ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

ベッドの制作

2015年02月03日 | 木工
東京でも雪が降ったという1月30日、工房の上の山に猿の群れが来ていました。





10頭くらいはいました。桑の木に登って芽を食べているのでしょうか?





上の写真をトリミングしてみました。





薪ストーブの扉のガラスがなぜか割れてしまいました。


時々割れることがあり、その度に取り換えています。
一万円くらいする高い耐熱ガラスなんですが。

とりあえず使えようにと、ガラスを外してトタン板でも嵌めておこうとネジを外そうとしたらネジが切れてしまいました。







まだ冷めないうちにネジを回したからでしょうか。

もう20年も使っているので、そろそろ寿命でしょうか。





実はストーブの中についている鉄板もグニャグニャになり、割れてもいます。

この板は2年前に替えたばかりなのに!


という話をお客様と話していたら、
「使い始めはとろとろと火を入れないと割れるそうだよ」
なんてことをお聞きしました。




仕方がないので漆を塗る部屋用に買ってあったストーブと交換しました。






確か2万円くらいの中国製の最安もの。


かたやポンコツはノルウェー製のヨツールなんですが。





買い替えるか、修理ができるのか、これから検討します。








さて、ベッドを作っています。


ベッドは何しろ大きいので、組み立て式になります。

今回はほぞをボルトで締めるタイプのノックダウンにしました。

そのために、2m超の部材の木口に穴を開ける必要があります。





長いものの先には機械で穴を開けることはできません。

厚い材に正確な穴を開けて、その材をあてがってドリルを使いなるべく正確な穴を開けます。







2メートルの部材を立て、その上から穴を開けます。
天井に当らなくてよかった!
当たったら外で作業をする羽目になるとこでした。

写真は三脚立てて12秒のセルフでの撮影。
あわてて作業台に飛び乗ってます。






部材の加工が終わって記念撮影。







梯子の付く穴を開けています。

正確に図面を描き、正確に印をすれば正しい穴があけられるはずなのですが、
なぜか位置が合わなかったりすることがあり、すべてが水泡に帰することがあるので、
このような穴あけは現物を合わせて開けることにしています。







ひっくり返した向きで組み立ててみます。

一人での作業なので倒したりしないように気を使います。








足の外からほぞ穴を通りボルトとナットで締める仕組みです。







ひっくり返して梯子を付けてみます。

下の枠がない二段ベッドです。







お客様のご要望で、梯子の板は葉っぱの形に。







頭の上に時計やら本を置く小さな棚が付きます。

すのこを作るのが意外と手間でした。




これをまたばらしてオイルを塗れば完成です。