ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

クリのテーブルセットの制作 その2

2014年07月02日 | 木工
今年も蛍が飛び始めました。


私が仕事から帰るころ、
蛍のいる河原は林間学校のキャンプファイヤーが宴たけなわになっていることが多く、
小学5年生くらいの子供たちがワイワイと騒いでいたり、花火が上がっていたりします。
(今の子供も「オクラホマミキサー」踊るんだ)
その手前のせせらぎで蛍はひっそりと飛んでいます。

でも、今夜の子供たちは蛍に気が付きました。
「蛍が飛んでるよー」と叫んでいる男の子の声が聞こえました。



ヒグラシも鳴きはじめました。

ニイニイゼミも鳴きはじめました。

だんだん夏になってきました。


私の住んでいるあたりでは、夏の初めにヒグラシ(カナカナ)が鳴き、
夏の終わりの子供たちが宿題に追われるころツクツクホウシが鳴きます。







椅子の組み立てが始まりました。





座枠の縦方向の組み立て。





クランプをはずして角木を内側の角に付けます。










今回の椅子の最も特徴的な部品はこれです。
この細い「への字」が6本縦に並んで立ち、背もたれになります。






これは笠木。






このように座面と笠木に穴をあけてこの「への字」背もたれが付きます。







座面にも座繰りを加工します。







背もたれを組み立てます。





まず、座面を付けます。
ふつう座面を座枠に付けるのは最後の方なのですが、
この椅子は背もたれが座面から生えてくるようなデザインなので、座面を先に付ける必要があります。
工程を考えるのもデザインの内ですね。






「への字」背もたれを座面に付けます。





笠木を付けてクランプで固定します。


模型や試作をせず、図面だけで作りましたのでとても緊張しましたがうまくいってホッとしました。









まだ塗ってないので白っぽいですが、記念撮影。



すわり心地も姿も思ったように出来て満足です。

ご注文は6脚でしたが、8脚作っています。