認知症一期一会 http://blog.goo.ne.jp/mizukiosamu/

毎朝8時30分
ケイタイのアラームが鳴ると、私はアリセプト5mgを飲み食卓を離れます。


私は私になっていく

2007年02月18日 | 水木理のお勧め本
私は私になっていく―痴呆とダンスをクリエイツかもがわこのアイテムの詳細を見る クリスティーンさんの2冊目の本 「私は私になっていく」 を読みながら、 私なりの思いを書いていこうと思います。 1冊目の本 「私は誰になっていくの?」 とも比較しながら書きたいと思います。 この2冊の本は 私にとっては「バイブル」です。 自分が迷いの中で………… うなされる………ような時に、 クルスティーンさんの . . . 本文を読む

私は誰になっていくの?

2007年02月18日 | 水木理のお勧め本
私は誰になっていくの?―アルツハイマー病者からみた世界クリエイツかもがわこのアイテムの詳細を見る   2006年5月9日のブログで紹介しました「痴呆を生きるということ」小澤勲先生の本の中にオーストラリアのクリスティーンさんの本の記事があります。《私の手元に クリスティーン・ボーデンさんの 『私は誰になって行くの?』 という本がある。(2003年10月刊)。 世界でも数 . . . 本文を読む

痴呆を生きるといこと

2007年02月18日 | 水木理のお勧め本
痴呆を生きるということ岩波書店このアイテムの詳細を見る   「認知症を生きるということ」認知症と診断された私が最初に手にした本です。とても分かりやすく、脳の負担も少ないです。新書版ですので体に負担がかかりません。ということで、「それは一冊の本から始まった!」と2006年1月2日のブログに書いた本を紹介します。認知症のことを書いた本は「手に入りにくい・・・・」といわれる . . . 本文を読む

認知症とは何か

2007年02月18日 | 水木理のお勧め本
認知症とは何か岩波書店このアイテムの詳細を見る小澤勲先生の本です。2004年12月、「痴呆」いう用語が「認知症」と変更されてから書かれた本です。先にご紹介しました「痴呆を生きるということ」の続編です。先生の思いは、この本の「おわりに」の文章の最後の一文に凝縮されています。引用させていただきましょう。《私たちは、まだまだ小さな点にすぎないだろうが、豊かな「虚構の世界」をあちこちにつく . . . 本文を読む

考えすぎの絵

2007年02月17日 | 5mgの日記
昨日、定期検診に行ってきました。ちょっと早めにクリニックに着きましたので、道路向かいの空を見ていました。頭を真直ぐに上げると、そこに空があり、雲があり、そして・・・目線を下げてくると・・・ブドウ棚がありました。20年前は・・・畑・・・畑・・・だっと所だそうです。それは・・・さておいて前回・・・心理テストを受けていますので、今日は・・・特にない・・・と思っていました。先生が・・・「変ったことはあ . . . 本文を読む

安堵する人もいる

2007年02月16日 | クリスティーンさんの本から
《痴呆症のシナリオ、つまり診断のショックと経過予測の恐怖が、 私たちの人生の分岐点になる。 診断を言わされた時のことは、 私たちの記録に深く刻み込まれていく。 その時の天気、人が着ていた服、言われた内容など、 ゆがんだ記憶の中から霧が晴れるように浮かび上がり、 ひとつのはっきりした光景を作り上げる。 中には診断を受けて、ほっと安堵する人もいる。》とクリスティーンさんは書いておられます。『私は私 . . . 本文を読む

桜の花の下で

2007年02月15日 | 5mgの日記
私のブログ、「認知症一期一会」も、最初も診断から数えると・・・2年になろうとしています。その時・・・私が書いたことを整理してみました。「桜の花の下でお茶をいただきながら」というのが最初の文章の題名でした。その文章を読まれた方が・・・桜の下で・・・友人たちと、認知症云々・・・と語り合ったとのこと。桜が好きな方たちの集まりだそうです。そんな・・・コメントに・・・私は・・・ほっとしています。さくらの . . . 本文を読む

