ねこやま

徒然備忘録

二分間の冒険 / 岡田淳:著 大田大八:画

2013-01-21 13:49:22 | あ行作家
抜粋

「ダレカ」と名乗る黒猫が登場して、六年生の悟を森の中に誘い込みます。
そこには、毎日の生活の中で知っている同級生がいるのに、
同級生のほうは悟を知りません。
その中の一人のかおりと、悟は、竜の館へいくことになります。
竜は、知恵と力の戦いを挑み、それに敗れればもう元の自分に戻れません。
長い旅を続け、不思議な老人に剣をもらい、自分こそ、
<選ばれた者>と思い、館に着いてみると待ち構えていたものは・・・・。





















児童書。

これは面白い!
なんか、悟の淡い恋心とか、そーゆーもんが表現されてていい。

そして。
悟は元の世界(現実)に戻るためには
<この世界で一番たしかなもの>
を探し出して、両手にだいて、つかまえた!
と叫ばなければならない。

黒猫の「ダレカ」はゲームをしようと悟にもちかけたのだ。
内容はかくれんぼ。
猫の「ダレカ」を抱いて「つかまえた!」と叫べばゲームオーバー。
元の世界に戻してやる、という。

でも「ダレカ」はこっちの世界だと猫の姿をしていなくて
何かの姿をしていてこの世界で一番たしかなものの姿をしている

その三つのヒントで「この世界でいちばんたしかなもの」
を探し出して抱きしめて「つかまえた!」
と叫ばなくては悟は元の世界に帰ることができない。





たしかなものってなんなんだ?
そう考える悟。



「たしかなもの」

それがわかったとき、悟はひとまわり大きくなったような気がした。
人間的に成長したようだった。


うん。
わたしもこんな冒険がしたいな~。

「ダレカ」が声をかけてくれないかな、と思っている。


2005.10.21


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