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「3年ぶりに会ったパパ」の重大な秘密は?
母とふたり暮らしの小学5年生・相原優希(あいはらゆうき)は、
居眠りばかりしてしまうので、子供の頃から「眠り姫」と呼ばれていた。
居眠り癖もあり学校になじめない優希を心配した母は
お姉さん代わりの家庭教師をつけていたが、
大好きだった美沙先生はアメリカへ留学することに。
その代わりの新しい家庭教師・荻野歩実に、
優希は大切な秘密を . . . 本文を読む
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プロ野球投手として活躍していた倉沢修介は、
試合中の死球事故が原因で現役を引退した。
その後、雑用専門の便利屋を始めた倉沢だが、
その業務の一環として「付き添い屋」の仕事を立ち上げることになる。
そんな倉沢のもとに、ひとりの人妻が訪れる。
それは「今週の水曜、私の息子がサッカーの観戦をするので、
それに付き添ってほしい」という依頼だった。
不可思議な内容に首を傾げながらも、 . . . 本文を読む
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黄昏の美しい王国にペリー来航。
近代化の波に立ち向かう宦官兼側室の真鶴。
しかし破天荒な一人二役劇は突然幕を閉じる―。
時代の変わり目を嵐(テンペスト)となって生き抜いた王宮人の苛烈な愛と涙の物語。
いや~、下巻もジェットコースターだった。
流刑になっても、お国の為尽くそうとする寧温はさらに突き落とされる。
そして、なぜ . . . 本文を読む
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美と教養と見栄と意地が溢れる珊瑚礁の五百年王国は悩んでいた。
少女まづるは憧れの王府を救おうと宦官と偽り行政官になって大活躍。
しかし待ち受けていたのは島流しの刑だった――。
見せ場満載、桁外れの面白さ!
これまたミーハー心が動いて。
現在NHKにてドラマ化。
それ以前にもテレビCMか、、、電車の中だったかでみた
“ジェットコ . . . 本文を読む
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私は彼女の事を何も知らなかったのか…?
大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。
お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、
麗子はやがて失踪、跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。
彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。
茫然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが…。
随分前に予約 . . . 本文を読む
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ぼくの叔父が集団自殺をした。
閉め切ったワゴン車で練炭を使ったのだという。
ところが叔母は
「自殺に見せかけて誰かが殺したんだ」といってきかない。
こうしてぼくは叔母に命じられ叔父の死の
「真相」を探ることになったのだ。
ぼくは遺族として他の自殺者の家族と会ううち、この集団自殺を
以前から追いかけていたジャーナリストがいたことを知り、
そして、ぼくはなにものかに監視されて . . . 本文を読む
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「うちの天井裏には天井男が棲みついているんじゃ」
―それは孤独な老婆の妄想なのか?
そして二階には密室の中に死体がひとつ…。
超絶技巧が冴え渡る渾身の書き下ろし。
金持ちの偏屈な老婆の住む家屋には天井裏に男が住んでいる。
玄関別の完璧な二世帯住宅の二階に間借り人を入れ、
三人の奇妙な生活が始まった。
主にこの三人で叙情 . . . 本文を読む
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沖で待つ / 勤労感謝の日
「おまえさ、秘密ある?」
住宅設備機器メーカーに入社して福岡支社に配属された
同期の太っちゃんと女性総合職の私。
深い信頼と友情が育っていく。
そして太っちゃんの死。
太っちゃんとの約束を果たすべく彼の部屋にしのびこむ。
選考委員会で高い評価を得た第134回芥川賞受賞作。(沖で待つ)
仕 . . . 本文を読む
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―月読。
それは特殊能力者。
人が死ぬ最期の瞬間に心にかけていたことが
虹や岩といったオブジェ、あるいは香りや温度といった
五感に訴える形のものに託されて残る。
残ったもの。
それを月導(ツキシルベ)といい、月導を解読するものが、月読である。
生まれながらに死者の残留思念を読む力を備えていた朔夜一心は、
親元を離れ、一子相伝で力を磨き、
能力者として孤高の道を歩んで . . . 本文を読む
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永遠の愛をつかみたいと男は願った――
東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。
犯人の名前は、蒲生稔!
くり返される凌辱の果ての惨殺。
冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、
とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。
ううーん。
騙された! . . . 本文を読む
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「百物語の夜」から20年後。
ふたたび干ばつで湖底から現われた廃校に、
かつての事件関係者たちが思い出を語り合うために集った。
が、彼らを待ち受けていたのは、信じがたい悪夢の再現だった!
クラスメートを一人また一人と屠っていく“復讐者”とはだれか、その動機は?
“折原ワールド”の全ガジェットが総動員され、深まる謎。
前作『沈黙の教室』を上まわる複雑極まりない
叙述トリックが生み . . . 本文を読む
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24歳の大東広告の社員・村久の恋人・恵津子が消えた。
謎の男に彼は呼び出されるが男は目の前で殺されてしまう。
しかも彼は大取引先の社員だった。
のこされた言葉「アスカノミコ」を追う村久は、
いつしか巨大な陰謀に巻き込まれていく。
古代と現代を結び壮大なスケールで描く、ロマンミステリーの傑作!
テンポがよくあっけないラスト。
という印象。
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「死」と題する萩原朔太郎の詩の内容そのままの死体が
東京都下の桑畑で発見された。
元刑事の須貝は、この事件と30年前に群馬県の
朔太郎研究会で起きた殺人との奇妙な符号に気付く。
警視庁の岡部和雄警部も過去に着目し捜査を開始。
やがて、神奈川のゴルフ場で朔太郎の「天上縊死」
に見立てた首吊り殺人が発生し…。
冤罪に操られた連続殺人事件の真相に名探偵・岡部警部が迫る。
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美しい薔薇園に包まれた邸に相沢花梨は嫁いだ。
二番目の妻良江が謎の墜死をとげた直後。
邸には主の苑田俊春のほか、足の悪い妹、家政婦、お手伝い、園丁が住む。
最初の妻雪子への思慕が邸内に満ちる状況下で、
早々と三番目の妻花梨に向けられる何者かの憎悪!
あなたは雪子になれない、良江の二の舞、と告げる脅迫状が次々届けられる。
華麗にして残酷なロマンティック・ミステリ。
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とある古書店で、たまたま手に取った1冊の推理小説。
読みすすめるうち、謎の建築家・中村青司の名前が目に飛び込む。
その瞬間、三知也の心に呼び起こされる遠い日の思い出……。
三知也が小学校6年生のとき、
近所に「びっくり館」と呼ばれる屋敷があった。
いろいろなあやしいうわさがささやかれるその屋敷には、
白髪の老主人と内気な少年トシオ、
それからちょっと風変わりな人形リリカがい . . . 本文を読む