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日照りに見舞われ、
干上がったダム底から緑山中学校の旧校舎が不気味な姿を現わした夏。
廃校で肝試しの怪談「百物語」を行った悪童たちは、
とんでもない怪物たちを喚び出してしまう!
あまつさえ殺人までも!
荒れ狂う暴風雨の闇を動き回るスパルタ教師、
連続婦女暴行魔、過激派の女闘士。
息継ぐ間もなく襲いかかる悪夢、また悪夢。
日本推理作家協会賞受賞作『沈黙の教室』につづく、
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五年生の夏休み、洸は物心がついてから一度も会っていない
祖父・白木義明の住む茶木村で過ごすことになった。
アサギマダラという蝶が群れとび、鍾乳洞があり、
豊かな自然が残る村には、山を守る“テツ”がいるという。
「茶木牧場&白木万能学研究所」なる看板をかかげた祖父は、
あらゆることの先生として、村民から尊敬されていた。
だが、なにか皆に秘密にしていることがありそうだ。
村にか . . . 本文を読む
推理作家にどうしてもなりたい12歳の少年・秀介は、
憧れの作家二宮ミサトを母にもつ同級生の優希(刑事になりたくてしょうがない)と、
虹果て村にあるミサトの別荘で夏休みを過ごすことになった。
虹にまつわる七つの言い伝えがあるのどかな村では、最近、
高速道路建設をめぐって賛成派と反対派の対立が激しくなっていた。
そんな中、密室殺人事件が起こり、
二人は事件解明におとなも驚く知恵をしぼる。 . . . 本文を読む
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碧い海が美しい敦賀の街。
ひっそり暮らす男のもとに神様がやって来た―――。
「ファンタジーか」
「いかにも、俺様はファンタジーだ」
「何しに来た」
「居候に来た、別に悪さはしない」
心やさしい男と女と神様。
話題の新鋭、初の長編。
たしかこれ、芥川賞をとったんだっけ?
とれなかったんだっけ?
まぁまぁだった。
美しい物語?
うーん・・ . . . 本文を読む
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時は昭和九年。
関東大震災から復興を遂げ華やかなモダン東京を謳歌したのも束の間、
戦争の影が徐々に忍び寄っていた。
ついに寅弥が我が子のようにいとおしんできた勲にも召集令状が届く。
国の無体に抗おうと松蔵らが挑んだ企みとは?
激動の時代へと呑みこまれていく有名無名の人々に
安吉一家が手をさしのべる五編。
人の痛みを、声なき声を、天下の侠盗たちが粋な手並みですくいとる。
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昭和51年、カメラ、
OA機器メーカー・リカードの開発事業部長・生駒洋一郎が、
43年に起きた息子慎吾の誘拐事件の手記を残して病死した。
昭和63年、リカードの武藤社長の孫・葛原兼介が誘拐された。
しかも、パソコン通信を使って。
犯人からの要求は、10億円のダイヤの原石。
そして、運搬役に指定されたのは、
リカードに入社していた生駒慎吾だったのだ。
吉川英治文学新人賞受 . . . 本文を読む
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「四人ゲーム」
まっくらな部屋の四隅に四人の人間が立ち、
肩を順番に叩きながら部屋をぐるぐる回るゲームだ。
どうぜん四人では成立しないはずのゲームを始めたところ、
忽然と五人目が出現した!
でもみんな最初からいたとしか思えない顔ぶればかり。
―行者に祟られ座敷童子に守られているという古い豪奢な屋敷に、
後継者選びのため親族一同が呼び集められたのだが、
跡継ぎの資格をもつ者 . . . 本文を読む
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「武勇伝なんぞするやつァ、戦をしたうちにへえるものか」
二百三高地の激戦を生きのびた男はそうつぶやいた…。
シベリア出兵で戦死した兵士の遺族を助ける説教寅の男気を描く
表題作「初湯千両」など、華やかな大正ロマンの陰で、
時代の大きなうねりに翻弄される庶民に味方する、
粋でいなせな怪盗たちの物語六編。
誇りと信義に命を賭けた目細の安吉一家の大活躍。
堂々の傑作シリーズ第三弾。 . . . 本文を読む
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かつて天切り松と呼ばれた怪盗が、
留置場で若い衆を集めて聞かせる読み切り話。
大正時代のモダン東京を舞台に、仕立屋銀次一門の目細の安吉、
おこん姐御、百面相の常といった仁義も色気もある個性豊かな悪党たちが、
山県有朋を始めとする大物を相手に、
毎回あっと驚く派手な仕事をやってのける。
ある日、安吉一家に現れた時代がかった老侠客。
幕末から生き延びた清水一家の小政だというの . . . 本文を読む
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「女らしいってどういうこと?」
ある日突然、男勝りのミカがユウスケに聞いてきた。
青いインコによれば、ミカはどうやら振られてしまったらしい。
恋をして変化するミカに戸惑うユウスケ。
そんなユウスケにも告白してくる女の子が現われて…。
中学生になった双子の日常を爽やかに描く「ミカ!」第二弾。
前回のあの「おっぱいな . . . 本文を読む
ダール、スレッサーに匹敵する短篇小説の名手が、
卓抜の切れ味を発揮した直木賞受賞の傑作集。
第32回日本推理作家協会賞受賞の「来訪者」も収録する。
●ナポレオン狂
我こそはナポレオン蒐集家と豪語する男と
我こそはナポレオンの生まれ変わりだという男が
出会った、その時・・・・
長篇だと思って読んでいたので、拍子抜け。
あとあと他の短編を読んでみて . . . 本文を読む
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夜更け、雑居房に、天切り松と呼ばれた夜盗が入れられた。
松は、六尺四方から先には聞こえないという
独特の話し方"闇がたり"で、自らの半生を語り出す。
伝説の大泥棒が追憶する愛と涙の裏稼業!
今世紀最高のピカレスク文学。
ピカレスク文学ってなんぞや。
ピカレスク
悪漢小説、悪者小説などと訳される。
スペイン語のピカ . . . 本文を読む
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脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が
山奥の診療所で遭遇する不思議な出来事を、
最高の筆致で描く癒しと再生のファンタジー。
帯の煽りで“感涙”などという言葉が書いてあると、
ひねくれたわたしなどは、
ケッ ホントかよ。
などと思ってしまうわけだが。
それでもミーハーな自分は手を伸ばすわけで。
とり . . . 本文を読む
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その少年は扉を開けた―『未来』という名の扉を…。
ホームレスの男と拾われた少年―。
運命の絆で結ばれたふたりのまわりで不可思議な現象が起こり始める…。
ホラー映像の旗手が描く新境地!会心の書き下ろし1400枚大巨編作品!!
世紀末スピリチュアル・ファンタジー、ここに誕生。
読了してからもう2週間以上が経った。
珍しく筆が遅れた。
読んだ直後 . . . 本文を読む
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沖縄の自然に抱かれ育った美少女綾乃が聞いた神様の御告げとは。
豊かな伝承と少女の感性が見事にマッチした現代人必読の一冊!
「ワジワジーッ(不愉快だわ)」
ガジュマルの樹の下で19歳の綾乃は呟く。
神様のお告げで、ユタ(巫女)になれと命ぜられたのだ。
困った彼女は86歳の大親友オージャーガンマーに相談するが…。
あふれる方言、三線の音、沖縄の豊かな伝承を舞台に、
儚い物語 . . . 本文を読む