希望を捨てていいという段階はない

2007年02月14日 | クリスティーンさんの本から
《痴呆の旅が進んでいくと、私は自分の精神性を支えるために ますます他者に頼るようになるので、 あなたには私の魂に直接かかわってほしいと思う。 この旅では、ここまで来られたあなたが私につながろうとする 希望をもう捨ててもいい、というような段階は存在しない。 私たちは、頭と心とではなく、魂によって ずっとつながっているのであり、歌と祈りと儀式を通して私に接し、 私のそばにあなたという精神的な存在が . . . 本文を読む

領収書の集計

2007年02月13日 | 5mgの日記
治療費控除を受けるために、領収書を整理しました。「この病」では、診擦日ごとに、先生のコメントを書き込むように、エクセルを使っています。その他の医療費は、領収書を日付順に綴じています。かかりつけ医の領収書は、一部手書きのものがあります。そうした領収書を日付順に並べ、電卓で足算していきます。1年分を足算すると、答えが違うのです。A医院の足算の答えを・・・確認するたびにちがうのです。B医院では・・・ . . . 本文を読む

自己の喪失

2007年02月12日 | クリスティーンさんの本から
《痴呆症は往々にして「自己の喪失」と関連づけられてきたが、 そこには、痴呆の旅をしている人はある段階まで来ると 人間らしさを失ってしまう、という意味合いがある。 これは明らかにおかしなことだ。 どの段階で私の自分らしさや 信仰における霊性が否定されうるというのだろうか? どの段階で、私ははっきりと私は私でなくなるのだろう?》とクリスティーンさんは書いておられます。『私は私になっていく』(クリエ . . . 本文を読む

二勝五敗

2007年02月11日 | 5mgの日記
猩紅熱で休んだ孫は土曜日からは来ません。なんだか・・・気が抜けたような感じで、朝から・・・コックリコックリです。その孫が・・・ゲーム機を片付けた後で、五目並べをしようといった時のこと。不安がよぎりました。全敗したことがあるからです。黒と白の並びが・・・間違って見えることがあるのです。でも・・・先月の診察では・・・よくなっています・・・と、言われていますので、ことによったら・・・私は勝てるかも・ . . . 本文を読む

迷妄から抜け出る

2007年02月10日 | クリスティーンさんの本から
《私たちは励ましがあれば、 自分自身のことを書きたいかもしれない。 私にとって最初の本を書いたことは、 自分を振り返る重要な旅だった。 島根県出雲市のディケア施設を訪問した時、 そこにいた人びとが、 痴呆とともにいきることについて心の内に抱いている 感情と希望をすばらしい手記にしており、 それをいくつか読んでくれた。 彼らの表情から、手助けしてもらいながら そのような個人的な手記を書いたことに . . . 本文を読む

立ちくらみ

2007年02月09日 | 5mgの日記
孫が猩紅熱にかかった話は先に書きました。その孫は元気になってきましたが・・・学校に行くことは止められています。ということで、連日、我が家に来てゲーム機で・・・夢中になっています。その孫が・・・夕方帰りますと笙子さんと顔を見合わせて・・・「ホッ」笙子さんも疲れていますが、私も疲れています。私の疲れは・・・ゲーム機から出る音が耳に響いて・・・耳をふさぎたくなるほどの音量が原因。1時間やったら・・・ . . . 本文を読む

私たちもがんばって

2007年02月08日 | クリスティーンさんの本から
《ケアパートナーの方たち・・・家族、友人、専門職員、政府は、 本人のの要求を理解し、本人がその時点で持っている すべての能力を考慮し、友人の要求にもとづいた 介護のレベルを調整するように、積極的に努力しなければならない。 そのような要求と能力を表現しようとしている私たちに、 耳を傾けてほしい。》とクリスティーンさんは書いておられます。『私は私になっていく』(クリエイツかもがわ)P203私たちは . . . 本文を読む

猩紅熱であわてる

2007年02月07日 | 5mgの日記
朝早く電話が鳴ったので、私があわてて電話を取った。続けて笙子さんも来ました。電話の主は長男の妻。孫の一人が・・・熱を出しているので医者にいきます。そのあと・・・一日看てください・・・ということ。仕事をしていますので、手のあいている者は私たち二人。いつものことだから・・・OKと返事をしました。そして、11時近くに連れてきました。病名は「猩紅熱」とのこと。でも・・・顔を見れば・・・元気がいいし、ゲ . . . 本文を読む