《つまずいたり、ぐらついたり、こぼしたりするのは
日常生活では当たり前だ。
慣れない場所では足元を見ないと歩けないし、
階段の上がり下がりにも一段ずつ注意しないといけない。
私の目から映像とシグナルが
脳に送られて解釈されるでは、とても時間がかかる。
さらに、
目で見たものに反応して脳から体へ
指示がおくられのにも同じように時間がかかる。》
とクリスティーンさんは書いておられます。
『私は私になっていく』(クリエイツかもがわ)P132
「もの忘れネットカフェ2号店」
http://blog.goo.ne.jp/ninjinsha
の記事に
あやちゃん様が階段を踏み外した・・という
記事があります。一部引用します。
《今回はその難点を無事にクリア出来たと、
思っていたら、なんと
あやちゃんが階段を踏み外してしまいました。
会場は、トイレ以外の場所は全面絨毯が敷いてあります。
階段もです。
上るときは何ともなく上ったのですが、
会場の椅子までは4,5段の下りでした。
指定の席にいこうとして、
あやちゃんに、あそこよ、と
言ったとたんにドンと踏み外してしまったのでした。》
あやちゃん様は
注意してホールに入っていかれたのですが・・・
あそこよ・・・と席を示されたことで・・・
注意が席に行ってしまわられたのです。
足元に注意することが飛んでしまったのです。
クリスティーンさんが
このページで書かれていることは事実なのです。
バリアフリー・・・という
言葉だけでは解決しない事実なのです。
席に着くまでは・・・
話しかけてくださらないようにお願いしたいです。
こうしうなんでもないことで・・・私たちは困るのです。
普通・・・でありたい・・・と
思いながら、普通ではないのです。
そういうことになれるしかないでしょうね。
あやちゃん様の人柄がよく伝わってきます。
私は夏の間は散歩はやめています。
脱水症状になりたくないからです。
散歩は歩いてこその散歩ですから・・・・人に出会わない道を選びます。
ひたすら・・・もくもく・・・と歩きます。
これが私流の散歩です。
いまのところ・・・
道を迷ったことはありませんからいいですが・・・・
迷うようになったら・・・工夫しないといけないなあ・・・と思っています。
皆さんの善意でコンサート・・・すばらしいです。
私は野暮天・・・で、音楽会には行ったことがありません。
でも・・・雰囲気は想像できます。
一段間違えることもわかります。
芝居を見にいくことがあるからです。
階段を踏み外す・・・こともあります。
最近では映画「明日の記憶」を見たときです。
私は一人で行きましたから・・・館内が明るいうちに席に座り・・・
終わるまで動きませんでした。
そしてほとんどの方が出られてから・・・席を立ちました。
足元が見えるようで見えないからです。
そんな自分なりの工夫をしています。
これが・・・何人かで行ったときには・・・
そっちだよ・・・とか、
手すりを持って・・・と
声を掛けられますので、
言われた意味を理解する時間が必要で・・・戸惑います。
まったく厄介な病です。
でも・・・だからと言って・・・
皆さんと出かける機会があれば・・・・
先に手を上げることをお勧めします。
自分は・・・出来るんだと自信をつけてください。
手を上げなければ・・・自信は生まれないと思います。
私はそう思うようにしています。
ビバルディーとはおしゃれでですね。
お互いにお互いのことを思いやる心遣いがこのにんじんくらぶを支える基盤ですね。
やはり「ちょっとした油断」が原因で事故につながることはあると思います。
母が家に帰ってきたとき、犬の散歩についてこないというので、母を置いて散歩にでかけたのです。
さっと済ませて帰ると大丈夫なのですが、その日は介護友達にであって立ち話をしたのです。
友達と別れて犬を散歩させていて、ふと気配を感じたので、見ると、母が歩いているではありませんか。
違う方向に散歩に行っていたらどうなっていたんだろうとぞっとしました。
これが、私の1番の危機だったでしょうか。
何か自分にミスがあったのではないか、とお考えになったようです。
わたしの方こそ、申し訳ない気持ちです。
(コンサートはとても楽しかったのですから。ビバルデイが好きなことを知って苦労をしてチケットを取ってくださった事も聴いていました。)
私の状態は、まさにクリステイーンさんと水木さんがお書きになってくださったそのままです、階段を一段下りると言う何でもないことがスムーズに行かない。
前もって、その事を覚えておいて次の時に注意して降りることが出来れば良いのですが、その時に思い出せるかどうか分からないのです。
だから、サポーターの方が悪かった訳ではないのです。むしろ、私の方が、肘に掴まらせて頂けるようにお願いすることに馴れて行くことなのです。
だって、私が当事者なのですから。