ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

クリ材の座卓の製作

2018年12月07日 | 木工
木の葉っぱもすっかり落ちました。

霜も降りました。

でも今年の冬は暖かいです。








工房の庭に沢蟹がいました。

冬眠場所を探しているのかに?






座卓を作りました。

お客様にはだいぶ前に工房にいらして、板を選んでいただきました。






長い板なので、晴れの日を待って外で荒仕事を済ませます。








上の二枚の板を合わせて作ります。


よく似た板でしょう。

一本の丸太から取れた板だからです。

曲がったナスを立てに切っていった様子を想像してください。

その様に製材しました。

このように板を貼り合わせると「ブックマッチ」になります。






大まかに切りそろえます。

このあと電気鉋で平らにします。







厚さを決めて板を剥ぎました。これは裏になる方。

「入り皮」という傷が出ましたが、織り込み済みです。






手鉋をかけ、サンダーをかけ、面取りしたりした後に足を付けます。






ひっくり返して表を仕上げます。







塗りました。

木目がはっきり出ます。

このように木目が線対称になるのがブックマッチです。








開いた穴に木を埋めて補修したところです。







横から見たところ。

後ろのごちゃごちゃは見ないで!