ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

山桜が満開です。

2012年04月18日 | 木工
自宅から工房に行く通勤経路にある祠の山桜が満開です。



村ではソメイヨシノはまだ一分咲きです。
山に生えている山桜は先に咲き出しました。
花が咲くと、そこの桜が生えていたことがよくわかります。
やはり日本の桜は山桜ですよね。



長さ2.2m、幅60cm、厚さ6cmほどの板を切って部材を取りました。
節、割れ、入り皮などの欠点を両面から確認し、必要な寸法に切り分けます。



切ったものを並べてみました。
分止まりはまあまあでしょうか。
丸太から製品になるのは30%ではないかと、ある材木屋は言っていました。

鳥の靴べら

2012年04月11日 | 木工
夜、用事があって車で出かけることが何度かあった今週、
鹿を多く見かけた。
猟期が終わって気が緩んでいるのでしょうか、
平気で車道に突っ立ている、何頭も団体で道路わきの空き地にもいる。
道にいるのはあまり逃げないので、轢いてしまいそうで危ない。
それこそ野良猫よりいるかも。

畑をやっている人は大変だと思う。

村ではやっと木の芽が動き出しました。
カタクリが咲いています。
サクラはまだまだ。白梅が満開です。




ちょっと前に作ったものですが、鳥の靴べらです。座には磁石で付きます。
お客様の提案で作ったものです。



こんな顔です。かわいいでしょう。

白い方は体がトチでほっぺは、ウォールナット、
黒い方は体がウォールナットでほっぺはサクラ。
目はコクタンのような木。

座刳り作業

2012年04月01日 | 木工
昨日、今日と椅子の座刳り作業です。



ご覧のような底の丸い鉋を使い、座面をお尻に沿うような形に仕上げてゆきます。
すべて手作業でやっています。
いろいろ型の違った椅子を少ロットで作るので、結局手作業の方が早い。
作業台にちゃんと固定してどんどんやります。
後ろに組みあがった部材が写っています。



接合部の写真です。二枚ほぞです。
ほぞの加工は精度にとても気を使います。
きついと割れる、緩いと壊れる。
用材の硬さでもほぞのきつさも変わります。
例えばクルミなら少しきつめ、サクラならほぼぴったりに。




庭に鹿のものと思われる抜けた毛が落ちていました。

池のカエルの卵はオタマジャクシに孵りました。

おととい山から下ったら、一つ下の町にはアマツバメが来ていました。
私の村ではまだ見ていません。