゃいました。

ええ、長谷川等伯ですから。









山が向こうに見える。




清々しい松が正月にふさわしい。 すごい絵ですよ。



他の展示。


注口土器。 丁寧に作られている。



神人車馬画像鏡。 中国の画像石とよく似たモチーフ。



日光菩薩座像。
斜めからも写真を撮ればよかった。
すっくと伸びた背中に自然に載った頭、に感心するのはちょっと違う気もするが、ともかく
像のまとった空気に吸い込まれそうなんである。



夜着。 水墨画はモノクロだけど、布は手法を凝らしてこんなに華やか。
着物じゃなくってかいまきのように寝るときに掛ける。


けっきょくトーハクが外さないのであった。
何かと美しいものを見て、なんとかこの一年を乗りきろう、と思ったんであった。


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浅草寺などに行った。

2017-01-25 15:15:33 | 行った話、思ったこと

これは浅草寺ではなくそのとなりの浅草神社。 植え込みが気に入った。



こちらが浅草寺。 向こうにスカイツリーが見える。



立派な門。 



仲見世通り。



浅草文化観光センタービル。 雷門の道路をはさんだ向こうにひときわ目を惹くビルが建っている。
オリンピックの競技場の設計を勝ち取った、隈研吾氏のデザインだそうだ。



有名な金の○んこ。



スカイツリーも見上げてみた。



建物の中から脚が見える。 大きい構造物だなぁ。


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ICU モダンミュージックソサエティ第60回定期演奏会・記念イベント

2016-12-30 19:03:38 | 音楽


お誘いがあったので、万難を排し行った。
ビッグバンドというのは、ホーンセクションが トランペット4~5人、トロンボーン4人、サックス5人 に、
リズムセクションがドラムス、ベース、ギター、ピアノ、という編成のバンドで、ジャズを演奏することが多い。


学生数の少ない大学でビッグバンドのメンバーを揃えるのは本当に大変だ。
個々の楽器のレベルが異なるなか、なんとかまとめてサウンドを作っていくのは本当に困難だ。
なんとか使えるくらいに上手くなったころにはもう引退なんだよな。
ああみんながんばっているなぁ、と見ていて親心がやたらと刺激されてしまうよ。


そして、記念イベントがたいそうふるっていた。
なんと、ケイ赤城井川弥生 がこんなに安く見られてしまう!
OB/OGの二人の楽器はピアノである。
ケイ赤城氏はなんと、伝説の巨匠トランぺッターのマイルス・デイビスと一緒にやっていたことがある。
井川弥生氏はホセ・ジェイムズとか黒田卓也とかの出たニュースクール出身だそうだ。 一緒だったことがあるのかなぁ?

いやぁ、学生たちだってそこそこよかったんだけれど、
同じ楽器!? と思うほどすごい音が出るんですよ、ご両人。 プロとアマの差を見せつけられた。

ケイ赤城氏は次元が違った。
ピアノってこういう風に音を出す楽器だっけ!? 少なくともメーカーは考えていないと思う。
とにかくタッチが強い。
いや、ひっぱたいた汚い音では決してないのだけれど、あんなに迫力のある音が出るなんて知らなかった。
もちろん柔らかい音色も出すし、音色、音量、単音から早いパッセージにハモ、ととにかくレンジが広い。
縦横無尽に多彩な音を出して、聴く人を否応なしに引きずり込む。
もうこれは暴力だ、と思った。

赤城氏と井生氏の2台ピアノデュオなんてものもあった!
どうなるか、と思ったが、ケイ赤城氏が井川氏をいいように乗せていった感じで、
男性的な赤城氏の音に女性的な井川氏の音が重なって、それが会場いっぱいに広がって、
なんかすごいところに居合わせてしまった。

プロならほかにもインナーギャラクシーオーケストラの三木敏悟氏とか
アレンジャーの外山和彦氏とかサックスの宮浦清氏とか
OBじゃないけど長年バンドを指導したトランペットの外山昭彦氏とか 縁の深いサックスの吉田治氏とか、
もりだくさんの出演だった。
山野楽器の前の社長、故山野政光氏やジョニー野村氏が会場にいなかったのがさみしい。
ところで、三木敏悟氏ってジェイムズ・ブラウンにちょっと似てない?

コンサートの最後には、なんと現役とOBのビッグバンド2セット合同で
カウントベーシーオーケストラのあの名曲エイプリルインパリ を演奏して、
クリスマスイブにぴったりのあのラストをちゃんと演奏してくれて、大盛り上がりだった。


楽しい楽しいコンサートをありがとう!



     静嘉堂文庫へ行った。 へつづく


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静嘉堂文庫へ行った。

2016-12-30 19:01:04 | 行った話、思ったこと
     ICU モダンミュージックソサエティ第60回定期演奏会・記念イベント よりつづく




コンサートのあと宿をとって、翌日そのまま群馬の山奥へ帰るのももったいなくて、
静嘉堂文庫美術館へ行った。

行ったは行ったが、静嘉堂文庫美術館ってやつは、常設展示がない!!!!
知らずにわざわざ行くなんて、なんと間抜けな話。

とはいえ間違うのもある程度仕方のないことだと思う。
HP の見やすいところにそのような表記が見当たらないんだもの。
いやちゃんとありますよ、常設展示はありません、って.....

なぜ行こうと思ったのかというと、
しばらくまえの 開運!なんでも鑑定団 で天目茶碗が出たのだが、
それについて 荒川強啓デイキャッチ で山田五郎が興味深いことを言っていて、
それなら曜変天目茶碗を見に行こう、ということになったのだ。
二子玉川駅のビルには夫の作った椅子の納められた店があるので、ちょっと見てみたいし。



静嘉堂文庫の門を抜けるとこんな水辺。

水辺の脇を登っていくと、目のまえにはこんな素敵な建物がある。
これが静嘉堂文庫。



で、これが休館中の美術館。


次回の刀は刃物好きの子供を連れて、リベンジしたいよ。


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